OneNote : OneNote と OneNote 2016

知っている人にとっては今更な話かもしれないけど、意外と知られていない事なので備忘録として!

そもそも OneNote 使ってる人ってどのくらいいるんだろうか?少なくとも Microsoft のイベントや勉強会では OneNote 結構使われている気がするけど、そこから出るとどうなんでしょうかね。
そういう僕も2年前くらいまでは慣れたテキストエディタを使っていましたが、今では OneNote がメインになってきました。とはいえ、メモを取るだけなのでしっかり使いこなせていないし、意外とよくわかっていません。

ところで、OneNote ってWebブラウザ利用以外に2種類あるんですよね。

▼ OneNote 2016 と OneNote

OneNote の方は「 OneNote for Windows 10 」とも言うらしいけど、単に「 OneNote 」でも良いみたいなので、以下はそう記載します。OneNote は、Windows 10 にプレインストールされているようです。たしかに入れた覚えはないけどあった気がします。一方の OneNote 2016 は僕はたしか Office 365 で Word , Excel , PowerPoint あたりを入れる時に一緒についてきたから入れた気がします。(噂によると今は同梱されていないという情報も)

▼ OneNote 2016 と OneNote

2者を比べるとUIが全然違いますよね。まず、「ノートブック」→「セクション」→「ページ」の構成が OneNote 2016 だとセクションがタブになっていたりしますが、 OneNote だとツリー構造になっているんだというのがUI上から直感的にわかるようになっています。構造を把握するという意味では OneNote の方が良いかもしれないです。慣れてしまえばどちらでも良いですが。

で、結局どっちがイイの?という点は、Microsoft の以下のページに答えがありました。

OneNote と OneNote 2016 との違い
https://support.office.com/ja-jp/article/a624e692-b78b-4c09-b07f-46181958118f

つまり Microsoft としてはこれからは OneNote を使ってちょ!という事らしいです。ただし、たとえば Windows 10 以下のPCは OneNote 入れられないなどがあるため、そういう場合は OneNote 2016 をとりあえず使ってくださいという事らしい。

また、 OneNote 2016 はもう機能追加がされないという事が記載されているので、今 OneNote 2016 を愛用している人も、移行できるなら OneNote に移行して慣れておいた方が良いかもしれないですね。

機能についてはやはり OneNote の方が利用できる機能は多数あるようですが、未だに OneNote 2016 でしか利用できない機能もあるようです(場合によってはあまりニーズのない機能なので OneNote にはずっと実装されない事もありそう)。それらの機能も上記ページの下部にリストアップされてるので参照してみてください。

一点、僕が気が付いた不思議な仕様?があったのでオマケとして書いておきます。SNS上で一緒に調べてもらったりして判明しました。僕のブログではよくある事ですが、オマケの方がボリュームがあります(笑)

OneNote 2016 では、貼り付けた画像のテキストを読み取るOCR機能があります。

▼ OneNote 2016 で、画像を右クリックし、「画像からテキストをコピー」

▼それをペーストしたところ

おぉ、便利!

▼一方、 OneNote では、その機能がないのかどこにもメニューが存在しません

でも、さっき OneNote 2016 でコピペをした画像を OneNote で右クリックすると「図」の先に…

▼さっきの画像ではなかった「テキストのコピー」というメニューがある!

で、SNS上でのやりとりで結果として判明したのが…不思議な事に OneNote から画像内のテキスト読み取りの機能はできないけど、 OneNote 2016 で一度でも「画像からテキストをコピー」をクリックすると、 OneNote 側に新たに「テキストのコピー」が出現するという事。

▼さっき OneNote 側で「テキストのコピー」ができなかった画像を、OneNote 2016 で「画像からテキストをコピー」をクリック

▼すると OneNote 側で先程まで表示されていなかった「テキストのコピー」が出現

▼読み取ったテキストをペーストできました

う~む、つまり現時点では OneNote 単体では利用できない機能なので、これも OneNote 2016 独自の機能といったところでしょうか。個人的に便利な機能なので是非 OneNote 単体でも使えるようにしてほしい!

あと、OneNote 2016 と OneNote を同時に立ち上げてみてわかった事ですが、 OneNote で入力すると自動的に同期して OneNote 2016 でも入力したデータが反映されますが、その逆は自動的には同期されないっぽいです。

▼ OneNote に入力すると、1秒ちょい程度で OneNote 2016 にも反映されます

▼ OneNote 2016 に入力すると、いつまで経っても OneNote には反映されない

まぁ、同じPC内でこの2種類を同時に立ち上げて同期させなければいけないシーンはないと思うので良いんですけどね。 OneNote 側では、ノートブックの同期を手動でおこなわないと反映されませんでした。

▼ノートブックの同期

ってことで不思議な仕様もありますが、 OneNote 便利に活用していきましょう。個人的には OneNote 側にある「クラス ノートブック」が気になります。たしか教育機関用の機能だったような。

Microsoft Flow : Microsoft Planner のタスクが追加されたら Microsoft Teams に通知メッセージを Webhook で送信する

中村家では Microsoft Planner を使って家庭のタスク管理をしているのですが、タスク追加されたら Microsoft Teams に通知メッセージが飛ぶように Microsoft Flow でフローを作成しています。

▼フローの中身は超カンタン!

