![](https://art-break.net/tech/wp-content/uploads/2020/07/200707_00-1.png)
すでにプライベートでも業務でもほとんどメールをする事はなくなったんですけどね…。
2月下旬にこのようなメッセージが Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに出ていました。
▼(更新)新機能: Outlook に追加されたポーリング
![](https://art-break.net/tech/wp-content/uploads/2020/07/200707_01-1.png)
英語ニガテマンなので「ポーリング」って何?という感じでしたが、本文を読むと「投票」と書かれていたので理解しました。ただ、正直、僕は Outlook は興味ないのでとりあえず忘れていたんだけど、ふとこのメッセージを思い出して、チェックしてみたところ、投票機能が展開されていました。(展開されていたのに気が付いたのは少し前なんですけどね)
試してみます。
Outlook on the Web で新しいメッセージを作ります。
▼「…」→「投票」
![](https://art-break.net/tech/wp-content/uploads/2020/07/200707_02-600x512.png)
▼すると右パネルが出て投票を作成
![](https://art-break.net/tech/wp-content/uploads/2020/07/200707_03-600x446.png)
おや?既視感!と思ったら…
▼ Powered by Microsoft Forms
![](https://art-break.net/tech/wp-content/uploads/2020/07/200707_04.png)
やはり、 Microsoft Forms でした。こうなるとあとは想像つきますね。
▼質問は1個だけのようです
![](https://art-break.net/tech/wp-content/uploads/2020/07/200707_05.png)
「メールに投票を挿入」をクリックすると…
▼なんかよくわからないダイアログが
![](https://art-break.net/tech/wp-content/uploads/2020/07/200707_06-600x440.png)
選択肢がありそうで「OK」しかないですね。
▼こんな感じで挿入されました
![](https://art-break.net/tech/wp-content/uploads/2020/07/200707_07.png)
あれま?なんかこれは微妙ですねぇ…。結局、 Outlook on the Web 側で Microsoft Forms のアンケートを作成して、回答ページへのリンクを付けただけ?
それと勝手にCcに自分が入っていました。
▼To に相手を入れて送信します(念のためテナント外のユーザーも)
![](https://art-break.net/tech/wp-content/uploads/2020/07/200707_08.png)
メールを受信すると…
▼あ、ちゃんとメール本文内で投票できるUIができてる!
![](https://art-break.net/tech/wp-content/uploads/2020/07/200707_09.png)
まぁ、そうですよね。さすがに Forms の回答ページへのリンクだけって事はないですよね。疑ってすみませんでした!
ただし、 Outlook 以外のメーラーで受信すると
▼まぁ、そうですよね
![](https://art-break.net/tech/wp-content/uploads/2020/07/200707_10.png)
クリックすると…
▼ Microsoft Forms の回答ページが開いて投票できます
![](https://art-break.net/tech/wp-content/uploads/2020/07/200707_11-600x380.png)
メールアドレスを入力しなければいけない点が違います。また、同じ Microsoft 365 のテナント同士であってもテナントが違う相手には
▼やはりリンクだけでここで投票はできません
![](https://art-break.net/tech/wp-content/uploads/2020/07/200707_12.png)
つまり、テナント内のユーザーであればメール内で投票ができるけど、テナント外のユーザーの場合は Microsoft Forms で投票する感じです。
投票結果は?
▼メールを再読み込みすると結果が表示されます
![](https://art-break.net/tech/wp-content/uploads/2020/07/200707_13.png)
▼投票作成した人じゃなくても結果は表示されます
![](https://art-break.net/tech/wp-content/uploads/2020/07/200707_14.png)
なんて事がわかったんで、結果を Microsoft Forms から見てみます。投票作成者で見ます。
▼ Microsoft Forms のホーム
![](https://art-break.net/tech/wp-content/uploads/2020/07/200707_15.png)
Microsoft Teams のクイック投票の時と同じく右下に特別なアイコンが表示されています。
▼ちなみに Microsoft Teams のクイック投票のはこんな感じ
![](https://art-break.net/tech/wp-content/uploads/2020/07/200707_16.png)
アイコンが全く同じなのでアイコンにマウスホバーさせないと区別がつきません。
Teams クイック投票と似てるって事は中を見ると…
▼案の定同じだった
![](https://art-break.net/tech/wp-content/uploads/2020/07/200707_17-600x539.png)
特殊なフォームで読み取り専用で編集ができないヤツ。しかも、テナント外からの投票にはメールアドレスが必須項目になってたけど、こっちの結果にはその項目は表示されてないですね。やはり特殊なのか。
▼テナント外からの投票の結果
![](https://art-break.net/tech/wp-content/uploads/2020/07/200707_18-600x311.png)
なるほど、回答者のところに投票時に入力したメールアドレスが表示されるという仕組みでした。つまり、このメールアドレスは偽装する事ができるのかな?
▼適当なメールアドレスらしきものを入力して投票をすると
![](https://art-break.net/tech/wp-content/uploads/2020/07/200707_19-600x306.png)
▼やはりそうでした
![](https://art-break.net/tech/wp-content/uploads/2020/07/200707_20-600x308.png)
なので、メールアドレスの体裁じゃないとエラーになるけど、必ずしも受信者のメールアドレスじゃなくても投票できてしまうって事ですね。
以上の事からテナント外つまり社外の人なども一緒に投票する事は可能だけど、この仕様を見る限りだとテナント内での投票の方が最適っぽいです。とはいえ、 Microsoft Teams でもクイック投票ができるし…社内でメールで投票は…どうなんでしょうね? Microsoft Teams が導入されていない企業向けですかね?でも… Teams が利用できない企業だと Microsoft Forms も利用禁止にされていそうですよね。
ちなみに Microsoft のサイトでは Outlook on the Web だけじゃなくて、デスクトップアプリからも使用できるって書いてあるけど、現時点では僕の環境では投票ボタンが見当たりませんでした。
Outlook で投票を作成する
https://support.microsoft.com/ja-jp/office/46893563-ab12-4bd0-aff7-26f5a488fea0