ふとビデオコレクションページを思い出したんだけど、当ブログに記事にしていなかったようです。なので今更だけど記事にします。(本機能は去年2022年7月~8月中旬にかけて展開されたアップデートです。)
このアップデートで、サイト内の全ての動画を集約表示できるページが追加されました。これはアップデート後に作成されたサイトだけじゃなく、これまでのサイトにも自動で追加されたページのようです。
不思議なのが、このページはどこからもリンクされておらず、URLを直打ちしないと表示されない隠しページなんです。なんでそうなのかは不明です。サイトURLに
/_Layouts/15/Video_Collections.aspx
を追加することで表示可能なページなんです。
■ビデオコレクションページを確認してみる
▼2021年8月6日に作成したコミュニケーションサイト
あえてこのアップデートより前に作成されたサイトを選んでみました。
▼サイトのURL
この後ろに「/_Layouts/15/Video_Collections.aspx」を追加します。
▼追加すると
▼ Videos というページが表示されました
チームサイトでも表示されますよ。これでこのサイト内の動画が一覧できます。ちょっと不思議ページなのが、コマンドバーに「送信」しかなかったり、編集ボタンがなぜか「 Edit 」と英語だったり、何か特殊なニオイを察知しました。(←この危険なニオイを感じる嗅覚はオンプレの SharePoint 2007 時代から割と嗅覚があって、これでトラブルに陥らなかった事が度々ありました。)
■何のためのページ?
不思議なページですよね。サイト内のどこからもリンクされていないURL直打ちしないと表示されないページですからね。これ今は見つけられないけど Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターのアナウンスが出ていて、当時大事な部分だけスクショ撮っていたのを見つけたので、それを貼り付けます。
▼メッセージセンターのメッセージから抜粋引用
答えが後半に書いてありましたね。 Microsoft Teams のチームのチャネルに動画を共有する使い方をしている際に役立つとの事。しかも「学校、大学、その他の組織」という書き方なので、どちらかというと教育機関向けに何かニーズがあって実装した感じでしょうか。そう考えると、コミュニケーションサイト、チームサイトどちらもこのページは存在するけど、どちらかというと Microsoft Teams のチームに関連付いたチームサイトのビデオコレクションページをURL直打ちで開いて、そのURLを元に Microsoft Teams のチャネルにタブで追加すると良いのかもしれないですね。
▼こういう感じですかね
■ビデオコレクションページの仕組み
上の方でさっき「このページには特殊なニオイを察知した」と書きましたが、 Edit ボタンがあったので軽く探ってみます。編集モードで確認すると、
▼Webパーツが1つ追加されているだけ
しかも「 Highlighted content 」ってWebパーツですね。これ自動生成されたページで特殊だから Webパーツ名が英語になってるけど、つまり「強調表示されたコンテンツ」Webパーツの事ですよね。
▼これこれ
試しに下に追加してみると、
▼同じものを再現できます
若干Webパーツの編集の中身に差異がある気がするけど。しかも不思議なのが、
▼編集したページを発行したらデザイン変わってない??
▼編集前のページ(見比べてみてください)
編集前にはコマンドバーが「送信」だけだったりヘッダーエリアがなかったり特殊っぽいページだったけど、編集してしまうと通常のページになっています。更に…
▼しかもURLまで変わっちゃってるし
▼サイトのページライブラリの中にいつの間にか格納されてるし
これSNSで調べたら、敬愛する平野愛先生が「オンプレミス時代を知っている人には懐かしい Unghosted の動きだ」と投稿していました。あれ?僕もオンプレミス時代知ってる人だけど知らない…(笑) たぶん難しい話なんでしょうね。
ちなみに一度編集してURLが変わってしまうと、最初のURLを叩いてももうリダイレクトされて変わった方のURLに変わります。僕が試した限りだとつまり一度編集すると元に戻せない感じです。こういうところで危険なニオイを察知する能力って大事だったりするんですよね。察知できれば本番環境で試して失敗して利用者に迷惑をかけるようなトラブルを回避し、とりあえずサクっと検証用のサイトを作ってそっちで試せば良いし。
という事で編集してみて2点わかった事があります。1点目は結局「強調表示されたコンテンツ」Webパーツが追加されたページが自動生成されていたという点。2点目は編集しない方が良さそう(触らぬ神に…的な)。
という事で、動画を表示させる方法は色々あるけど、テクニックの一つとして頭の片隅にでも覚えておいても良いかもですね。URLは覚えられないと思うので、忘れたらこの記事をまた検索してみてください。あとは、なぜ今になってビデオコレクションページを思い出したかというと、 SharePoint の Stream ( Classic ) Webパーツが先月リタイアとなり、そして今月新しい Stream Webパーツが登場します。すでに僕の対象指定リリース環境には登場していたのでその記事を書く予定だったけど、その関係でふと思い出したので先にこっちを書きました。正直あまり需要はなさそうなので僕自身が忘れないうちにね。