ついにXデー(2026年4月15日)が過ぎてアプリ内の Copilot が使えなくなった人はいるのか?

※あくまでも僕が個人的に収集した結果の話なので、その点はご承知おきの上、読んでください。

先月 2026年3月に Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、特定条件で2つのメッセージが振り分けられて公開された事で、界隈では世界中で混乱した件があります。そのXデーがアメリカ時間での2026年4月15日でした。詳細は以下の記事を参照ください。

Microsoft 365 Copilot :今後もアプリ内で Copilot 使えるの?使えないの?

で、実際に実施されるの?されないの?あらためて Microsoft から説明はあるの?ないの?など混乱し、SNSでポストした人達は一部バズっていたり大騒ぎでしたが、いつしか一部の人達以外は忘れ去ったんじゃないかと思います。そしてXデーが過ぎました。どうなった!?

いや、正直僕には確認する術がないんです。上述の記事内に記載の「各アプリ内で Copilot が利用できなくなる、ある条件を満たすテナント」を持っていないからです。なのでここからはSNSでの情報を元に現時点で事実であろう事を書きますが、信用できる情報源ではありますが、僕が実際に見たものではないのでそこはご留意ください。

■先に結論

僕の観測した限りだと、メッセージセンターの該当メッセージ(MC1253858)の内容は実施されたようです。「 Copilot Chat (Basic) 」ユーザーは、すでに Word / Excel / PowerPoint / OneNote アプリで Copilot は利用できない状態です。自分が Copilot Chat (Basic) ユーザーか否かを確認する方法は、後述します。

■経緯①(2026/04/16 時点)

※以下2枚のスクリーンショットはSNSの投稿からご本人さんの許可をいただき引用させていただいてます。提供ありがとうございます!

▼該当ユーザーのスクリーンショット

Xデー前までは Microsoft 365 Copilot ライセンスがない Microsoft 365 ユーザーでも、例えばこのスクショは Excel だと思いますが、 Excel から Copilot Chat を開いたらチャットモードであろうが旧称エージェントモードであろうが利用できたハズです。そして今も同じく M365 Copilot ライセンスがない M365 ユーザーでも条件に合致していないユーザーは利用できるハズです。もちろん M365 Copilot ライセンスがあるユーザーであれば条件に合致するしない関係なく利用できるハズです。でも条件に合致してしまっているユーザーは、このようにメッセージ欄がグレーアウトされて使えなくなってしまったようです。注意書きの部分には「サポートされている Microsoft 365 ライセンスが必要です。」と記載されていますね。

これを見てふと気になったのが、メッセージセンターの該当メッセージ(MC1253858)には、「 Word、Excel、PowerPoint、OneNote で利用できなくなります。」という記載があったんだけど、旧称エージェントモードが使えなくなったのはわかったけど、それでも Copilot ボタンは存在するんだね?という点と、ここでは「編集を許可する」が選択されているので、実は通常の Copilot Chat としては使えるのか?という疑問です。

その疑問に対して同じく条件に合致するテナントのユーザーの方が、こんなスクショも添えて答えてくれました。

▼該当ユーザーのスクリーンショット

「チャットのみ」にしたら利用できるとの事でした。

つまり2026/04/16時点の状態を整理をすると、特定条件に当てはまるテナント(事前にメッセージセンターにMC1253858のメッセージが表示されたテナント)において、 Microsoft 365 Copilot ライセンスを保有していないユーザーは Word / Excel / PowerPoint の通常の Copilot Chat は利用できるけど、旧称エージェントモードは利用できなくなった。という事でしょう。

■経緯②(2026/04/17 時点)

1日経過したらまた様子が変わっていました。特定条件に当てはまるテナント(事前にメッセージセンターにMC1253858のメッセージが表示されたテナント)の M365 Copilot ライセンス未保有ユーザーが各アプリを開くと、

▼ M365 Copilot Chat の左下は「 Copilot Chat (Basic)」と記載のユーザーが、

▼ Word

▼ Excel

▼ PowerPoint

▼ OneNote

いずれのアプリからも Copilot ボタンが消えてしまいました。つまり現時点ではすでに各アプリの中で Copilot は利用できないようです。

もちろんMC1253858の内容の通り、通常の M365 Copilot Chat は継続して利用できるし、 Outlook の Copilot は利用できます。

▼ Outlook on the Web の Copilot は健在

そしてブラウザー版の Word / Excel / PowerPoint / OneNote を過去に利用した事がある場合は、このアップデートがあった後に開くと、ほんの一瞬 Copilot ボタンが表示されたあとに消えるという挙動でした。キャッシュかなにかの関係かと思います。それを知った上で、別のユーザーで一瞬 Copilot ボタンが表示されたタイミングでクリックしてみたら、なかなか貴重なスクショが撮れました。

