[ 2021/09/24追記 ]
組織アカウントの方の Microsoft Teams でも、デスクトップアプリからチャットの返信ができるようになりました。
そもそも個人用 Teams とは？ってところですが、家族や友人と Microsoft Teams を利用できるというわけですが、一応過去に2回ほど触れた記事があります。
Microsoft Teams ： Microsoft アカウントで個人用 Teams が使えるようになった（プレビュー）
そんな中、プレビューだったこの 個人用 Teams が、5/17から一般提供が開始されたようですね。
【参照】
Microsoft Teams now brings family and friends together to call, chat, and make plans
https://www.microsoft.com/en-us/microsoft-365/blog/2021/05/17/microsoft-teams-now-brings-family-and-friends-together-to-call-chat-and-make-plans/
ただし、正直な話、みなさんどう思います？日本では家族や友人とは LINE などでやりとりしているのが定着しているから、今更 Microsoft Teams を個人利用しようと思う人は日本国内じゃかなり珍しいと思うんですよね（海外事情は知りません）。僕みたいに家族や両親にライセンス付与して仕事用の Microsoft Teams で家族とやりとりしている人間はまた別として。
という事もあり、また上述の通り、我が家では仕事用？の Microsoft Teams を使っているので、ワザワザ 個人用 Teams を使っていないという事もあり、あまりネタにしてきませんでした。
ただ、一点だけ、コミュニティイベントやウェビナーで登壇した時には何度か話している事だけど、ブログには記事にした事がない、気になる点があったので、紹介します。それが記事タイトルの通り「引用返信」についてです。
■（おさらい）PCからチャットで引用返信はできない
チームのチャネルとは違って、チャットは非スレッド形式なので、複数の話題で会話が入り乱れるとカオスになります。特定のメッセージに対して返信したい場合が難しいです。ただし、なぜかモバイルアプリからは引用返信ができるんですよね。
こちらの記事の後半に書いていますが、 LINE と同じように引用返信がモバイルアプリからはできるんです。
▼過去のメッセージを引用して返信メッセージを送信（モバイルアプリ）
しかしPCからはというと、
▼メッセージのメニュー内には「返信」「引用返信」といったメニューは存在しません
強いて言えば、対象となるメッセージをコピーして、メッセージの作成ボックスを展開させて「引用」を使えばできなくもないけど、コレジャナイ感はあります
▼PCで引用返信したい場合は、コレジャナイ感がありますが、強いて言えばこの方法…
■個人用 Teams の場合
ところが、個人用 Teams の場合は話が変わります。そもそも個人用 Teams にはチームがないのでチャットで会話をします。メッセージメニューを開くと、
▼「返信」ってのがある！クリックすると、
▼メッセージ欄に引用返信ができるように
仕事用 Teams の強引に「引用」を使う方法との違いは、引用元のメッセージ投稿者やタイムスタンプが押されている点。
▼こうする事で引用返信が可能
という事で、仕事用の Microsoft Teams と 個人用 Teams の違いでした。
僕の推測では、後発の 個人用 Teams で引用返信ができるなら、仕事用 Teams での引用返信の機能を実装する事は技術的には可能だと思うので、「あえて機能を実装していない」と思っていたんです。仕事用 Teams にはチームのチャネルでスレッド形式で会話できますからね。チャットはあくまでもシンプルかつ流れてもイイやりとりで、複雑に複数の話題を頻繁にやりとりするには、話題ごとに時系列に会話を辿りやすい、やはりスレッド形式のチームのチャネルの方が良いわけで。なので、あえて意図的にチャットで複雑なやりとりをさせないようにするために封印しているんじゃないか？と推測していたんです。
と思ったんだけど、何やら仕事用 Teams のチャットの方にも引用返信ができる機能が実装されるかもしれない！なんて話もあったような。（うろ覚えなので期待しないでください）
まぁ、それは置いといて、個人用 Teams 、どれだけ利用されるんですかね？数年前から家族・親族で Microsoft Teams を利用してきている僕には「ようやく時代が僕に追いついたか！」感がありますが（冗談ですよ(笑)）、今後どうなるか見守っていきたいところです。