Microsoft Teams の会議の共同開催者の機能が展開されたのが今年2022年の7月です。そもそも会議の「役割」とは何か?「開催者」とは何か?役割によってできる事は?開催者は元々会議をスケジュールした人のみだったのが「共同開催者」が設定できるようになる事のメリットは?あたりは、その時の記事に紹介してある(ハズ)ので参照してください。
で、この記事にも書いてあるけど、展開された当時は共同開催者に設定できるのは「非チャネル会議」のみで、チャネルに紐づいた会議である「チャネル会議」には設定できなかったんですよね。僕はチャネル会議派(なんじゃそりゃ)なんだけど、機能的にはチャネル会議より非チャネル会議の方ができる事が多いので、共同開催者の設定ができない事も含めてガッカリポイントだったんです。それが、ここ数日前からチャネル会議にも共同開催者の設定項目が表示されるようになりました。僕の観測する限り Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターにも該当するアナウンスはありません。では見ていきます。
▼チャネル会議
左上に「”General” で会議中」と書いてある通り、とあるチームの一般チャネルで開催している開催中の会議ですが、開催中の会議でも、会議バーの「…」の中「会議のオプション」から開けます。
▼会議中のチャネル会議のオプション
真ん中らへんに「共同開催者を選択」という項目が表示されています。ただこの状態では選択はできません。説明がありますね。役割を割り当てる前に参加者を個別に会議に招待してください、と。
チャネル会議をスケジュールする時に出席者を追加しなくてもチャネルメンバー(チームメンバー)なら参加可能です。
▼「出席者」を空欄のままチャネル会議をスケジュールしても、
▼紐づけたチャネルに会議スレッドが立ち、
▼チャネルを利用できるメンバーなら参加できます
ただし、少し脱線するけど、チャネル会議はチャネルメンバーであれば参加できるからと出席者を空欄にすると、
▼会議をスケジュールした開催者のカレンダーには予定として表示されるけど、
▼他のチャネルメンバーにはカレンダーに予定として表示はされません
他のチャネルメンバーもカレンダーに予定として表示させたい場合は、開催者以外のチャネルメンバー自身ができる事として、3つ前のチャネルの会議スレッドの方から開く会議詳細画面のスクショを良く見ると、会議名の下に「+予定表に追加」というところから追加できます。脱線を元に戻して…この状態で開催者が出席者を追加してみます。
▼チャネル会議に出席者を追加すると、
▼そのユーザーのカレンダーに予定が表示されます
お膳立てができたところで再度会議のオプションを開いてみます。
▼さっきと変わって「共同開催者を選択」の項目の下が設定できるようになっています
▼このようにチャネル会議でも出席者を共同開催者に選択できました
▼するとこのように開催者が2人になりました
もちろん会議開催中の会議ウィンドウから会議のオプションを設定せずとも、事前に会議のオプションをブラウザーで開いてあらかじめ共同開催者を追加する事も可能です。
▼カレンダーの該当する会議の詳細画面から「会議のオプション」をクリックすれば、
▼ブラウザーで会議のオプションが開き、会議の事前に共同開催者を選択できます
という事で共同開催者をチャネル会議でも設定できるようになったという事でした。大人数や偉い人が参加するピリピリした雰囲気の会議の場合は、オフラインだろうがオンラインだろうがトラブルなど進行に不手際があると開催者はドキドキですよね。往々にして開催者は司会を兼任する事が多いです。司会は他者に委ねられない場合、せめて開催者の役割は他者に委ねて会議のオペレーションをお願いしたくとも開催者じゃないと操作できない機能もあり、結局会議中は司会とオペレーションを兼任して大変な思いをする事になります。共同開催者を設定する事でその兼務を回避できるわけですが、チャネル会議でもそれができるようになったのは嬉しい事ですね。チームの気軽なミーティングや割と小さくて上下関係にシビアじゃない企業であればあまりピンと来ないでしょうね。でも大企業の会議体にはそんな張り詰めた雰囲気の会議もありますよね(僕は苦手です(笑))。