Microsoft Teams :会議の背景画像にオリジナル画像を追加できるようになった!

Microsoft Teams の会議で待望の背景画像を指定できる機能が展開されはじめたのが4月中旬あたり。

Microsoft Teams :会議の背景画像を指定できる機能がキタ~~!(ただし現時点では自分の好きな画像は指定できません)

で、この時にも書いたけど、この時点では自分の好きな画像は指定できなかったんですよね。表向きは。ただ、同時に裏技が出回っていて実際この時点でもオリジナル画像を背景画像に指定する事はできていましたが、あくまでも裏技だったので僕は説明はしませんでした。

それがさっき会議をした時にシレっとオリジナル画像を追加できるUIがあったんですよ。

実際に試してみます。

▼会議に参加してる状態でバーの「…」から「背景効果を表示する」

▼右パネルの上部に「+新規追加」が!

クリックすると

▼画像ファイルを選択するボックスが

あらかじめ用意した画像を指定します。

▼すると背景画像一覧の最下部に追加されました!

▼早速設定してみる

という感じです。非常にカンタンですね。

で、背景画像はどこにデータとして追加されたかというと、今までの裏技が出回っていた時と同じフォルダーです。

▼あえて明確にパスは書きませんが、ここに保存されていました

まぁつまりクラウド上のどこかにアップロードされたわけじゃなくて、あくまでも自分のPCの中の特定のフォルダーに保存されただけです。それがどういう事かと言うと、そのPCでしか使えないというわけです。複数台のPCで Microsoft Teams デスクトップアプリを利用し、会議の背景画像に自分のお気に入りの背景画像を利用したい場合は、利用するPC全てに追加しておく必要があります。そういう意味では、 OneDrive for Business 上にお気に入り背景画像フォルダーを作って画像をストックしておくと良いかもしれないですね。使いたいけどPCに追加していなかった場合は、 OneDrive のそのフォルダーから追加すれば良いので。
そうそう、逆を言うと、1台のPCで複数テナントで複数アカウントを切り替えて利用している場合は、逆にどのアカウントのどのテナントでも同じ背景画像が利用できるという事ですね。

また、背景画像のファイル形式は

▼この種類のみのようです

見慣れないファイル形式もあるけど、まぁ一般的には JPGかPNGというところでしょうか。試しにGIFファイルを用意してみたけど、追加のボックスに表示されませんでした。

また、ちゃんと調べてないからわからないけど大きさは既定で用意されている画像のサイズが 1920px × 1080px だったので、それに倣うのが無難でしょうね。ただ、それより小さなサイズの画像でも表示されました。

▼既定で用意されている背景画像

で、オリジナル画像が追加できるとなると、うれしくて好みの背景画像をどんどん追加していきたくなると思いますが、上述の通り追加した順に最下部に追加されていきます。そして画像の表示順を変更する事はできなさそうなので、整理する術は今のところない感じです。また、UI上から画像を追加できても削除できるUIはなさそうです。現時点で削除したい場合は、格納されているフォルダーにエクスプローラーでアクセスし、ファイルを直接削除ですね。その方法で試してみたら Microsoft Teams デスクトップアプリの背景画像の一覧からは表示が外れました。


さて、こうなるとありがちなのが「そんな機能禁止にしなきゃ!」という事。そしてその設定方法が気になるところです。ただ、僕は興味ないので調べないし試しません。検索すると現時点では PowerShell で設定できるようなので別途調べてください。

このように会社側がオモシロ機能を利用禁止にする事はよくある事ですが、せっかく世の中で話題になって他のビデオ会議ツールでできていた機能がやっと Microsoft Teams でもできるようになった中で、自分の環境では利用禁止だとわかると、ユーザーとしては非常にガッカリかと思います。結果的にその積み重ねが利活用促進の妨げになる可能性もあります。他の自由に利用できるツールに走ってシャドーITが蔓延るかもしれません。また、この背景画像で会議前のアイスブレイクになったりもします。背景画像に名前や役職やメールアドレスや LinkedIn などのSNSのアカウントを埋め込んで、名刺代わりに使っているという例もあります(実際に僕も顧客との会議では使った事があります)。なんでも機能を禁止にする前に、組織にとって従業員にとってどうしたら良いのかを熟考する必要があるかと思います。
逆にユーザー側は便利でオモシロ機能がせっかく利用できる環境にいるとしたら、利用禁止になる風潮にならないように、トラブルを起こさないような最低限のマナーや良識で楽しまないといけませんね。画像のチョイス次第ではハラスメントにもなりかねません。

ご利用は計画的に。