Microsoft Teams :チームの「発見する」( Discover feed )メニューを非表示にできるようになった

Microsoft Teams のチームの左上に「見つける」というメニューが登場したのが今年2024/02あたり。

Microsoft Teams :チームに「見つける」というフィードが登場( Discover フィード)

そして日本語訳が迷走し、2024/05あたりには「状況確認」という名前に変わった。

Microsoft Teams :小さな変更点(「アナウンスバー」「見つけるフィード」)

更につい最近2024/07に「発見する」という名前に変わった。

Microsoft Teams :「見つける」フィードが「発見する」フィードに名称変更?

この「見つける」→「状況確認」→「発見する」フィード( Discover feed )は、チーム内の情報を追いきれない人のために、自分に関連しそうな投稿を表示してくれるので、忙しいけど自分の周囲などでどんな事が起きてるのか?どんなコミュニケーションが交わされているのか?を確認する事で、実は大事な情報が眠っているかもしれないお宝を発見する意味合いがあると思います。

しかし、この「発見する」メニューは、

▼左上の割と大事な部分に鎮座している

忙しい人は所属するチームも多いので、チーム一覧に少しでも多くのチームが表示された方が良い人もいるだろうに、その上部に割と上下スペースも贅沢に空けて「発見する」というメニューがあるのは邪魔。これが滅多に使う事がない・全く使う事がない人にとっては邪魔しかないと思います。これは僕も上に紹介した記事内でも指摘していました。心理的に画面の左上は一番目線が先に行くところなので一等地ですからね。

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Microsoft Teams :メッセージへのリアクションの導線が色々追加された

長い事ビジネスにおいてのテキストベースのコミュニケーションとして王座に君臨しているメールから、特にコロナ禍以降は特に社内のテキストベースのコミュニケーション手段としてビジネスチャットが普及しつつあり、会社によってはすでにメールを王座から引きずり降ろしている事もあろうかと思います。

メールとビジネスチャットの大きな違いの一つとして「リアクション」が挙げられるかと思います。「いいね」ってヤツです。今はもう「いいね」だけじゃないので「リアクション」と表現していますが。 Microsoft 365 で言えば Outlook のメールでもリアクションはできますが、まぁ大きくメールとビジネスチャットで括ると一つのビジネスチャットの特徴ではないかと思います。

最近はリアクションにカスタム絵文字が追加できるようになったりアップデートがちょくちょくありますが、今回は最近のメッセージのリアクションに関するアップデートを2件ほど紹介します。どちらもリアクションをもっとやりやすくするアップデートです。

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Microsoft Teams :【復活】チャネルのスレッド(投稿)単位の通知オンオフ&だけど挙動が怪しい…

Microsoft Teams では通知の設定って割と大事な事だと思っています。理想は自分が必要だと思うアクティビティを必要な時間に受け取りたい。でも実際は邪魔な通知が多かったり逆に必要なモノが通知されなかったりも。なので通知設定のチューニングって大事ではあるけど、設定が割と複雑ですよね。全体設定に通知設定もあれば、他に色々な粒度で細かく通知設定ができるけど、全部の設定項目を把握しづらいし、それぞれの設定を変更した時の挙動も確認しづらい。仕方ないところではありますが。

という事で、その複雑な通知設定に関してのアップデートで、 Microsoft Teams のチームのチャネル内でスレッド単位で通知のオンオフの設定が可能になりました。

2024/06/17 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

▼ Microsoft Teams: チャネル内の投稿の通知をオンまたはオフにする

僕の標準リリース環境でも展開されていたので試してみます。

あ、ちなみに僕はチャネル内のこの一塊の事を「スレッド」と表現していますが、 Microsoft Teams 内では「投稿」と表現され、英語だと「 Post 」と表現されています。僕はチャットとチャネルの違いを説明する際に非スレッド型とスレッド型で説明するので、あえてスレッドという表現を使っています。

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Microsoft Teams :絵文字・GIF・ステッカーが1つの場所に統合

Microsoft Teams のメッセージでは、コミュニケーションを円滑にすべく(リアクションではなく)メッセージ内に挿入できる絵文字とGIFとステッカーがあります。テキストメッセージって感情がなかなか伝わりづらいですよね。別に怒っていないのに怒ってるって思われたり、機嫌悪いのかな?って思ってしまったり。そういう場合に感情を絵文字で添える事で、相手により正しい感情が伝わりやすかったりします。絵文字に関しては割と多くの人がプライベートで家族や友人との交流では使っていると思うので、そのメリットはわかるでしょう。一方、GIFやステッカーに関しては特に日本人にはあまり馴染みがないんじゃないかと思います。X(旧 Twitter )や facebook などのSNSを利用していて、かつ海外の人達と交流していたりフォローしている人であればアニメーションGIFはよく見かける光景かもしれませんが、X や facebook は LINE に比べると利用している人は少ないですからね。また海外の人のポストを良く見る環境にいない人も少なくないので、そういう人にとってはGIFとステッカーは馴染みがないでしょう。ちなみに僕もこれら2つは自分で使った事はほぼありません。更に言うと、未だにGIFとステッカーの違いはよくわかりません。という事で、個人的見解ですが、特に日本企業では Microsoft Teams 内で絵文字は使った事はあれど、GIFとステッカーは使った事がない人は非常に多いのでは?と推測します。

