Microsoft Teams :新しい Teams アプリのチャネルについて【その4】 スレッドを新しいウィンドウで開く

文字のコミュニケーションは複雑化しやすいので、優先度やリアルタイム度の高いトピックを固定してなるべくフォーカスしたい場合、そのトピックのみ別ウィンドウという手法で切り離し特別な存在にさせるのも一つの方法ですよね。


本記事はシリーズものになっていて、

Microsoft Teams :新しい Teams アプリのチャネルについて【その1】 チャネル情報

Microsoft Teams :新しい Teams アプリのチャネルについて【その2】 時系列を上下逆に

Microsoft Teams :新しい Teams アプリのチャネルについて【その3】 スレッドの件名大事

に続く、第4弾です。また念のためにシリーズ記事で毎回書いていますが、多くのユーザーが、新しい Teams アプリを触った時に気が付く違和感だと思うので「新しい Teams アプリのチャネルについて」というタイトルにしていますが、厳密には新旧アプリ関係ない「新しい チャネル エクスペリエンス」というアップデートの話です。


話を戻して、

会話によるコミュニケーションの場合は、同時に複数トピックの話をする事はなかなか難しいですよね。極端な話、同じ時間に複数会議があっても参加できる会議は1つだし、1つの会議の中でも議題を決めて1つずつ話していくと思います。一方、文字によるコミュニケーションの場合は、非同期なコミュニケーションのため、複数トピックが同時並行している状況です。そう考えると文字によるコミュニケーションの方が複雑化しやすいです。なので Microsoft Teams では、セキュリティの境界線として「チーム」、コミュニケーションの境界線として「チャネル」があり、更にチャネルの中でもトピックを整理できる「スレッド」があります。それとは別にチャットが存在し、1対1チャットやグループチャットや会議チャットがあります。これらを1つのスレッドや1つのグループチャットでコミュニケーションがひと段落するまで集中し、終わったら次のスレッドにフォーカスする…という仕事の仕方はおそらくしていないと思います。大体複数スレッドや複数チャットで同時並行で行き来しながらコミュニケーションをとっていると思います。思考もマルチになり複雑化します。

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Microsoft Teams :新しい Teams アプリのチャネルについて【その3】 スレッドの件名大事

新しい Teams アプリへの切り替えトグルスイッチがだいぶ多くのユーザーに表示されるようになってきたと思います。おそらく多くの Microsoft 365 ユーザー企業では、 Microsoft 365 のアップデート情報をIT部門や利活用促進部門が従業員に通知する手段を講じていないと思っています。社内で従業員がそういう話をワイワイできるオープンな場所を持っていない企業も多いと思っています。なので当ブログのような個人で適当に発信してるブログにも検索結果からの流入で特に大きなアップデート後は関連記事のアクセス数が増えます。

という事で、検索結果から当記事にたどり着いた方は、新しい Teams アプリに関しては「切り替えるべき?」「切り替えると何が違うの?」あたりが大きな疑問点だと思います。テナントの設定で新しい Teams アプリが使えないようにされている…などの条件は考慮せずに、まず「切り替えるべき?」に関しては現段階ではどちらでも良いと思います。最終的にはクラシックアプリは廃止になるだろうから新しい Teams アプリに切り替えるべきと言うか強制的に切り替えられると思いますが、並行期間中は切り替えて行き来をして、例えば大事なオンライン商談・会議ではトラブルの可能性を減らすために使い慣れたクラシックアプリを手堅く利用し、通常時は慣れるために新しい Teams アプリを使っておく…などの選択もできるので、そこは自由に判断してもらって良いと思います。次に「切り替えると何が違うの?」に関しては、大きな違いは「最大2倍速くなる」という点ですね。シンプルにそれだけ伝わるだけでも良いとは思います。しかし、更にどう変わったのか?それはどういう理由で変わったのか?うれしいことなのか?あたりは気になる人は気になると思うので、僕の方で気が付く限り徐々に伝えていこうと思います。僕が触った事をベースに説明しますが、理由や考察あたりは完全にタダのオジサンの僕の個人的見解なので、話半分で聞いて欲しいです。

あ、念のため書いておきますが、多くのユーザーが、新しい Teams アプリを触った時に気が付く違和感だと思うので「新しい Teams アプリのチャネルについて」というタイトルにしていますが、厳密には新旧アプリ関係ない「新しい チャネル エクスペリエンス」というアップデートの話です。

一応これはシリーズものになっていて、

Microsoft Teams :新しい Teams アプリのチャネルについて【その1】 チャネル情報

Microsoft Teams :新しい Teams アプリのチャネルについて【その2】 時系列を上下逆に

に続く、第3弾です。

■その前にクラシックアプリから振り返る

「 Microsoft Teams のチームのチャネルにスレッドを立てる際に、スレッドの件名を入力していますか?」

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Microsoft Teams :新しい Teams アプリのチャネルについて【その2】 時系列を上下逆に

「 Microsoft Teams のチャネルで時の流れを逆にできる!」なんて言ったら…ちょっと頭おかしくなっちゃったのかな?って思われるかもしれませんが、言い方は微妙ですが世迷言ではありません。

本記事は「新しい Teams アプリ」のチャネルの変化を追ったシリーズものなので、気になる方はその1から読んでみてください。

Microsoft Teams :新しい Teams アプリのチャネルについて【その1】 チャネル情報

さて、すでに その1 の記事で説明していますが、本件は新しい Teams アプリのアップデートではなく、新旧関係なく「新しいチャネルエクスペリエンス」というチャネル体験を良くするアップデートです。ただ、いくら良くなる可能性がある改良でも、急に大きな変化はユーザーの混乱を生む事になり改悪と捉えられてしまう場合があります。

以下で紹介する記事は今年2023年7月の記事ですが、この新しいチャネルエクスペリエンスは、だいぶ前からパブリックプレビュー期間の New Teams アプリや、対象指定リリース環境のクラシックアプリに展開されていました。

Microsoft Teams :今から覚悟を!?もうすぐ一般展開される予定の「新しいチャネル エクスペリエンス」

この時点で多くのユーザーが慣れるまで混乱するんじゃないかと予想していたのが、時の流れが逆になるという大きな変更点です。

▼現状と新しいチャネルエクスペリエンスの比較

このように、今までのチャネルは古い方が上で新しい方が下という時の流れでした。それがこの当時の新しいチャネルエクスペリエンスでは新しい方が上で古い方が下という全く逆な時の流れになるという事です。「時の流れが逆に」という意味がわかっていただけましたでしょうか。 Microsoft としてはこっちの方が使いやすくなるという事ですが、プレビュー期間中に体験した多くのユーザーから反発があったんじゃないかと僕は推測します。そこで現在は妥協点というか仕様が変わりました。そこらへんも含めて実際に New Teams アプリの方で見てみたいと思います。

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