Microsoft Teams :会議ウィンドウのメニューバー「表示」内のメニューが少し変わった

Microsoft Teams の会議ウィンドウの上部のメニューバー内はシレっと配置が変更される事がたまにあるけど、今回も今朝たまたま見つけました。いや、そういえば今思い出したけど、話者ビューについてのメッセージセンターのメッセージ内にあるスクショに、ついでのように書かれていたかも?と思って読み返したらありました。

▼ Microsoft Teams: Teams 会議でのスピーカー ビュー

この文章部分に記載があったのと、2個目のスクショを見ると変更後のメニューレイアウトがありましたね。これを見かけた覚えがあって、話者ビューが登場した時はまだこのレイアウトになっていなかったのでスルーした記憶があります。

じゃ、新旧を比べてみます。

▼変更前の「表示」内メニュー

▼現在変更後の「表示」内メニュー

このように「その他のオプション」の中に「ギャラリーを上部に表示」「全画面表示」が格納されるようになりました。更に「ビデオの着信をオフにする」は変更前は「…その他」内にあったのがこちらに表示に関するメニューが集約された感じです。

という事でメニューレイアウトがコロコロ変わるのはユーザーにとっては混乱するのでうれしくないと思いますが、多くの機能は機能ごとリタイヤする事はあまりない(と思う)ので、もし以前使っていたメニューがなくなってしまったら、メニュー内全部を見返しましょう。どこかに移動している確率は高いと思います。


※ここから以下は駄文です。

また、「なんでレイアウト変わったの?」という点ですが、これはもう Microsoft の中の人達の気まぐれ…じゃないんですよね。たしか Microsoft Teams の月間アクティブユーザー数(MAU)の最新の情報は3億人だった気がします。世界中で月間3億人が利用しているプラットフォームなんですよね。それを気まぐれで無責任に変更しませんよね。天下の Microsoft のしかも主力製品のうちの一つでもある Microsoft Teams なので世界屈指の優秀な人材が集まっているわけです。その中には UI/UX のプロフェッショナルがいる事は容易に想像ができます。僕ら素人が知りえない様々なデータや経験や知識から変更していってると思います。もちろんその中には僕らのフィードバックも反映されている形かと思います。

じゃ、そう考えた時に最近のメニューレイアウトの傾向を見た時に僕は一つ素人ながら仮説を立ててみました。まず、2年前の「…その他」メニューの中身を見てみると、

▼2021年の「…」内のメニュー

このように非常に縦長な中にメニューが詰め込まれていました。それが今見ると、

▼2023年現在の「…」内のメニュー

これだけコンパクトになっています。いや、メニュー全体は減っていないです、むしろ増えています。メニュー内を階層化して1階層目の表示を減らしているんですよね。今回取り上げた「表示」だって以前はなかったんですよね。「…」メニュー内にあったものが「表示」を新設してその中に移動しただけです。ここから推測するに…これは単なる僕の仮説だけど、会議ウィンドウって一番狭くしても、

▼会議ウィンドウを一番狭くした状態

これが一番狭い状態です。この状態で以前のメニューレイアウトであれば「…」内は縦長で会議ウィンドウを最小サイズにした時に全部収まりきらない感じでした。現に上の2021年の「…」内メニューは良く見るとメニューの中にスクロールバーが表示されていますよね。

でも、現在のメニューレイアウトだと、

▼会議ウィンドウを最小サイズにしてもメニューは全て消える事なく表示

という感じで色々な環境下でもメニューをしっかり表示させるために、表示を縦ズラーから、横に広げて余った土地を有効活用できる階層構造を選んだのかな?と、あくまでもオジサンの仮説です。…なんて、UIが変わった時に「何でそうなったのか?」ってポジティブに考えてみると結構面白かったりしますよ。

とはいえ、階層構造だとクリックしないと次の階層のメニューが表示されないので、そういう意味ではパっと見の視認性は良いとも言えず、ここら辺はメリット・デメリットあるので仕方ないところでしょうね。全ての要件・要望を満たす事はなかなか厳しい。

なので、今のところは何かメニューが見つからない場合は、全てクリックして広げて探してみる事ですね。だからこそ、大事な商談やプレゼンをオンライン会議でやる場合は、本番前にリハーサルしてみると良いと思います。特に色々な機能を駆使する場合は。逆にカジュアルなミーティングの場合は、参加者に聞いてみたり緩くやれば良いと思います。