去年参加して非常に楽しかった Microsoft MVP の年に1度のお祭り、MVP Global Summit が今年はバーチャルイベントになってしまいました。悲しいです…。ただ、今回の記事ネタはバーチャルイベントになった事がキッカケで得た知見です。海外の Microsoft MVP の人に教えてもらいました!感謝!
▼例えばこのような英語のメッセージがあったとします
▼そのメッセージの右上の「…」から「翻訳」をクリックします
▼するとこのように自分の言語に翻訳されます
翻訳機能の詳細については以下の記事をチェックしてみてください。(約1年半前の記事ですが)
3つ目の記事にも書いているけど、初期設定では翻訳機能はテナントでオフにされています(最近新しく作ったテナントがどうなってるかはわかりませんが…)。オンにしたい場合は、 Microsoft Teams 管理センターでオンにしてください。またはテナントの管理者じゃない場合は、テナント管理者にお願いをするかあきらめましょう。
で、今回はというと、あるテナントにゲスト招待されたのですが、英語でやりとりされているテナントなんですね。なので「こういう時のための翻訳機能じゃん!」と思ってメニューを開いたら「翻訳」がないんですよ…。仕方なしにダメ元で英語で管理人さんに「翻訳機能を有効にしてください!」とお願いしたところ…事実が発覚したんです。
「翻訳機能はゲストは使えない仕様なんだよ」
オーマイガッ!! orz
では実際に試してみます。冒頭で紹介したスクショのテナントに別テナントのユーザーをゲスト招待しました。
そしてゲストユーザーの方で同じメッセージから「…」を開きます。
▼あぁぁぁ…「翻訳」がやはりない!!
知りませんでした。なんで??わかりません。ガッカリしたところに、教えてくれた海外の Microsoft MVP の人からアドバイスもらいました。「イマーシブ リーダー」から翻訳できるよ!」と。え?マジで??というのも…
「イマーシブ リーダー」って何?という人は以下の記事を参照してください。
この記事を書いた頃(1年前)には OneNote のイマーシブ リーダーには翻訳機能があったけど、 Microsoft Teams のイマーシブ リーダーには翻訳機能はなかったんですよね。いつの間に実装されたようです。
試してみます。
▼英語メッセージの右上「…」から「翻訳」はないけど「イマーシブ リーダー」があるのでクリック
▼こんな画面になるので右上の本のアイコンをクリック
▼あっ!ホントだ、翻訳機能があった!最後に「ドキュメント」をオンにします
▼翻訳されました!
ありがたやぁ。
ただ、気になる点がありまして…
例えば、冒頭に紹介したスクショ。
▼「 Thank You! 」。これをこの方法で翻訳してみると…
▼なぜか日本語訳してくれません…
▼ちょっと英語変えてみました(英語力が低くてこんな例ですみません…)
▼やはり日本語訳してくれませんでした…
カンタン過ぎて「お前、そのくらいは自分で訳せよ!」って言われてる気がしました…。
という事でちょっと難アリですが、とにかくゲストアクセスしてるテナントで翻訳が必要な場合は、イマーシブ リーダーを試してみてください。
ただし…イマーシブ リーダーも機能の制限ができます。
▼ Microsoft Teams 管理センターのメッセージング ポリシーの該当項目
なので、イマーシブ リーダーの機能もオフになっていたら…それはもうあきらめて、手間だけどメッセージをコピーして別のサービス使って翻訳してください。