Microsoft Teams :会議で出席者の「ミュート解除の許可」の仕様が変更された

去年の10月に以下の記事を書きました。

Microsoft Teams :会議で出席者にマイクのミュートを解除させない機能が展開された!そして挙手機能と組み合わせる事で…!

Microsoft Teams の会議において、「出席者」の役割の人達のマイクのミュートを解除させない機能が展開されました。つまり「出席者を会議中に話せないようにする」という機能です。この機能をしっかり活用するには、まず会議には「開催者」「発表者」「出席者」という3種類の役割があるという事を把握しなきゃいけないです。その上で「マイクのミュート解除不可」状態にできるのは「出席者」のみです。開催者はもとより発表者のお口にチャックをする事もできません。上で紹介した記事で出席者にお口をチャックする状態を作る方法は紹介しているので本記事ではそこは省きます。

■仕様変更前

で、この状態で出席者に発言を許可させる場合は、「挙手機能」との組み合わせでした。

出席者がマイクのミュートを解除できない状態

出席者が発言したくなったら、挙手機能を使って挙手をする

開催者や発表者が、そのユーザーのマイクのミュートの解除を許可する

出席者はミュートを解除して発言

という操作が伴い、全ての役割の人がこの手順や機能を把握していないと厳しい状態でした。

スクショで紹介すると、「出席者のミュート解除を許可しない」設定をした状態では、開催者や発表者は、

▼出席者のマイクのミュートを解除させようとしてもできない

しかし、出席者が挙手をすると、

▼「ミュート解除を許可する」がクリックできる

このように、発言したい出席者が挙手をしないと、開催者・発表者が出席者のマイクのミュートの解除を許可させてあげられない仕様でした。

それが仕様が変わって、挙手をしなくても、開催者・発表者がミュートの解除を許可させられるようになったようです。

では、試してみます。

■仕様変更後

▼まず出席者にお口をチャックさせる設定をします

▼「許可しない」をクリック

これで「出席者」はミュート解除ができなくなりました。

▼出席者側の画面。ミュートが解除できなくなっています(ブラウザーで会議に参加しているため旧UIですが)

この状態で、これまでは出席者が挙手をしないと、ミュート解除許可の設定ができなかったのですが、

▼「出席者」の右の…をクリックすると、(このユーザーは挙手をしていません)

▼挙手していなくても「ミュート解除を許可する」というメニューが表示されました

クリックすると、許可したユーザー側の画面を見ると、

▼ミュート解除ができるようになっていました

これにより、出席者が自発的に挙手をしなくても、開催者・発表者が任意の出席者のミュート解除を許可できるようになりました。


これでより柔軟に操作手順もシンプルに対応できそうですね。出席者のお口にチャックをさせる会議であっても、開催者・発表者がミュート解除の許可をして「〇〇さん、何か質問や意見がありますか?」みたいな逆指名ができるようになったというわけですかね。割と日本人は自発的に発言をしないところがあるので、逆指名ができるのは大事ですね(逆に「余計な仕様変更しやがって!」って思う人の方が多そうだけど(笑))

ちなみにこの機能が展開された事に気が付いたのは、 Microsoft Teams 内の新着情報の以下の部分です。

そして良く読むと、2番目の更新プログラムでは…というところに、若干イジメみたいな機能も更新されたらしい旨が記載されているので、これは近々試してみようと思います。