Microsoft Teams :会議の録画の自動有効期限 – Part.1

※触っていくほど書きたいことが増えてきたので複数記事にします。今回はほんの触りの部分。

Microsoft Teams の会議の録画機能は展開されて以来多くの人が使ってると思います。大事な部分を観返したり、会議に参加できなかった人も後から観る事ができます。また、リアルタイムで社内講習会などをした時に、録画さえしていればオンデマンド配信的な感じで使い回す事もできます。しかし、中には「とりあえず録画」という感じで録画をしても誰一人観ないままずっと保存されている…という事もあるでしょう。 Microsoft によると、「録画されてから60日後までに視聴している動画は5%未満、120日後までに視聴している動画は1%未満」という統計があるようです。その統計に基づいて、会議の録画の自動有効期限が切られる事になりました。

2021/07/30付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されています。

▼(更新)OneDrive と SharePoint でのチーム会議のレコーディングの自動有効期限

長いですね。そして公開から展開まで何度も変更がありました。半年以上ですね。そして僕の環境にもようやく展開されたので、見てみたいと思います。

とりあえずチャネルに紐づいた会議で録画をしました。会議が終了されて少し経過すると録画の準備が完了し会議スレッドに自動メッセージが出てきます。

▼会議録画の自動メッセージ

このように今までは記載のなかった「このレコーディングの有効期限が切れます。ここで有効期限を表示または変更します。」という文言が出てきました。この文言じゃまるでもうすぐ有効期限が切れるような書き方だけど。では「ここで」がリンクになっているのでクリックすると?

▼ブラウザーで動画プレイヤーが開く

なんだ、文言の上のサムネイルをクリックした時と同じ挙動でした。以前はたしか Microsoft Teams 内で動画プレイヤーが表示されたと思うけど、録画の保存先が OneDrive / SharePoint になってからブラウザーで動画プレイヤーが表示されるようになりましたよね。たしか。とりあえず開かれると、初回時は、

▼画面右上に「会議のレコーディングの有効期限」という吹き出しが出てきます

吹き出しの先が「i」ボタンなので、これをクリックします。

▼詳細ウィンドウ内に「有効期限」の項目がありました

ここに記載の通り、有効期限が切れると動画ファイルは削除されるようです。例えば会議に参加できなかった人向けに録画をしていた場合は有効期限内に観てもらえば消えてしまっても問題ないですね。チャネル会議ではチームの裏側の SharePoint のチームサイトのストレージを消費するわけで、無駄な容量がなくなるので良いと思います。
しかし、録画された動画によっては半年後、1年後、もっと先まで残しておきたい録画もあると思います。そういう場合は、

▼有効期限は変更できます

無期限なんかにも変更できるので、動画の内容によっては変更しましょう。

という事で、まずは触ってみた編でした。さて、色々と触っていくと気になる点があります。有効期限を変更できるのはどんなアクセス権が必要なのか?有効期限が過ぎるとどうなるのか?期限切れしたファイルを復元できるのか?保存先が OneDrive と SharePoint で何か違いがあるのか? Microsoft Teams の会議の録画だけの機能なのか?などなど。それらも追々記事にしていきたいと思います。


来週、某弊社のウェビナーが2回、半月後のGW中に開催される Microsoft 365 Virtual Marathon 2022 というコミュニティイベントの登壇準備、その他プライベートも仕事もとりあえずGW明けまでは忙しくなる感じです。前年度の人間ドックで要精密検査の項目もあってまだ精密検査ができてなかったり、ようやく3回目のワクチン接種の案内が届いたのでそちらも…。ブログの更新頻度が最近落ちてきてるけどマイペースにやっていきたいと思うので、定期的に読んでくれている方々は生暖かく見守っていただければと思います。