今朝、起きたらうれしいメールが届きました。無事に Microsoft MVP 再受賞のメールです。早いもので3年目なんですよね。
Microsoft MVP Award
https://mvp.microsoft.com/ja-jp/
そして、 Microsoft MVP も専門分野があるのでカテゴリーで分けられています。僕はこれまでの2回の受賞は「 Office Apps & Services 」というカテゴリーで受賞されていました。しかし、今回届いた受賞メールを見ると、
▼受賞メールの一部
「 Office Apps & Services 」の他に「 Business Applications 」も書かれていました!非常にうれしいです。
僕の場合は、「 Office Apps & Services 」は Microsoft 365 全般の活動、「 Business Applications 」では Power Apps と Power Automate の活動です。
たしかに1年半前くらいから Microsoft 365 に加えて Power Platform も楽しくて、コミュニティ活動を活発にしてきました。ご存じの通り、 Microsoft 365 に触れていれば Power Platform も触れるし、その逆もしかりです。 Microsoft 365 が気になる人には Power Platform の魅力も伝えたいし、 Power Platform が気になる人には Microsoft 365 も勧めたい。自然とこの2つのカテゴリーは同時に活動する事になるんですよね。また、主宰である Japan Power Apps Orchestra も Microsoft Business Application Summit 2020 の中で演奏会をできたりインパクトを出せていたと思います。
Japan Power Apps Orchestra の演奏が Microsoft Business Application Summit で放映されました!
このような活動が評価いただけたと感じていますが、複数カテゴリーの同時受賞は滅多にない事だと聞いているので名誉ある事です。
正直に言いますと、僕は技術的なスキルは弱々です。今までのコミュニティ活動も「ひたすら好きであるという情熱」と「誰もやっていないオンリーワンな活動」、これは僕の活動の根源でもある「 Home 365 」に起因します。
これは Microsoft MVP に対して大きな誤解がまだまだあるのですが、もちろん Microsoft MVP の中には技術的なスキルが高い人も多いです。いや、そういう人たちが大半かもしれないです。しかしそれ以上に情熱がハンパないんです。それぞれのコミュニティをリードしているくらいですから。上で紹介した Microsoft MVP Award のトップページにも大きく記載されています。
ここに「技術が優れている人を表彰する」とは書かれていません。「非常に優れたコミュニティリーダーを表彰しています」と書かれているんです(僕が優れているかは置いといて…)。で、情熱を持ってコミュニティを牽引していってる人はもちろん自らアウトプットも活発的にして、またコミュニティリーダーなので自然とインプットもあります。自然とスキルが上がってくるし最新の情報や知見も集まってくるという感じでしょう。 Microsoft MVP の中にも様々な人がいて、技術スキルが優れている方向に振り幅が広い人もいれば、情熱の方向に振り幅が広い人もいます。僕は間違いなく後者です。どうも頭が悪いのかたくさんアウトプットしてたくさんインプットしているのに右から左に流れてしまうようです…。
つまり、僕自身はたいしたことのない人間で、コミュニティ活動を共にしている仲間達のおかげです。「仲間達」とは他のコミュニティリーダーだけじゃないですよ。コミュニティメンバーも含めてです。
イギリスの Microsoft MVP である Keith Whatling さんが、こう言っていました。
「 MVP じゃなくて MVC だ! Most Valuable Community だ!」と。
つまり、自分の力で受賞したんじゃなくてコミュニティがあっての受賞であると。全く同感です。あらためて、情熱をもって楽しく時には厳しく一緒に活動してくれる仲間達に感謝です。
開き直るわけではありませんが(いや、やっぱ開き直ってます)、僕はこれからもこのスタンスで活動続けます。幸い Microsoft 365 も Power Platform もエンジニアのサービスではなく非エンジニアも使える、もしくは使ってもらいたいサービスです。非エンジニア層の人にスキル強々の人が「簡単です!」って言っても「そりゃアナタだからねぇ…」になりがちです。そこで僕はむしろスキル弱々を武器にこれまでも「こんな僕でもこんなに便利になれるんです!楽しくなれるんです!」というアプローチでした。これは僕みたいな人間が Microsoft MVP を受賞した使命だと思っているので、今後も恥ずかしげもなく堂々と「僕はスキル弱々です!」と宣言してこれからがんばろうとしている非エンジニア層の希望になれたらと思っています。
また、もちろん仕事とは関係なく個人での活動です。僕の場合はほぼ趣味です。多趣味ですが、他の趣味を犠牲にしてまでここ数年はコミュニティ活動をしています。しかし、それでもこれだけ活動していられるのは家族の助けがあってこそです。我が家は嫁さんの他に4歳の息子もいます。家事・育児…大変だと思います。僕は Home 365 なんて活動をしているくらいだから家族が大事です。しかしいわゆる「イクメン」からは遠いです。特に嫁さんが僕のコミュニティ活動に理解をしてくれているので活動できているところも大きいです。
という事で、大事な事は「自分の力で得たものではない」という事と「仲間や家族に感謝」、そして「好きである事」「楽しむ事」に尽きます。