Microsoft Teams :ステータスメッセージってテナントごとに設定できるんですね

Microsoft Teams にはステータスメッセージを設定する事ができます。

Microsoft Teams :ステータスメッセージの設定ができるようになった

ステータスメッセージ自体は2019年2月あたりに展開されたんですね。もう2年半前くらいかぁ。そして更に進化したのが2019年11月あたり。

Microsoft Teams :ステータス メッセージ が進化していた!

僕の中では、この進化で劇的に神機能になったと思います。チャットのメッセージ欄の上に相手のステータスメッセージが表示されるようになったからです。

▼メッセージ欄の上にステータスメッセージが表示される

例えばステータスメッセージに予定している長期休暇の日程を入れていれば、休暇中に誰かがチャットをしようとすれば、メッセージ欄の上部にステータスメッセージが表示されるので、メッセージを送る前に気付くことができます。ステータスメッセージではメンションもできるので「休暇中の業務は〇〇さんが担当します」と〇〇さんをメンションしておけば、ステータスメッセージを読んだ人はメンションをクリックすれば引き継いでいる〇〇さんにすぐ連絡できるわけですね。

さて、そんな便利なステータスメッセージですが、気を付けるべき点もあります。

Microsoft Teams :ステータス メッセージは(現時点では)ゲストにも表示されるぞ!

自テナントに招待されたゲストユーザーにもステータスメッセージが見られてしまいます。それは今も同じで、

▼ゲストユーザーがテナントを切り替えて

▼そっちのテナントのユーザーとチャットをすると

このようにステータスメッセージはゲストユーザーにも表示されます。またメッセージ欄上部だけじゃなく、

▼カードを開いても表示されます

なのでゲストユーザーがいる場合はウッカリした事は書けないですよね。

さて、そんな招待した側は少し気を付ける事があるステータスメッセージですが、招待された側でも気が付いた事があります。それが記事タイトルの通り、ステータスメッセージはテナントごとに設定する事ができるんですよね。あまり気にした事がなかったので今気が付きました。

■自テナント

▼元気でる子さんは自社テナント内ではこのようなステータスメッセージを公開しています

すると、同じテナント内の別のユーザーからは、

▼ステータスメッセージが表示されます

ここまでは想定の挙動です。

■ゲスト招待されたテナント

ではこの状態でゲスト招待されたテナントに切り替えます。

▼するとステータスメッセージは未設定状態です

なので、こっちのテナントのユーザーからは、

▼ステータスメッセージは表示されません

という事で、自テナントでステータスメッセージを設定していても、招待されたテナント側には反映されないようです。この状態で、ゲスト招待されたテナント側でステータスメッセージを設定します。

▼ゲスト招待されたテナント側でステータスメッセージを設定しました

するとこっちのテントのユーザーからは、

▼設定したステータスメッセージが表示されました

更にこの状態で自テナントに切り替えると、

▼元々設定されていたステータスメッセージでした

つまり、ステータスメッセージの設定はそれぞれのテナントで持っていてそれぞれ別々に設定できるようです。

■注意点を総合すると

会社テナントで恥ずかしいステータスメッセージを設定していても、ゲスト招待された顧客のテナント側では表示されないので安心できそうです。場合によってはゲスト招待されたテナントごとに表の顔用のステータスメッセージを設定できます。しかし気を付けるべきは、会社テナント(自テナント)に逆にゲストユーザーがいる場合。会社テナントで恥ずかしいステータスメッセージを設定していると、招待されている顧客のゲストユーザーにもステータスメッセージが見えてしまうという点です。

という事で便利なステータスメッセージですが、場合によっては取り扱いに注意が必要そうですね。なお、これは僕の環境で検証した結果なので、自身のテナントでも不安であれば検証してみてください。