そんな中、従来のメッセージエリアを見ると、

▼従来のメッセージエリア(チャットもしくはチャネルの投稿の返信)

▼従来のメッセージエリア(チャネルの新規スレッド)

このように、ボタン群の中にどちらも赤枠内で左から「絵文字」「GIF」「ステッカー」と3つ並んでいました。

それが、1つ前の記事で紹介したメッセージ入力欄がシンプルになったアップデートに伴って、こちらオモシロ要素が3つのボタンだったのが1つのボタンに統合されました。

Microsoft Teams :メッセージ入力欄がシンプルになった

2023/09/11 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。

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Microsoft Teams :メッセージ入力欄がシンプルになった

Microsoft Teams にはチャットとチームがありますよね。でも日本だと(海外は知らない)「チャットしますね」という言い方があると思います。それを Microsoft Teams に当てはめるとややこしいんですよね。「チャットする」って言ったらチャットの方だと思うけど、「チームの方にチャットします」とかおそらく言うんじゃないでしょうか?僕はこのややこしさを回避すべく「メッセージ」という言葉を利用しています。

▼チャットのメッセージ欄

▼チームのチャネルに新規スレッドを立てる際のメッセージ欄

このようにどちらも「メッセージ」という言葉であるという点。これにより「チャットにメッセージしてください」「チーム(もしくはチャネル)にメッセージしてください」って言えば、より明確かつ混乱のない言い回しだと思っていて、色々なところで推奨しているし僕自身も使っています。

はい、いつもの事ですが冒頭から脱線しましたが、この記事の以降の文章で齟齬がないように説明しました。

で、今回のアップデート内容はチャットもチームもどちらのメッセージ欄にも当てはまります。

2023/11/03 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼(更新済み)Teams のシンプルな作成エクスペリエンス

とにかくメッセージ作成の体験をシンプルにするそうです。僕の方でアップデートの展開前後の環境があるので、比べてみます。

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Microsoft Teams :チャネルをアーカイブ(気になる挙動も発見)

Microsoft Teams の利活用が進むほど運用管理の課題がたくさん出てきます。多くの企業では Microsoft Teams の利活用促進自体が課題だったと思いますが、コロナ禍以降は否が応でも利用せざるを得ない状況になった事で、結果的に利活用が促進された企業もこれまた少なくはなかったのではと思います。それでも利活用が進まないという企業もたくさんいますが…。そして利活用促進自体が課題だった場合、ある程度達成できた段階でそれがゴールになって安心してしまいがちですが、あくまでもようやくスタートに立てた状況なんですよね。そこからの運用課題が永遠のテーマの如くたくさん出てくるでしょう。そして「運用課題」と聞くとIT部門の課題と思われがちですが、 Microsoft Teams のみならず Microsoft 365 はユーザーがある程度自由に利用できるものなので、多かれ少なかれ自由には責任が伴います。例えば Microsoft Teams でチームを作成すれば、チーム所有者はそのチームを運用していく責任が伴います。チーム所有者だけの責任でもないですね。チームメンバーだって同じです。つまりIT部門でもない一般ユーザーにも「運用課題」が出てくるわけです。わかりやすいところで「チーム増えすぎ問題」「チャネル増えすぎ問題」「グループチャット増えすぎ問題」あたり。ライフサイクル管理にもなってきます。他にも色々な課題は一般ユーザーにも出てきますね。さて、当ブログではいつも前置きが長いんですが、今回も前置きが長いのは、「ただの一般ユーザーであっても運用課題がある」という事を意識してほしいからでした。そして課題解決の糸口として Microsoft Teams の機能を知っておく事と、どういう時にその機能を使うべきか?という利用シーンを想定するところが大事になってきます。今回はそのたくさんある機能のうちの一つでもある「アーカイブ」について。

さて、 Microsoft Teams のチームには以前からアーカイブ機能はありました。

Microsoft Teams :チームをアーカイブできるようになりました

2018年なので割と以前からあったんですね。

今回はチーム単位ではなくチャネル単位でアーカイブできるようになったので紹介します。

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Microsoft Teams :チームに「見つける」というフィードが登場( Discover フィード)

今朝 Microsoft Teams を眺めていたら、チーム一覧の上部に「見つける」というメニューというかボタンというかテキストリンクが追加されていました。

▼チーム一覧の上部に「見つける」

これ何だったっけ?と思って Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターを眺めていたら 2023/12/14 付けでこんなメッセージが公開されているのを見落としていたようです。

