Microsoft Teams :開封確認機能(既読機能)が展開されました!正直やめれ~!

結構前からアナウンスはあり、管理センターには設定項目だけはあったもののなかなか機能が展開されなかったのがコレ。開封確認です。いわゆる既読確認です。「既読確認」と聞くと拒絶反応を示す人もいるんじゃないか?というくらいこの機能は展開される前から賛否両論あった機能ですね。個人的には苦手派なので余計な事しないでよ~と思っちゃいます。

※ 開封確認機能はチャットのみの機能で、チームのチャネルの会話にはありません。

▼メッセージセンターのメッセージ

メッセージの翻訳されたタイトルがややこしい!「チームの」ってあるから開封確認はチームのチャネルの会話に実装されると誤解されそうですが、この「チーム」は製品名「 Teams 」の過剰翻訳です。しっかり本文を読むと、個人・グループチャットだと記載されています。

で、展開されたのを知ったのは数日前。SNS上で話題に上がっていたため。しかし弊家族テナントの僕のユーザーには展開されていなかったんです。ところが別のアカウントで調べてみると展開されているんです。なんとなく先入観でこのような機能展開はテナント単位で行われるものだと思っていたけど、実はユーザー単位で展開されるのに差があるんでしょうか。よくわかりませんが、ようやく昨日の朝僕のアカウントにも展開されたのでようやく検証ができました。しかし、サクっと昨日の朝に検証結果からブログを書こうとしたら、変な挙動に気が付いたのですぐには記事化できず今に至ります。それも交えて…では触ってみます。

▼展開されるとこのようなメッセージが

まずはあるあるですが表記揺れですね。「開封確認」なのにここでは「既読確認」と書かれています。英語がどうなのかわからないけど、ま、いっか。で、まず朗報なのがここで「設定」をクリックすれば、開封確認を無効にできるという点。だから既読機能反対派の人は無効に設定してしまえば良いですね。

▼設定箇所

上述のメッセージの「設定」じゃなくても、後からでも設定可能です。右上の自分のアイコンをクリックし、「設定」をクリック。左のメニューから「プライバシー」を選んでください。このように「開封確認」というトグルスイッチがあるので設定しましょう。
ここの説明文を読んでみましょう。「自分が他の人のメッセージを見たときに通知し、他の人が自分のメッセージを見たことを確認できます。」つまりこの機能をオンにするとこちらの開封状況が相手にもわかり、あちらの開封状況もこちらでわかるという事です。逆を言うと、オフにすると既読確認もされず、こちらも既読確認できなくなるという事です。

▼その後話しかけてみます

すると上のメッセージの右下に見慣れないちょっとキモい目玉アイコンが表示されました。これ既視感あるなぁと思ったら、 Yammer のメッセージを何人見たか?の目玉アイコンと同じでした。で、今は相手が最新の投稿を読んでいないので、上のメッセージに目玉アイコンがあり、下のメッセージの右下に送信済の際に表示されるチェックアイコンが表示されています。

▼では、相手のユーザーがメッセージを読みました。

すると目玉アイコンが下のメッセージの右下に移動しました。つまり、そこまで相手が開封したよ!という事です。つまり、目玉アイコンのところまでが相手が読んだよ!という意味ですね。

シンプルな検証結果は以上です。ここまで見ると機能的にもシンプルなので結果の挙動も単純です。

では、他にもちょっと試してみます。

■ Microsoft Teams 管理センター側は?

▼メッセージング ポリシーに設定項目があります

デフォルトは「ユーザーによる制御」です。なので後は上述の通り、ユーザーがそれぞれ嫌ならオフにすれば良いという事です。で、他にも「すべてのユーザーに対して無効」「すべてのユーザーに対して有効」があります。強制…嫌ですねぇ。

▼試しに「すべてのユーザーに対して有効」にしてみました

反映までは時間がかかりました。数分とかのレベルじゃない感じです。結果どうなるかというと…

▼ユーザー側の開封確認の設定項目は非表示になっていました

このように管理センター側でコントロールも可能ですが、何か理由がない限りはユーザーに選択権を与えたいところですね。

で、この時に再度 Microsoft Teams を開くと…

▼こんなパターンのメッセージもありました

開封確認機能が展開されて初アクセス時のみメッセージが表示されると思ったら、それ以降も表示される事もあるんですね。しかもここでは「OK」しか表示されず「設定」ボタンがありません。無効にできますよという説明文もありません。つまり、「すべてのユーザーに対して有効」にしている時にはこういうメッセージなのかもしれませんね。

で、うかつにも今この設定にしていて再度「ユーザーによる制御」に戻したけど20分経っても反映されないので今日のところはこれまでです。

あっ、そうそう。変な挙動に気が付いたと冒頭の方に書きましたが、証拠として動画にとってあるので見てみてください。

▼片方が開封確認をオフにした時の変な挙動

理論上はどちらか一方が開封確認をオフにしたら、どちらも開封確認ができない状態になるはずなのですが、チャットを始めている最中に片方が開封確認をオフにした場合、オフにした人は開封を確認できなくなるけど、相手は開封確認できた状態のままなんですよね。オフにする理由としては自分が相手の開封確認をしたくないという理由の人はまずいないハズです。相手に未読既読かを悟られたくないからオフにすると思うんです。なのに結果の挙動はその逆で自分は相手の未読既読を確認できなくなったけど、相手は未読既読を確認できる状態なんです。最悪な挙動です(笑)そして、この挙動になっているかどうかは、こうやって並べて確認するからわかるけど、普通は相手に聞かないとわかりません。つまり、この挙動にずっと気が付かない事になります。

これに関しては明日以降もう少し挙動を確認してみて、場合によっては Microsoft に報告しようと思っています。


という事で、よく聞く「LINE疲れ」の一つの原因に既読機能が挙げられます。「既読スルー」なんて言葉もありますからね。それが Microsoft Teams にも来たことにより、「開封スルーするんじゃないよ!」とか「Teams疲れ」なんて言葉が出てこない事を祈るばかりです。場合によっては便利な機能でもあるので、ご利用は計画的に!


[ 2020/02/18 追記 ]
開封確認機能についてもう1つ記事を書きました。

Microsoft Teams :開封確認機能(既読機能)について パート2