Microsoft Teams :これはイイ!会議で共有されたコンテンツが別ウィンドウにポップアウトできるようになった

Microsoft Teams で会議をしていて誰かが画面共有などコンテンツを共有した時に「よりもっと大きく見たい!」というシーンがあると思います。これまでも少しでも大きく表示させる方法は色々ありましたが、ついに決定的に便利な機能が展開されました。

2022/07/11 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。

▼共有コンテンツを別のウィンドウにポップアウトする

これは Microsoft Teams の会議で画面共有などコンテンツが共有された時に、会議ウィンドウとは別のウィンドウで共有コンテンツがポップアウトされるという機能です。つまり、より共有コンテンツを大きく見る事ができます。

僕の環境にはお盆休みあたりに展開されていましたので、試してみます。

▼会議に入室

この時点では特に変化はありません。では、自分以外の誰かがコンテンツを共有します。とりあえず画面共有を。

▼画面共有された状態

コンテンツが共有されると、上のバー内に「ポップアプト」というボタンが出てきます。

▼「ポップアウト」

おそらく展開された後の初回時には、

▼こんな吹き出しが出てくると思うので機能展開された事に気が付くハズです

では、ポップアウトしてみるとどうなるか?

▼共有コンテンツ用のウィンドウがポップアウトされます

あぁ…僕のテスクトップの背景も黒いし Microsoft Teams もダークモードにしてるからちょっと見づらいですね…カンベンしてください。

「ポップアウト」という言葉が慣れないと思いますが、 Microsoft Teams 上ではちょくちょく出てくる言葉ですね。他に「ポップアップ」や「別ウィンドウ」なんて表現がバラバラですけど。

Microsoft Teams :別ウィンドウ・ポップアップ・ポップアウトの4種類をおさらい

という感じで、共有コンテンツが別ウィンドウになった事でより大きく共有されたコンテンツを見る事ができます。

▼今まではコンテンツが共有されるとこんな感じに

で、共有コンテンツをより大きく見たい時は色々設定をしても、

▼おそらくこれが最高でした

どうしても上部の会議バーは消せなかったりします。これが、共有コンテンツのポップアウトを使えば、

▼ポップアウトされた画面を最大にすれば更に広く表示できます

更にこの状態でF11キーを押せば、

▼上部の枠も消えて完全に共有コンテンツが1画面に表示されます

これはなかなか良いですね。画面共有だと共有者のPCのタスクバーなども表示されるので、なんか自分のPC画面のように見えるくらい。

更に、今時はマルチディスプレイ環境の人も多いかと思いますが、会議ウィンドウと共有コンテンツウィンドウがあるので、2画面で並べると、

▼片方に会議ウィンドウ、もう片方に共有コンテンツウィンドウ

今カメラを全てオフにしているのでピンとこないかもしれないので申し訳ないけど、これがカメラがオンになっていたら、片方で共有コンテンツを画面全体で見つつ、もう片方の画面で会議ウィンドウに参加者のカメラ映像を表示させたりチャットを表示させたりもできます。

という事で、この機能は特にマルチディスプレイの環境が整っている人にとってうれしい機能かもしれませんね。まぁ、そこまでして共有コンテンツを大きく見ながら他参加者のカメラ映像やチャットなどを確認したいか?というところはありますが…。

さて、画面共有で試してみたけど、メッセージセンターのメッセージには他にも PowerPoint Live や ホワイトボードでもポップアウトができるという事なので、確認をしてみます。

▼ PowerPoint Live で共有されたコンテンツもポップアウトされました

共有コンテンツウィンドウの方では PowerPoint Live 用のメニューもちゃんと操作できます。ちなみにポップアウトされた状態で共有者が共有を終了させると、

▼共有コンテンツウィンドウの方は勝手に閉じずに、閉じるボタンが真ん中に表示されます

ではこの画面を閉じずに、別の人がホワイトボードを共有したら?

▼共有コンテンツウィンドウにホワイトボードが表示されました

▼共有されているユーザーでも共有コンテンツウィンドウ内でホワイトボードは見るだけじゃなくて描けます

というわけで、サクっと試してみました。これはなかなか便利そうですね。

あ、今のところブラウザー版ではこの機能は使えません。

そして、一点気を付けるべき点があるとしたらPCのスペックですかね。メッセージセンターのメッセージ内にも以下の記載があります。

▼該当部分を引用

つまり低スペックPCでは使えないという事かと思います。たしかに Microsoft Teams だけでウィンドウが3枚表示され、メインウィンドウの他にカメラ映像などが表示されている会議ウィンドウの他に共有コンテンツウィンドウでコンテンツが共有されているなら、なかなかPCの負担も大きいんじゃないかと思います。Microsoft Teams は昔から重いとか遅いとか良く言われているけど、僕個人的にはあまりそう感じた事はありません。おそらく利用しているPCのスペックや同時に立ち上げている諸々が多くて…あたりが影響しているのかと思います。 Microsoft Teams 自体がパフォーマンス良くしようと改良しているようですが、そもそも世の中が変わって働き方も変わってそれに合わせるようにオンライン会議の要望というか要件も増えてきています。そもそも今を生きる社会人はPCのスペックが生産性を左右すると言っても過言ではないので、やはり古くて低スペックなPCはリプレイスしてストレスなく仕事ができる環境が欲しいものですね。