▼貴重なスクショ

Copilot ボタンがないのに Copilot Chat が表示されているという貴重なスクショです。おそらくもう撮れないです。

■その他確認事項

冒頭で紹介した過去記事内では、メッセージセンターの2つのメッセージ(MC1253858とMC1253863)を合わせると、3パターンの条件に応じて M365 Copilot Chat の左下の表記(「ラベル」というらしい)が3種類になるようです。


Copilot Chat (Basic) :M365管理センターのメッセージセンターに事前にMC1253858のメッセージが公開された組織で Microsoft 365 Copilot ライセンスなし
M365 Copilot (Basic) :M365管理センターのメッセージセンターに事前にMC1253863のメッセージが公開された組織で Microsoft 365 Copilot ライセンスなし
M365 Copilot (Premium) :(メッセージ関係なく) Microsoft 365 Copilot ライセンスあり


これを確認してみると、

▼ M365 Copilot (Premium)

▼ M365 Copilot (Basic)

▼ Copilot Chat (Basic)

3パターンのラベルを確認できました。以前は「M365 Copilot (Basic)」を除いた2パターンでしたが、このXデーを起点に3パターンになったと思います。

なので、今自分の状況を確認したい場合は、 M365 Copilot Chat を開いて左下のラベルの表記を確認し、もし「 Copilot Chat (Basic)」と記載されていた場合は、残念ながら今回の対象という事で旧称エージェントモードも含めた各アプリの Copilot が使えなくなってしまった、悪い意味で選ばれし者です…。この場合は「 M365 Copilot ライセンスを購入ください。」という事かなと思います…。

しつこいようですが、あくまでも僕個人の見解です。実際に各アプリで Copilot ボタンが急に消えて困っている場合は、エンドユーザーの場合は所属企業のIT部門などテナント管理者にお問い合わせください。もしテナント管理者でエンドユーザーからそのような問い合わせが来ている場合は、 M365 管理センターのメッセージセンター内でMC1253858とMC1253863両方検索してどちらのメッセージが表示されているか?その内容をご確認ください。ただメッセージはそのうち消えてしまいます。不明な場合は Microsoft のサポートやライセンス購入元にお問い合わせください。

■余談

さて、今回悪い意味で選ばれし者は「日本だといわゆる大企業の部類に属する組織で Microsoft 365 Copilot ライセンスなし」の Copilot Chat (Basic) ユーザーです。 つまりそのくらい Microsoft 365 のライセンス数が多いことが条件。だから僕が個人で準備できる環境にないから実際の挙動を確認することができなかったんです。でも上のスクショには僕の環境で撮ってるスクショもあります。なんで?

僕もかなり色々混乱したし、未だにそれが本当にそうなのか?も不明ですが、みなさんの中にエンジニアとして Microsoft 365 の開発者プログラムに参加されている人もいるかと思います。開発者プログラムには最近は知らないけど僕が参加した8年前あたりでは1テナントに M365 E5 Developer というライセンスが25ライセンス割り当ててもらえます。その環境だと2,000シート未満のテナントだと思いますが、なぜかこのライセンスを割り当てられたユーザーが Copilot Chat (Basic) ユーザーだったんです。なのでその環境でスクショを撮る事ができました。同じく開発者プログラムに参加されている方は確認してみてください。

僕はそれとは別に自腹と Microsoft MVP の特典を組み合わせたライセンスで別テナントがあり、そっちで M365 Copilot (Premium)ユーザーと M365 Copilot (Basic)ユーザーがいるので、結果的に3パターンを確認する事ができました。

でも…これまで開発者プログラムで色々開発のために検証していた場合、そのユーザーが Copilot Chat (Basic) ユーザーになってしまって困る方もいるでしょうね。

というわけで、2026/04/17時点での僕個人での把握した限りの情報をまとめてみました。しつこいようですがあくまでも個人が無責任に発信しているブログの記事なので、本当に困っている方、自分の環境での真実を知りたい方は、しかるべき場所へお問い合わせし解決してください。

今回の件で残念な選ばれし者になってしまった方々は僕としても残念に思いますが、何が起きるかわからない世の中です。VUCA時代とか言うらしいですね。もちろんですが業務で利用する生成AIは所属組織がOKするものを利用しないといけないです。いくら所属組織がOKしてくれない、買ってくれないとはいえ、無償の生成AIや個人で契約した生成AIを使ってセキュリティ事故を起こしたらそれはみなさんの責任ですからね。面倒でも所属組織内で交渉して必要な生成AIを契約してもらって利用するしかないでしょう。もしくは環境を求めて転職するという手もあります…。今回の文脈では Microsoft としては「企業規模の大きな企業は Microsoft 365 Copilot ライセンスを購入してください。」という意図でしょう。真意は知りませんけどね。お高いでしょうが使い倒して費用より効果を高めて元を取る必要がありますね。ここらへんは今に始まった事じゃなくIT投資のお話ですね。

いやぁ…僕だってなかなか生きづらい世の中だなと思っています。でも仕方ない。少しでも幸せな人生を送る道を模索していきましょう。(だんだんオッサン臭い人生の話になりそうなのでここらへんで!)