僕のライブ配信・オンライン会議の機材 2020年夏(音響機材編)

僕は趣味でも YouTube 動画配信もするしコミュニティイベントで登壇もするし、仕事でも某弊社のウェビナーで登壇もしたりナレーションを担当する事も。もちろんオンライン会議は仕事でもよくしています。そういう時にやはり機材って結構大事になってくるんですよね。という事で、僕の機材の話を記事にしてみようと思いました。まずはマイクやヘッドホンやスピーカーなど音響機材について。

元々音楽が聴くのも演奏するのもDTMも趣味だし、仕事でも音楽の仕事をしていた時期もありました。なので、まぁかれこれ10年前くらいになってしまいますが、機材にソコソコの投資はすでにしていて、なのでコロナ禍になってあらためて投資はしていないです。音に関しては(映像に関してはコロナ禍以降に投資したけど、それはまた次回…)

■オーディオ インターフェース( RME Fireface UC )

音楽で仕事をしていた頃に自宅でRecしてデータ送信をしていた事もあり、オーディオ インターフェースにはお金をかけました。RME 社の Fireface UC です。当時、楽器屋さんに働いてる友人のおススメで買いました。15万円くらいしましたよ…。まぁ、そこまで高いものは買わなくても、オーディオ インターフェースがあると音質向上はもちろん、特にノイズ軽減になると思います。直接マイク入力端子にマイクを挿すタイプやUSBで接続するマイクも試したけど、サーっていうホワイトノイズが結構乗りますが、オーディオ インターフェースにXLRコネクターでマイクをつなげると、格段にノイズが減ります。また、モノによっては入出力数が豊富なので、あまり利用する機会はないかもしれないけど複数マイクを接続したり、ヘッドホンやスピーカーを複数接続する事もできますね。

■マイク( SHURE SM58 )

たぶん世の中ではコンデンサーマイクがイイぞ!かと思いますが、僕はダイナミックマイクの SM58 です。これは特にこだわりがあるというわけじゃないです。単に音楽やってた頃に定番の SM58 を買っていただけです。僕は歌は苦手なのでボーカルRecも仮歌くらいしかRecしなかったので。なので音楽やってなくてライブ配信・オンライン会議用に新しくマイクを買うとしたら僕も周囲に合わせてコンデンサーマイク買ってたと思います。ただ、ダイナミックマイクだからダメだとは思いませんね。上述の通り、XLRコネクターでオーディオ インターフェースに接続すれば、十分高音質で配信できると思います。で、一応ポップガードも付けています。ポップガードに関してはコンデンサーマイクを利用している人の方が必要そうです。僕も特に詳しくないので別途調べてもらえればと思うけど、「はひふへほ」「ぱぴぷぺぽ」あたりを発音する時のポップノイズを防ぐため、あともう1つくらいあった気がする。特に Power Platform 系の話をする時は「パ」を何回言うかわからないので、ポップガードをコンデンサーマイクの前に付けておくと良いかもしれないですね。

あ、あとマイクスタンドを使っています。小さなマイクスタンドを机に置くと、タイピングの振動が伝わりやすいと思います。マイクスタンドでもクリップタイプで机に付けるタイプも同じ理由で避けます。元々持ってたいわゆる一般的なマイクスタンドを床に置いてるので、振動という意味でのタイピングの音は少ないハズです。ヘッドセットでマイクが必ず口の前にあるようなものを利用するのも便利だけど、気を付けていただきたいのが、不測の事態に備えてすぐにミュートできるようにし、状況に応じてこまめにミュートした方が良い点。通常のマイクであればふいにクシャミが出る時にマイクを避けてハンカチなどで口を押えればまだ良いものの、口の前で固定されるマイクの場合はそういう事もなかなかできず結果的にマイクの前で思い切りクシャミをしてしまう場合もあるので、オンライン会議の場合は音声のミュートがすぐできるようにしておくと良いかと思います。誰だって耳元でクシャミなどの音を聞きたくないですからね。

■ヘッドホン( SONY MDR-CD900ST )

定番中の定番のヘッドホンです。これも音楽やっていた頃に買った機材のままです。長年使ってるので慣れてます。で、ヘッドホンも音質ももちろん大事だけど、長時間装着してても耳が痛くならないか?という点も大事ですね。自分に合うヘッドホンを選ぶと良いですね。オーディオ インターフェースを通して高音質で音声を聞けます。なのでオンライン会議の相手がショボい音質だったとしても、PCのスピーカーや安いイヤホンよりも相手の声を拾えたりもしますね。ワイヤードではあるけど配信中や会議中に動き回る事はないのであまり気にならないです。ただ、オジサン達の声が耳元で聞こえるってのは嫌ですけどね…あとこれはヘッドホン関係なく、セキ払いやクシャミも耳元で聞こえてしまうような感覚も嫌ですね…。なので上述の通り、せめて自分は他人に不快な思いはさせたくないので、すぐにミュートができる対策を講じています。

■ミキサー( BEHRINGER XENYX 502 )

オーディオ インターフェースからヘッドホンの間にミキサーをかましています。これも音楽やってた時に買ったコンパクトなミキサーで、ボーカルRec時に再生する音と自分のマイクの音の返しを手元で物理的に音量を調整したいために買っていました。連想しやすい言葉に置き換えるなら、カラオケに行った時に、手元で演奏の音と自分のマイクの音を調整できるって感じでしょうか。ライブ配信・オンライン会議という点ではヘッドホンからの音量調整用に使っています。マイクの音量調整は別にマメにする必要はないけど、ヘッドホンから聴こえる音量はマメに調整したいので。

■スピーカー( KRK ROKIT 5 )

これも音楽の仕事をしていた頃に楽器屋さんに働いてる友人のススメで買ったスピーカーです。でも基本的にはDTMをやる時にしか使いません。ライブ配信や登壇やオンライン会議の際にはヘッドホンですからね。スピーカーの音をマイクが拾うのでPCの通知音なども拾ってしまうし、ヘッドホンが良いです。

■スピーカー( BOSE Companion 2 Series III )

これはサブのスピーカーだけど、こちらも同じくライブ配信や登壇やオンライン会議では使いません。強いて言えば、自分が登壇しないオンラインイベントではこのスピーカーで流して聞いています。このスピーカーはオーディオ インターフェースにはつなげておらず、PCのスピーカージャックに接続しています。その理由としては、オーディオ インターフェースは結構熱を持つので、常時電源をオンにはしていないんです。気軽に聴く場合は、こっちのスピーカーで聴きます。

■音響機材に関する全体図

まとめるとこんな感じです。基本的にはオーディオ インターフェースに集約させています。あ、ここには書いてないけど、一般的なWebカメラも接続しているので、マイクはWebカメラのマイクを利用する事もできますし、Surface Headphone もあるので、そっちでマイクとヘッドホンを使う事もできます。トラブルが起きた事はないけど、トラブル時の代替手段はあります。


という事で個人的なおススメはオーディオ インターフェースです。これがあるとマイクもXLRコネクターのものを選べるし、音質は向上するしノイズも減るでしょう。それ以外に関しては僕の機材はあまり皆さんの参考にはならなそうです(笑)

今回は音響機材編でしたが、そのうち映像機材編も書こうと思っています。正直、そっちの方が色々苦労してるし現在進行形で試行錯誤しています。


【2020/09/02 追記】
音響機材編に続き、映像機材編の記事も公開しました。

僕のライブ配信・オンライン会議の機材 2020年夏(映像機材編)