タスクが追加されたらメッセージをポストする1トリガー1アクションだけ。これで別に問題なかったのですが、それは今までほとんど僕が Planner にタスクを追加してたから。

先日、年末にかけて忙しくなるので嫁さんにも気づいたタスクは追加するようにお願いしたところ、嫁さんがガシガシとタスクを追加してくれていたのですが、その晩に帰宅した時にこんな事を言われたんです。

「 Planner にタスクを追加したら Teams に通知が来るでしょ?あれを見ると私がタスクを追加したのに、太一くんがタスクを追加した感じになってるけど大丈夫?」と。おぉ!嫁さんも成長したなぁ!(注:嫁さんはIT全く疎い専業主婦)

▼嫁さんがタスク追加したのに僕が通知メッセージを送信しているので僕がタスクを追加したようにも思える

そうなんですよね。 Teams の通知メッセージのフローは僕が作成したので、僕が Teams にポストした事になるんですよね。それがちょっとややこしいとの事。今まで僕しかタスクを追加してこなかったから特に気にならなかった事。

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QnA Maker と Web App Bot :うまく回答できなかった場合の「No good match in FAQ.」を変えたい

昨日、息子ボットを作成して Microsoft Teams に追加してみました。

Microsoft Teams : QnA Maker と Web App Bot を使ってノンコーディングでチャットボットを作ってみた

ただ、ちゃんと回答ができなかった時に「No good match in FAQ.」って返されるんです。

▼急にロボット感が…

息子ボットを作ったのに息子のカワイイアイコンで「No good match in FAQ.」って返されても、なんか興ざめしてしまいます。なんとかこの文言を変更できないか?できそうだよなぁと思ってがんばってみました。

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Microsoft Teams : QnA Maker と Web App Bot を使ってノンコーディングでチャットボットを作ってみた

Azure は未開の地だったのですが、少し足を踏み入れてみています。先日の Microsoft Tech Summit 2018 でチャットボットのセッションを受けた事もあり、非エンジニアとして簡単にできるチャットボットだったらやってみよう!と思い立ちました。という事で、 Azure 初心者の挑戦なので正しいかどうかわからないで設定します。

※あまり余裕がなくスクショ撮り忘れがチラホラ…。

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SharePoint :SharePoint ニュースやモダンページのコメントでメンションできるようになった

先日 Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージがありましたが、ようやく僕のテナントでも実装されたようです。

▼メッセージセンターのメッセージ

モダンページには下部にコメントを入力することができますが、そこでメンションもできるようになりました。
Microsoft Teams や Yammer もある中で、 Microsoft Stream にもコメントできたり、SharePoint でもコメントできたりして、ちょっとわけわからなくなってきていますが、SharePoint ニュースやページの感想や質問をそのページ内でやりとりできる事は良い事…ですよね。たぶん。

ま、とりあえず触ってみます。

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第1回 Home 365 祭 :無事に祭りも終わったので主催者から見たレポート

おそるおそる立ち上げた Home 365 User Group ですが、2か月経って今ではメンバーも70名弱となりました。とにかく主催者である僕が楽しみたいだけで始めたコミュニティですが、イベントやらなきゃ意味がない!という事で、コミュニティのベテランの目代さんを参謀に付け、立ち上げから2か月弱でイベントを開催しました。それが「第1回 Home 365 祭」です。(目代さんには感謝しきれません!)
コミュニティイベントを主催した経験ある人ならあるあるのようですが、30名上限として一時期は6名ほど補欠者も出るほどだったのに、フタを開けてみると当日にキャンセルもなく不参加などもあり20名を割るという洗礼を受けましたが、とはいえ、とにかく自分が楽しみたいので、あまり大人数で運営が大変で僕が楽しめなくなるのは嫌なので、結果的に20名弱の参加者で良かったと思っています。(その代わり、細かい運営を目代さんにやってもらっちゃって…ダメ主催者ですね。)

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Office 365 : Microsoft 365 と Office 365 のすべてのユーザーに製品トレーニングとヒントをメールするってよ!

▼メッセージセンターにこんなメッセージが届きましたね

なになに?ふむふむ…ユーザーのサブスクリプションの範囲内のサービスについて、有効な製品のトレーニングやヒントをメールで全ユーザーに送りますよ!との事。

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SharePoint : Bing 地図 Webパーツの気が付きにくい機能

SharePoint のモダンページのWebパーツには Bing 地図を表示できるWebパーツがありまして非常にシンプルなWebパーツです。

▼ Bing 地図Webパーツを追加すると

▼こんな感じで追加されます

地図を表示させたいニーズってちょくちょくあるのでうれしいWebパーツです。そのうちリストやライブラリの列にLocation列ができるという話もあるのでそっちも楽しみです。

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SharePoint :モダンUIのドキュメントライブラリで新規メニューの編集ができるようになってた

ちょっと前から追加されていたんだけど、ようやく記事に!

ドキュメントライブラリを単なるファイル置き場として利用する(またはそれしか知らない)人にとっては、ローカルPCからドキュメントをアップする用途しか知らないので、[+新規]メニューを開いたことがないかもしれないし、そもそも存在自体に気が付いてないかもしれないし、ドキュメントライブラリからドキュメントを作成した事がないのかもしれない。(なかなかそういう文化がね…)

なので SharePoint 利用者全体ではあまり意識した事がない人が多そうだけど、ドキュメントライブラリの[+新規]メニューの中って特にモダンUIはゴチャついていますよね。それがテンプレートが追加された事で更に増えるからなのか、新規メニューを編集できるようになっていました。(はっ…テンプレートの追加ができるようになった記事書いてなかった…ま、そのうち)

では、触ってみます

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SharePoint :iOSアプリのバージョンアップ(Ver. 4.3.0)でライブラリを参照できるようになった!

▼こんなバージョンアップの内容

これは一つ前の記事の Planner アプリのバージョンアップより断然朗報です!これまでライブラリを開くと OneDrive アプリに切り替わって表示されたけど、 SharePoint アプリ内で表示されるようです。

では、見てみましょう。

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