▼ Microsoft Teams: チャネル内のフィードの検出

これ日本語訳がちょっと怪しくて、英語だと「 Microsoft Teams: Discover Feed in Channels 」でした。これを見ると英語では機能名が「 Discover Feed 」だと思うけど、日本語だと「ディスカバー フィード」。ディスカバリーチャンネルなどでディスカバーという英単語はなんとなく想像つくけど、それでも「ディスカバーフィード」と言われてもピンと来なそう。辞書見るとディスカバーは「発見」「発掘」「見つける」あたりなようなので、メニューも英語では「 Discover 」になっていたので、日本語のUIだと「見つける」で間違ってはいないけど、なんかしっくりくる日本語が。そういう日本語にするとしっくりくるかどうかってのがあるので翻訳って大変ですよね。まぁ、いいや。僕の環境に展開されていたので触ってみます。

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Microsoft Teams :チーム作成がシンプルに

数日前にチームのチャネルの作成を促進させるアップデートを紹介しました。

Microsoft Teams :チャネルの作成を促進させるアップデート

おそらくこのアップデートと連動してだと思いますが、まずはチャネルの作成を促した後に、やはりチームを作成したい!となった時に、チーム作成をよりシンプルにするアップデートがありました。

2023/12/12 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼(更新済み)チーム作成の簡素化

チーム作成時のオプション選択時にほとんどのユーザーはテンプレートを選ばずにゼロからプライベートチームを作成する傾向があるそうです。なので既定を「ゼロから作成」「プライベート」に設定された状態にする事で、余計な導線をなくすのがこのアップデートのようです。皆さんはチーム作成時に今までテンプレートからチームを作成した事ありますか?僕は検証では試したことあっても、実際に利用するチームではテンプレートを使った事ありません。思い起こせば SharePoint 2007 時代からサイト作成時のテンプレートが色々ありましたが、使った事ないですね。結局用途によって利用するパーツなどは違うので、試しにテンプレートから作成しても、余計なパーツを削除するところからスタートして結局ゼロから作成する時と同じ真っ新な状態にしちゃうので、意味がないというかむしろ削除するのに無駄な時間がかかります。そういう意味では僕は概ね SharePoint や Microsoft Teams などのテンプレートは無駄だと思っています。

さて、こちらもまだ現在は対象指定リリースが展開期間なので、標準リリースではまだ展開されていないユーザーが多いとは思いますが。展開前後の環境があるので比較しながら見てみたいと思います。

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Microsoft Teams :チャネルの作成を促進させるアップデート

Microsoft Teams における運用課題。ここ1年で痛感したのが「実はまだまだ Microsoft Teams の利用定着されていない企業が多い」という実態。良くも悪くもコロナ禍で Microsoft 365 導入企業は否が応でも Microsoft Teams を使わざるを得ない状況になったので、それ以降は昔みたいに利用定着について必死に語るのは「今更…」と思っていたけど、特に中小企業の実態はまだまだでした。
次に利用定着されたとして、それはそれでまだようやくスタートラインに立てたわけですよね。そこからの運用課題も山のように出てくると思います。運用課題の中で多い声の一つが「チームが増えすぎた」「チャネルが増えすぎた」「チームとチャネルの構成が難しい」という課題。これは正直難しいですよね。過去を遡れば SharePoint のサイトコレクションやサブサイトの構成に悩んだ時代があり、ファイルサーバーのフォルダー構成に悩む時代もあったり。自分一人で考えてもどういう構成が良いのかわからなかったり、時と場合で考え方も変わります。それが関わる人が多くなればなるほど何が良いのかわからなくなります。
さて、その中でも「適切なチームがあるからチーム内にチャネルを作れば良いのに、チャネルを作らずに別途チームを作ってしまう」という課題もあります。既定ではチームもチャネルもほとんどのユーザーが自由に作成できるので、その自由さが裏目に出る場合もあります。かと言ってチームもチャネルも一部のユーザーしか作成できなく制限する方法が良いかというとそれも違います。なぜ Microsoft が既定でユーザーにチームやチャネルを自由に作成できる設定にしてあるのか?という事です。
ただ、それでもやはりチャネルを作成するのがふさわしいのに別途チームを作成してしまうという多くのユーザーの行動は Microsoft としても認識していたのか、ユーザーからの多くの声だったのか、とにかく今回紹介するアップデートはその課題を解決させる可能性を模索しているようです。

2023/12/13 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

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Microsoft Teams / Microsoft Loop :ついにチームのチャネルでも Loop コンポーネントを追加できるようになった

これまで Microsoft Loop の Loop コンポーネントは Microsoft Teams 上ではチャットのメッセージからしか利用できませんでした。でもやはりチームのチャネルでも利用したいですよね。

2023/10/13 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼ チャネルのループコンポーネントとTeamsのループ埋め込みモード

チャネルで Loop コンポーネントが使えますよって事ですね。標準リリース環境でさっき確認したら展開されていたので試してみます。

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