動画編集アプリの Clipchamp が商用ライセンスの Microsoft 365 に登場して約2カ月。そこから1カ月後にライセンスフリーのストック素材（動画・画像・音楽）が使えるようになりました。
ここで気になったのがストック素材の詳細を見ると「無料」「プレミアム」という区分がある事。これはどこまで使えるのか？
Microsoft のサポートに問い合わせたところの回答を元に書いた記事が以下。
端的に言えば「物理的に使える状態なら使ってOK。ライセンス的に使えないなら物理的に使えない状態になっているか、何らかの制限がかかる。」という感じでした。つまりプレミアムなストック素材も使えるし、配置しても透かし文字などもないので普通に使えますねって事で喜びました。
が…また一転しそうです。
2023/12/06 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。
▼ Clipchamp Premiumの機能と、ユーザーがライセンスをリクエストできるようにする
Clipchamp Premium は先月発表されていたので知っていたからこそ、色々不安だったのでサポートに問い合わせたりしていたのですが、あらためてこうやって本文を眺めてみると…なんか不安ですよね。 Premium の登場でやはりプレミアムストック素材は使えなくなるor何かしらの制限がかかるんじゃないか？と。
で、嫌な予感をしながら Clipchamp を見てみると…
▼何やら異変を即察知…
前にはなかったけど、サムネイルの左上にダイヤモンドのアイコンが表示されるようになりました。ああぁぁぁ…嫌な予感。
▼ダイヤモンドのアイコンにマウスカーソルを当てたところ
何やら英語の吹き出しが。「Access Premium content for a limited time」と。日本語訳は「期間限定のプレミアム・コンテンツにアクセス」。ああぁぁぁ…嫌な予感しかしない。
最近 Microsoft 365 関連では「〇〇 Premium 」が増えてきていますよね。追加のアドオンライセンスみたいなので機能拡充。そして Premium が出る前にプレビューでライセンスがなくても機能を利用でき、 Premium ライセンスが提供開始されたタイミングでプレビュー期間が終了して Premium ライセンスユーザーしか利用できなくなるヤツ。ほら、 Microsoft Teams の会議の自動翻訳機能もそうでしたよね。そう考えると、このプレミアムストック素材もそんな感じになるかもしれないです。 Clipchamp Premium のライセンスが提供開始された頃に何らかの制限がかかるかも。だからこそ「期間限定の…」という吹き出し。
これは僕の憶測なので実際のところは今後注意して見て行かなきゃいけないけど、確認してみればわかるけど、気のせいか以前見た時より、
▼プレミアムの素材しか見当たらない…
え～！便利だと思ったのに、もしこのプレミアムストック素材が使えないor制限がかかるとなると、一気に戦力が低下しそう。
いずれにせよ、 Microsoft のサポートの回答の通り、「使えるなら使ってもOK」ですね。
正直 4K のエクスポートなどは、社内コンテンツや YouTube にアップロードするコンテンツを作る程度であればあまり気にならないけど、ストック素材のプレミアムが使えなくなるのはちょっと痛いかなぁ。さて、どうなる事でしょうか。今後も追っていきたいと思います。