米国の Microsoft から「1年間がんばりましたね賞」として Microsoft MVP を今回も再受賞できました。
と、頭の悪そうな言い方をすると誤解が生じそうですが、自分で言うのもアレですが、結構受賞されるには狭き門で、受賞人数は日本でも200人弱、世界でも3200人強というところです。多いんだか少ないんだかわからない中途半端な数字のように見えますが、世界中の Microsoft 製品・サービスに従事しているエンジニア人口を考えると分母に対して分子としては非常に少ない数字だと思います。
しかし、特に日本国内だと Microsoft MVP 自体の認知度は低いです。「 Microsoft の社員なんですか?」と聞かれる事もあるけど、むしろ Microsoft の人は受賞条件の対象外ですからね。「資格試験を合格したんですか?」って聞かれる事もあるけど、資格試験じゃないです。アワードです。あと前職でよく営業同行すると僕が嫌がるのに営業さんが「彼 MVP なんですよ!」って営業先で言うんだけど、ほとんどの反応が「はぁ、そうなんですかぁ…(何それ?)」という反応でした。もし Microsoft MVP を営業同行する際には、その紹介するのやめてあげてくださいね(笑)
Microsoft MVP とは?というのは、以下のページで確認してください。
Microsoft MVP Award
https://mvp.microsoft.com/ja-jp/
僕のプロフィールページは、
Taichi Nakamura
https://mvp.microsoft.com/ja-jp/PublicProfile/5003233
ちゃんとアワードの数が「4」になっています。カテゴリーも継続して「 Business Applications 」「 Office Apps & Services 」両方いただけています。このカテゴリーの意味するところは、「 Business Applications 」は Power Platform の活動が評価されて、「 Office Apps & Services 」は Microsoft 365 の活動が評価されてダブル受賞となっています。この複数カテゴリーを同時受賞するケースは Microsoft MVP 内でもレアケースのようです。日本でも数人程度のようです。これは Power Platform と Microsoft 365 の親和性が良いからこその一石二鳥な活動ができるからですね。本ブログではほぼ Microsoft 365 ネタなので Power Platform ネタは少ないんですけどね。
ただ、 Microsoft MVP であるという特別感はコロナ禍のおかげでだいぶ薄くなっているのも事実です。もちろん Microsoft 側から数々の特典もいただけているのでありがたいけど、オフラインのイベントがなくなったところが大きな原因ですね。僕にとって Microsoft MVP である特別感を味わえる一番のイベントが Microsoft MVP Global Summit です。年に1回アメリカのレドモンドにある Microsoft 本社で開催される特別なイベントで、交通費は自腹だけど、それ以外の宿泊費や食事代はすべて Microsoft がおごってくれるんですよね。これはもう夢のようなひと時ですよ。僕は不幸中の幸いか、 Microsoft MVP になってから1回だけ参加できました。
もちろん翌年も参加するぞ!と意気込んでいたところにコロナ禍で現地開催からオンラインイベントに…。来年こそは!と思ったらその翌年、つまり今年もオンラインイベント…。仕方ないですけどね。悲しい。オンラインイベントはどう工夫を凝らしても味気ないですよ…。初参加した時に海外の MVP 達と「また会おう!」って約束したので、また MVP Global Summit が現地開催されるまで、継続受賞していけるようにがんばる次第です。そのくらい僕にとっては特別感のあるイベントです。
また、他にもオフラインイベントだからこその味わえる特別感があるんですよね。 2019年に開催された Microsoft のワールドワイドなイベント「 Microsoft Ignite The Tour 2019 」特に大阪会場は特別感溢れるイベントでした。グローバルイベントになったおかげで、コミュニティ色が凄く濃くなり、 Microsoft MVP 枠として登壇できる機会もありました。セッション会場のキャパの都合で100名くらいしか参加できないところに長蛇の列ができたり、キャパのないシアターセッションでは多くて400名くらいの人達が僕のセッションを見てくれています。もちろんセッション後も話しかけてもらえたり、凄くバンドをやっていた頃を思い出すような特別感がありました。大阪会場では交通費や宿泊費はもちろん Microsoft 持ちである点も特別感出ます。よくコミュニティで活躍している人を海外ではSNSで「#CommunityRockStar 」なんてハッシュタグを付けて表現していますが、バンド活動も経験している僕にはわかる気がします。
とにかくオフラインのイベントこそ最高に楽しいところでもあるので、コロナ禍で1年半もこんな世の中になり、色々と悶々とするところがあります。そういう意味からも Microsoft MVP を受賞できた!という特別感が全く薄れているんですよね。
資格試験でもないし、特に仕事に役立つようなものでもないです。その上の特別感が薄れた事もありコミュニティ活動へのモチベーションを保つのもなかなか厳しい感じですが、少なくともこのブログのように、見てくれている人がいて、毎日チェックしてくれている人がいて、会社内で紹介してくれる人がいて、業務に活かしてくれている人がいて、それが本当に助けになれているのかはわかりませんが、需要があり少なからず社交辞令であっても感謝してもらえる声があるうちはモチベーションは高いです。昔、僕が SharePoint 超初心者でわけがわからなかった時にお世話になった先人たちのブログ。その恩を次の世代へ送れたらと思います。「恩送り」ですね。その活動をする限りは、毎年 Microsoft に認めてもらい続けられるようにがんばります。
僕は頭が悪いので薄っぺらい言葉でしか表現できませんが、とにかく「楽しい」という事が大事ですね。楽しくなけりゃこんな変態じみた事しませんからね。このブログは完全に僕の趣味ですからね。逆を言うと楽しめなくなったらアッサリと辞めます。
という事で、僕は来年も再受賞されるように、これからも様々な方法でアウトプット活動を続けていければと思います。ほんの少しでも皆さんのお役に立てられれば幸いです。