Office 365 : Microsoft Whiteboard Preview を数分だけ使ってみた

先日、Office 365 の管理センターのメッセージセンターを読んでいたら、こんなメッセージがありました。先行リリースのテナントで使えるようです。おっ!なんか新しいサービスのプレビュー版が追加?ホワイトボード?それ聞いただけで機能は想像できましたが、ワクワク!

そこから以下のページへリンクが。サービスをオンにする説明をしています。

Whiteboard Public Preview

To-Do などと同じく管理センターの「サービスとアドイン」でオンにしないと利用できません。

▼管理センターの「設定」→「サービスとアドオン」に「Whiteboard」が!

※ちなみにこの項目が表示されたりされなかったり…。昨日表示されてオンにしたのに、今日は表示されていません。

▼出現した右パネル内で「オフ」を「オン」にして保存。

管理センター側の作業はこれでおしまい。

さて…ここからどうするんだろ? Office 365 ホームなどのタイルには表示されていません。色々リンクをたどると、以下のページに行きました。

Microsoft Whiteboard Preview

▼「GET STARTED」の前に夢が広がる「WATCH THE VIDEO」を観てみると楽しいですよ。

動画を観終わった後に、「GET STARTED」をクリックすると…

▼ガーン…

ブラウザではなくアプリで動くサービスで、 Windows 7 では使えません。タッチパネルも必要なようですね。

なので Windows 10 の Surface Pro 4 でアプリを入れ、とりあえず数分使ってみました。

▼こんな感じ(字…下手…)

ホワイトボードという事もあり、直感的に使えます。定規が何気に便利だなと思いました。Surface Pen を使えばもっと便利そうだけど高いので買っていません…(そろそろ買うかなぁ…)。

他にも画像を貼り付けたりもできますが、それは追々遊んでみます。 Surface Hub があると楽しそう。

SharePoint :モダンページのリスト・ドキュメント ライブラリ Webパーツに新規ボタンなどのコマンド バーが追加された!

このバーの正式名称がわからなく、 Microsoft のサイト、ブログなどでは「コマンド バー」と記載されている事が多かったので、コマンド バーとしています。

追加されるという話は聞いてたけどようやく追加されましたね!色々触ってみます!

■ドキュメント ライブラリ Webパーツ

▼「新規」と「アップロード」が表示されています。

▼「新規」を展開すると。

ライブラリのコマンド バーと比べると「Visio 図面」や「リンク」がないですね。

▼「アップロード」を展開すると。

っていうか「アップロード」でフォルダーを選べるのを今知りました…。というのも諸事情でIE11での操作が多いんだけど、モダンUIはIE11で操作しない方が良さそう!というのも…

▼IE11だとライブラリのコマンド バーの「アップロード」は下矢印がなく展開できない。

▼ただ、モダンページのWebパーツはIE11でも下矢印があり展開可能。しかし、フォルダーを選択できなく、実質使えない。

▼アイテムを選択した状態のコマンド バー

ライブラリのコマンドバーと比べると必要最低限が揃っているという感じでしょうか。

■リスト Webパーツ

▼「新規」が表示されています。

▼「新規」を展開すると。

展開させる必要がない感じですね。

▼アイテムを選択した状態のコマンド バー

こちらも必要最低限という感じですね。クラシックページのWebパーツの設定ではツール バーの種類は「詳細」と「簡易」が選べるけど、モダンページのコマンド バーにはそのような選択は今のところないようです。

■気になった点

▼Webパーツの編集にはコマンド バーの表示・非表示の制御はできません。

クラシックページではツール バーの種類で非表示の制御はできますが。

▼タブレットサイズまではコマンド バーは表示されますが、スマホサイズだと非表示になります。

▼リストで PowerApps でフォームカスタマイズしていても、モダンページのWebパーツ経由で新規作成する時は、NewForm.aspxに遷移しました。

ここで「キャンセル」をクリックすると、モダンページに戻ります。

■モバイル機器の SharePoint アプリでは?

iPhone X での確認です。

▼やはりコマンド バーは非表示です。

▼ただ、横にするとタブレットサイズになり表示されます。

 

ちなみにこれらWebパーツってクラシックページのようにWebパーツのタイトルは変更できないんですよね。リストやライブラリ名がそのまま表示されて変更ができないです。

と、午前中に気が付いて急遽昼休み中に記事を書いたので慌て気味でしたが、とりあえずこんな感じでした。いやぁ、どんどん機能が追加されていくので楽しみですね!

Microsoft Teams :ミームって何??

Teams について色々調べてると「ステッカー」「絵文字」と並んで「ミーム」なる言葉が良く出てくるけど、生まれてからそんな言葉今まで聞いた事がないっす。投稿エリア下のアイコンボタン内には「ステッカー」や「絵文字」はあっても「ミーム」はない。じゃ、ミームってなんなんだ?

とりあえず一般的な意味を調べてみました。

ミーム(meme)とは、人類の文化を進化させる遺伝子以外の遺伝情報であり、例えば習慣や技能、物語といった人から人へコピーされる様々な情報を意味する科学用語である。

Wikipedia より)

意味わからない!そしたら同じページ内に「インターネット・ミーム」なる項目を発見しました。

インターネット・ミーム(Internet meme)とはインターネットを通じて人から人へと、通常は模倣として拡がっていく行動・コンセプト・メディアのことである。

(Wikipedia より)

 

うーむ、それでも頭の悪い僕にはピンと来ない。ただ、このページの下の方に、このような記載を発見。

あるインターネット・ミームは、偶然ないし解説・模倣・パロディを通して、またはそれ自体に関するニュースを取り込むことによって、同じまま保たれたり、時と共に発展していったりする。

(Wikipedia より)

少しわかったようなわからないような…。

一般的な意味の理解はひとまず諦めて(諦めは早いんです)、次に実際に Teams 内のどこにミームがあるか?を調べてみました。

▼ステッカーの中の1カテゴリとしてありましたね。

▼これがミーム

ステッカーと何が違うの??

