SharePoint リストの登録者・更新者を基本機能の設定だけで匿名にする方法(裏技なので難アリ)

前回の記事でアンケートリストは回答者を匿名にできるけど気をつけて、という紹介をしました。

SharePoint アンケートリストで匿名回答の設定がされていても回答者はわかってしまう

アンケートリスト以外では、通常、リストもライブラリもアイテムの登録者や更新者は自動でログインユーザー名がスタンプされ変更する事はできません。ビュー上では該当列を表示しなければ良いですが、アイテムページには必ず「作成者(=登録者)」「更新者」が表示されます。

自分のコンテンツに対して責任を持つという観点では、登録者・更新者を容易に変えられない仕組みは大事かなと思います。ただ、どうしても匿名にしたい場合、例えばアイテムページをJavaScriptでカスタマイズして非表示にしてしまう事も可能でしょうが、(条件がありますが)難しいことをしなくてもマウスをポチポチするだけで匿名にできてしまう方法があります。
※この方法はどの環境でも実現できる方法ではない事と、注意点があります。

「登録者」「更新者」列の設定で、「列の追加設定」の「表示フィールド」に着目です。

初期設定では「名前(プレゼンス付き)」が選択されていますが、選択肢を展開すると色々な項目があります。

この中で利用されていない項目があった場合、それを選択してみてください。また、1項目ずつ設定して表示を確認してみると、本人を特定できないような表示もあったりするので、非表示にこだわらず本人特定ができない事が条件であればその項目も利用できるかと思います。

この環境では未入力の「携帯電話」を選択しました。すると、アイテムページの作成者・更新者は消えています。もちろんソースを確認しても記載はありません。

また、ビューで列を表示したとしても、名前は表示されません。

マウスをポチポチで実現できますが、裏技的な使い方なので若干難ありです。登録されていない項目を利用している場合は、現在データ登録されていなくても、将来的に登録された場合、その情報が表示されてしまいます。