僕のブログの記事を辿ると、 Microsoft Teams に「組織全体」チームが作成できるようになったのは去年2018年の10月中旬の頃でした。
で、ここから半年以上経過した今、要件などが変わっているので再度軽く調べてみます。
まず、 Microsoft Teams で、チームを作成するダイアログが変わりましたね。
▼2018年10月当初
▼今はチーム名などを書く前に種類を選ぶようになりました
さて、それでは特に上述の記事内に書いている制限事項などの情報をリフレッシュしてみます。
参考にしたのは上述の記事と同じページ(このページがすでに更新されています)
Create an org-wide team in Microsoft Teams
https://docs.microsoft.com/en-us/microsoftteams/create-an-org-wide-team
■チームのメンバーの数
5,000ユーザー ← 2,500ユーザー
■無償版の組織全体でのメンバー上限
300ユーザー(変わらず)
■組織全体チームを作成できる要件
5,000ユーザー ← 1,000ユーザー
※更にこの上限を引き上げる計画はあるらしい。
■組織全体チームの利用を勧める企業規模
中小企業(変わらず)
という事で、組織全体チームを作成できる要件のユーザー数が大きく増えた事と、そもそも組織全体チーム関係なく Microsoft Teams の制限事項としてのチームのメンバー数が倍に増えたというところでしょうか。たった2点ですが大きいですね。
組織全体チームのベストプラクティスとして、「一般」チャネルへの投稿はチーム所有者のみができるようにするという記載がありましたが、これは組織全体チームのみならず、会話がワチャワチャしそうな規模のメンバー数のチームだったら同じく一般チャネルに制限かけても良いのかなと思います。カテゴリごとにチャネルを作ってそっちで話してもらう感じで。
あと気になったのはただ更新していないだけかもしれないけど、上で案内した Docs のページでは、組織全体チームを作成できる要件が5,000ユーザーに引き上げたのに、未だ中小企業を対象としている点。未だ大企業には組織全体チームの利用をおススメできない何か意図があるのでしょうか?それとも日本では5,000人も従業員がいたら立派な大企業だと思いますが、海外ではその単位も中小企業なんでしょうか?とか思ってしまいます。
いずれにせよ、 Yammer との住み分けもあったりするので、Microsoft Teams で組織全体チームを作成するなら Yammer 使いましょうという選択肢もあったりしますが、そこはそれぞれの環境や事情に合わせる必要がありますね。個人的には組織を越えたオープンなやりとりは Yammer で、比較的閉ざされた世界のやりとりは Microsoft Teams で、というパターンが良いとは思いますが。