▼ステッカーは選択をするだけのものがあります。選択すると…

▼即、メッセージエリアに表示されます。

▼しかし、ステッカーの中でも右下にエンピツアイコンがあるものは?クリックしてもメッセージエリアには表示されず、

▼次のステップとして、ステッカー内のテキストを編集する事が可能です。

では、ミームは??

▼パっと見はステッカーと変わりはなさそうでしたよね。

■ステッカーとミームの違い その1

▼「+」をクリックすると画像をアップロードする事が可能です。

▼オリジナル画像の上にテキストが書けます。

アップロードした画像はこの1回の使いきりのようで、1回使うと選択肢に加わるわけではないようです。

■ステッカーとミームの違い その2

▼テキストが2箇所に書けます。デフォルトのテキストもありません。

くらいの違い??あまりステッカーと変わりはないようですね。なので、ステッカーの1カテゴリとして存在しているのでしょうか。

ここまでやって、ようやくミームがなんだかわかってきたような…既視感なような…。

あ!

あれだ!

松本人志の一人ごっつやIPPONグランプリの「写真で一言」だ!

これを使ってチーム内で「写真で一言」をやってみるのも楽しそう!(そういうノリが通じる環境であれば)

ってことで、結果としては、特にステッカーとミームの違いなどは意識せずに、ここぞという場面で使ってみると良いですね。(「ミーム」がなんなのか?というのはフワっとしたままですが。)

そもそもビジネスチャットの導入に二の足を踏む企業が多い中ではありますが、さらにこのようなステッカーやミームや絵文字などは、導入の敷居はさらに高く、冒頭の Teams の設定の通り、この機能自体をオフにしているところも多そう。だけど、個人的にはなるべく機能は制限せずに、ユーザーに委ねてみたいものです。

面白くなきゃ使わない!

※この記事内でステッカーやミームにテキストを書いているスクショがありますが、ご覧の通り、僕は「写真で一言」は苦手です。本記事でもスベり散らしてしまいましたが、スクショ用のサンプルということでご容赦を。

SharePoint :新しい表示(モダンUI)の画像Webパーツでトリミングができるようになった!

まだまだモダンUIの導入を控えている企業は多そうですが、先の事を考えて色々触ってみるのも大事ですね。

いつ実装されたかわかりませんが、画像Webパーツが便利になりました。画像を SharePoint 上でトリミングできるようになりました。今までペイントやPhotoShopなどで加工していた作業が、SharePoint 上で行えるのは非常に便利ですね。

■自由比でトリミング

▼画像Webパーツで画像をクリックします。

▼クリックすると上部にトリミング用のアイコンボタンが並んで表示され、「自由比でトリミングします」というアイコンが押下されています。

これ、僕もなかなか気がつかなかったんだけど、背景が白もしくは白に近い画像だと非常に分かりづらいです。

▼背景が黒い画像だとわかったけど、画像をクリックした時点ですでに自由比でトリミングできる状態なんですね。

▼なのでよーく見るとこの8箇所に■があるような…

▼画像の端でカーソルアイコンが変わるのでドラッグするとこのように表示範囲が狭まり、非表示範囲はグレーアウトされます。

▼フロッピーアイコン(プレビュー)をクリックするか、画像Webパーツじゃないところでクリックをすると結果が反映されます。

非常に簡単にトリミングができますね。

■縦横比を固定してトリミング

▼一番左のアイコンが「縦横比」。これをクリックすると…

▼このように4種類の四角いアイコンが

上から
16/9
3/2
4/3
1/1
という比率です。

▼一番下のアイコンをクリックすると、トリミングボックスを回転できます。

▼4種類の四角いアイコンのどれかをクリックすると、その縦横比でトリミングされるプレビュー。

▼そして反映。

 

他のアイコンについては、円を描く感じの矢印アイコンは戻るボタン、×ボタンはトリミングをリセットするボタンです。

 

■気になる点

▼IE11だと縦横比アイコンをクリックしても、縦横比を選択するドロップダウンが出てこない。

▼このようなレイアウトで右隅をドラッグしようとしたら右下のWebパーツの編集アイコンが表示されてしまい邪魔される。

 

■本当にトリミングされてる?擬似的にトリミング?

どういう技術が使われているのかはわかりませんが、結果だけで判断すると、例えばオリジナル画像をそのままにCSSでトリミングされた非表示部分を隠す…などという事ではなく、ちゃんとトリミングした時点で画像ファイル自体がトリミングされていました。

▼トリミング後の画像をPCにダウンロードすると、画像ファイルは「thumbnail.jpg」とリネームされ、トリミングした状態でした。

SharePoint 内のライブラリにアップした画像を表示させていますが、トリミングした画像Webパーツの画像のプロパティを調べると、この画像が保存されている場所は SharePoint 内ではなく、別のそれ専用の場所に保存されているようです。

いずれにせよ擬似的ではなくちゃんとトリミング加工された画像を表示させる事も、適切なサイズで表示させる事により無駄なダウンロードを減らし、やはりパフォーマンス向上に貢献しているのでしょうか。