SharePoint :「場所」列( Location Column )が実装されてるぞ!ただ…

Microsoft Ignite 2018 でも今後実装される予定という情報があり、先日も Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターにメッセージがあった Location 列が僕のテナントで実装されていました!

▼列の追加で「場所」が!

リストに場所列を追加する事によって、例えば顧客管理リストに場所列を追加して地図を表示させれば便利だなぁ!とか妄想が膨らみます。実際に試してみました。

■「場所」列を追加してみる

▼列の作成で右パネルが表示

▼右パネルの全貌

特別な設定はなさそうです。「これらの各追加フィールドを表示する列を追加します」は、ビューに表示させるかどうかです。全部チェックして列を作成した後にはビューに全て表示されますが、後からビューの設定で非表示にも当然できます。

▼「その他のオプション」を展開

これは他の列と同じですね。必須にするかどうかとか。

▼とりあえずこんな感じで場所列を作成します

■アイテム登録してみる

▼アイテム登録では場所列に入力するとサジェストで候補が表示され、そこから選択します

▼なんか表示が怪しいけど一番上の「池袋駅」を選択

▼なんだか「、」が多くて怪しい…

▼アイテムを登録すると…全然埋まってないじゃん

▼アイテムを開くと地図が表示されるのかな?ワクワク!と思ったら…ナニコレ

▼もう一度編集してサジェストを見ると下にも「池袋駅」があるので選択

▼さっきより情報量が多い

▼編集すると…おぉ!色々埋まってます。

つまり、サジェストから選択する時にトラップもあるので注意が必要ってところでしょうか。Bing Mapのサービスを使っているけど、そっち側にゴミがたくさんある感じかな?

▼しかしアイテムを開いても地図は表示されず…

■試行錯誤してみる

▼クラシックUIで列の設定を見てみる

特に設定する項目はないですね。そして列の種類はクラシックUIだと「Location」と記載されています。

ここからが不思議な挙動です。

▼ビューをクラシックUIにしたところ「Location:座標」がモダンUIでは緯度経度が表示されていたのに、こっちは地球儀アイコンが

▼地球儀アイコンにマウスホバーすると「クリックすると、マップ上の位置情報を表示します。」と!

▼クリックすると地図が表示されました!

なんと…モダンUIじゃなくてクラシックUIだとビュー上からワンクリックで地図が表示されるという…勝手にLocation列はモダンUI用の列だと思っていたけど、現時点では逆転してます。ただ…

▼クラシックUIでアイテムを開くと場所列が悲惨な結果に…

ということで、まだ中途半端なまま機能を公開したのでは?という感じです。そのうちモダンUIではアイテムを開くと地図が表示される事でしょう!たぶん。
そしてビューにも地図表示されているイメージ図は Ignite 2018 でも紹介されていましたからね。

■モバイルアプリからは?

たぶんダメだと思うけど…

▼やはり地図は表示されません

っていうか座標の部分は緯度経度も表示されず空欄になっていますね。こちらもモバイルアプリのアップデートで変わるのではと思います。


という事で、速報レベルで試してみた結果、コレジャナイ感が満載ですが、きっとこれからどんどんブラッシュアップしていく事でしょう。


[追記]

天気Webパーツが出だした頃の言語を英語にしないとうまく設定できないなんて事もあったので、英語サイトでも列を追加してみたのですが…

▼候補が表示されない…