Power Automate モバイルアプリの廃止・サポート終了

先月は1記事しか投稿していないという、約10年間運営している当ブログにとって史上最低の更新頻度でした。父親の一周忌やお盆休みもあっての事ですが、それ以外でも色々と大変でして、そこらへんについては今月中に報告をする予定です。たまたまインターネット検索結果から訪れた人など、記事内容のみ関心があってそれを書いている筆者の僕には関心がない人が大半な事は重々承知ですが。

さて、長くお休み?をしたのでネタは溜まる一方です。でもまずはウォーミングアップとして簡単に書けるネタから取り上げます。とはいえ、僕の中では想い出深いモバイルアプリのリタイヤ情報なのですが…。


記事タイトルの通り Power Automate モバイルアプリの廃止です。そういえばだいぶ前に Power Automate モバイルアプリは廃止されるってアナウンスがどこかであった気がするけど忘れました。

まず8月に入って Power Automate モバイルアプリを開くと、以下の画面が表示されました。

▼サポート終了前の画面

2026/08/31 で Power Automate モバイルアプリのサポートを終了し、 App Store や Google Play からは削除される、つまり新規でインストールする事はできないとの事。

Power Autoamte モバイルアプリで行っているであろう作業は、以降は代替がすでにあるのでそちらを利用してくださいとの事。

  • 「承認」は Microsoft Teams の承認アプリで。
  • フローの表示、管理、監視などはブラウザーを利用
  • 手動開始のフローの実行。これはつまりモバイルアプリ内にあったフローボタンを押す行為。これは Power Apps で実行させるアプリを作ってくださいとの事
  • モバイルアプリ宛に送信された通知に関しては、それぞれのフロー内に Microsoft Teams もしくはメールに通知をさせるように作り変えてくださいとの事。そういえばモバイルアプリに通知させるアクションもありましたね。

さて、8月31日までは、この表示があってもそのあとは利用できました。

▼9月1日以降の App Store(アプリのアップデート画面)

このように9月1日以降は「サポートは終了しました。」と過去形で表示されています。では実際に起動してみると、

▼9月1日以降のモバイルアプリ

このようにサポート終了の案内画面のあと、これを閉じてもモバイルアプリは利用できなくなりました。

▼僕の iPhone の R.I.P. フォルダー

徐々に Microsoft 365 で利用できるモバイルアプリが徐々にリタイヤして消えていってしまいますね。数年前には Microsoft 365 関連のアプリがホーム画面の1画面を占拠するくらい種類が豊富だったんですけどね。時代の流れを感じますね。すでに Microsoft は Copilot に投資や開発を全フリしているので、不必要と判断したものは開発コストをおさえるべく淘汰が加速していってるんですかね。

という事で、事前案内の通り、 Power Automate モバイルアプリでできていた事は、それぞれ代替手段があるので移行しましょう。


ここからは想い出です。 Power Autoamte の名称変更前である Microsoft Flow 時代から、僕はモバイルアプリを愛用していました。僕が Power Platform 全般に情熱を注いでいた時代です。今はほぼ消え失せてしまいましたが…。そもそも Microsoft Flow が登場する直前あたりでは、 Microsoft のアナウンスが SharePoint Designer のワークフローの代替手段であるという言い方でした。それがフタを開けてみると(当時は)魔法のツールのような魅力がありました。一度設定をすると、何かをトリガーに後続のアクションが自動化できるという夢のツール。もちろん難しい事をしようとすると関数を勉強しなければいけなかったり非ITエンジニアにはハードルが上がってしまうけど、それでも当時の PowerApps(←当時の名称)に比べると非常に使いやすかったです。難しい事さえしなければ、ほぼマウス操作だけで自動化できてしまいますからね。 PowerApps は基本的に関数ありきでアプリを作るものだったのに対して。

そしてモバイルアプリの登場です。モバイルデバイスの小さな画面でフローを編集するのは全く興味が湧かなかったけど、モバイルデバイスに通知を出せる事と、そして Flow ボタンに大きな魅力を感じました。アプリ内のボタンをタップすることをトリガーにして後続のアクションが自動化される事。2017年~2020年あたりの僕のIT技術コミュニティ活動の中で、一番活き活きとしていた時代でした。 Microsoft Flow モバイルアプリを使ったデモを良く作っては、色々な場所で登壇していました。

また、これを記憶している人はどれだけいるかわかりませんが、「場所」コネクタというものが2019年に登場しました。もう結構前にリタイヤしましたけどね。

Microsoft Flow :「場所」コネクタが登場したので使ってみる( I tried using a Location connector )

これはモバイルアプリが入ったモバイルデバイスが特定の位置に入った事をトリガーにするトリガーアクションでした。Xが当時 Twitter だった頃に、 Twitter コネクターも使えていたので、「日本マイクロソフトの品川オフィスに付いたら Twitter で『日本マイクロソフトに到着!』と自動ツイートさせる」といったフローを作ったりしたものです。実際使ってみると、 iPhone が非常に熱を持つし、バッテリー消費量もハンパなかったので、やめましたけどね。おそらくそこらへんが原因でリタイヤしたコネクターだと思いますが、それでもなんだか夢がありました。

そんなこんなで色々思考錯誤されたモバイルアプリを、僕ら使う側もアイデア出しながら楽しく使っていたモバイルデバイスでした。しかし、僕自身もそもそもある程度自動化させたい事はフロー組んで落ち着き、次第に Power Automate 自体を新たに利用しなくなってきてしまいました。モバイルアプリに関しては…年に1回、家庭内で大掃除のタスク管理に大掃除用のフローを作って、フローが動くとテンプレとなるプランからタスクをコピーする時に、トリガーをモバイルアプリのフローボタンを使っていたくらいです。さて、今年の大掃除までにこのフローのトリガーをどうするか?という悩みはありますが。

ということで一つの時代がまた終わりを迎えました(←言い方が大げさ)。おそらく利用率が低いからリタイヤだろうから、困る人は少ないとは思いますが。今後はもう少しで Microsoft Whiteboard モバイルアプリのリタイヤも10月に予定されていますね。なんでもモバイルアプリの時代が終わり、なんでも Copilot の時代ですね。