▼ Yammer Webパーツの編集パネル内にこんな案内が!
これって、Ignite 2018 で発表されていた新しい Yammer Webパーツの事かな?
そもそも Yammer のフィードを SharePoint に表示させる需要があるかどうか?という事もありますが、Yammer を利用していて、例えば経営層がつぶやくグループなどがあった場合、SharePoint の社内ポータルサイトに Yammer のフィードを表示させるような事はあるかと思います。
では、新バージョンを以前のバージョンと比較しながら見てみようと思います。
パッと見ると新バージョンの方がスレッドがコンパクトにまとまっています。以前のバージョンはパーツ内でスクロールしますが、新バージョンはスクロールがありません。個人的にはページ内スクロールはあまり好きじゃないので新バージョンの方が好きです。
他にも良い点もあれば、よくよく触ってみると色々と難点もあるので、軽く触って気が付いた点を挙げていきます。
■自動更新はされない
以前のバージョンは5分前に「テスト」というスレッドがありますが、新バージョンにはありません。このページを表示した後に「テスト」というスレッドを投稿したんですが、以前のバージョンは投稿があると自動更新されるけど、新バージョンは自動更新は今のところされないようです。
■レスポンシブ
上のスクショでは新バージョンはスレッドが2列だったり1列だったりします。横幅によって可変します。
フィードとして時系列で見るのに横並びはどうかな?という疑問もあるけど、慣れればね。
■画像が表示されない
▼右側の以前のバージョンでは画像は表示されているけど、左の新バージョンの方では表示されない
これは結構残念ですね。ただ、 Ignite 2018 のスライドをよく見ると写真が表示されているので、そのうち表示されると思われますが。
■何かやろうとすると Yammer に飛ばされる
以前のバージョンでは Webパーツ内から色々な操作ができましたが、新バージョンの方はスレッドからの操作が何もできず、クリックすると Yammer に飛ばされます。
現状は、このWebパーツの役割はあくまでもアクション目的ではなく、フィードをチェックする程度に考えた方が良いかも。
■投稿のみは新バージョンも可能
▼ 新バージョンでも[ Yammer に投稿 ] をクリックすると
これは投稿しない時はコンパクトになっている点は、以前のバージョンよりも良いですね。
■投票などが対応されていない
新バージョンでは投票が対応されていなく、このスレッドは「会社に?」だけ表示されて、なんのこっちゃ?という感じになっています。
と…本記事を見返すとあまり新バージョンに今のところ良い点がないというネガティブな結果に…。でも事実は事実なので。おそらく今後徐々に改良されていくと思います。
ただ、最後に一番大事なメリットを見つけました!
■ SharePoint モバイルアプリに対応されている!
▼以前のバージョンでは Yammer Webパーツは SharePoint モバイルアプリに対応されていませんでした
ただし…(やっぱり出てきてしまう「ただし」という言葉)
動作が不安定っぽく、僕の iPhone X ではアプリ自体はフリーズしないけど、Webパーツ部分のみフリーズする事が結構な頻度でありました。例えば投稿しようとした時に「投稿」ボタンがタップできなくなったり、スレッドをタップしても何も動作しなかったり。ページを更新すると直りますが。
それと、ここでもスレッドをタップすると Yammer アプリに飛ばされます。
更に大事なメリットがありました!
■表示速度が速い
このWebパーツというより、モダンUIが全体的に表示速度が速くなるように色々と苦労されているんだと思うけど、表示速度は大事ですよね。並べてページをリロードすると表示までにかかる時間がザックリと倍くらい違います。
■Webパーツの編集
おっと…編集について書くのを忘れそうでした。
まず、グループを設定するエリアがあります。上のスクショではすでに設定された状態になっていますが、ここは選択肢が出るわけではなく、検索するとサジェストが出てそこから選択する形です。
次に「表示:」では3種類選択可能です。選択した会話のみってのがありますね。大事なスレッドを固定で表示させるという用途でしょうか?
また、スレッド数の指定はできなく、現時点では4件表示で固定のようです。
と、少し触った限りだとまだまだ…という感じですが、モバイルアプリ対応という点は大事なので、徐々にアップデートされていく事を願います。そもそも Yammer を使っている企業がどれだけあるかというと…という問題は置いといて。