Microsoft Teams : Yammer タブが追加されたぞ!

その前によくある質問として Microsoft Teams と Yammer どのようにして使い分ければ良いの?同じじゃない?という質問がありますが、それに関しては Microsoft 側で明確な使い分けは示されているし、僕は僕なりの説明の仕方があるけど、最終的には「好きなように使えばいいんじゃない?」という感じで、意外と奥の深い議論になってしまう場合があるのでこの記事では書きません。

▼管理センターに以下のメッセージが出ました

以前からアナウンスのあった Microsoft Teams のタブに Yammer を埋められる機能ですね。どんなもんなのか触ってみます!

▼チャネルのタブの追加に Yammer がありました!

▼インストール

▼設定のダイアログ

ここのUIが若干わかりにくいのですが、

▼「コンテンツタイプ」で「 Yammer グループ」と「 Yammer のトピック」の2種類から選べます。

▼「 Yammer グループ」が選択された状態では、下の検索窓から Yammer グループを検索できます。検索窓にキーワードを1文字でも入れないとグループは表示されてきません。

ここで残念なお知らせを。実は我が家のテナントでは Yammer は活用してません…。なのでいかにも検証用という感じのグループ名です。

次に、「 Yammer のトピック」についてですが、トピックってなんだ?という事については、過去に記事にしています。

Yammer :「トピック」とは?

つまりハッシュタグの事なんですよね。

▼コンテンツタイプで Yammer のトピックを選択し、検索してトピックを選択

そして設定を保存すると…

▼チャネルのタブに Yammer のフィードが追加されました!

Yammer のトピックでハッシュタグの「#Yammer」を選んだのでトピックのフィードが表示されています。

実際に Yammer の画面と比較してみます。

▼左が Yammer で、右が Microsoft Teams のタブの Yammer

さて、よく見ると違いがあるんだけど気が付きますか?答えは一旦置いといて…

▼ Microsoft Teams の Yammer タブ 内で返信をしてみると

▼ Teams Desktop App から返信をしたことがわかるんですね

「 から Teams Desktop App 」と変な文章になってるけど(笑)

で、一旦保留にした「違い」についてですが、タブに追加した方の Yammer を見てみると、

▼「チャネルと共有」というリンクが!

これは Yammer にはないリンクだし「チャネル」という言葉は Microsoft Teams の用語ですね。

▼リンクをクリックするとタブ内がグレーアウトされて真ん中にダイアログが

▼メッセージを書いて共有ボタンを押すと

▼チャネルの会話に Yammer の投稿を共有する事ができるんですね

もちろん投稿されている Yammer グループに権限制御がかかっている場合は、 Microsoft Teams のタブに追加されたフィードでも同じ権限制御になるので、見えてはいけないメッセージが見えてしまうという事はないようです。

という事で、ただ Yammer のフィードを埋め込むだけじゃなくて、 Microsoft Teams のタブに追加する特有の機能もあったりするのは良いですね。


Yammer のフィードを Microsoft Teams のタブに追加する意味ですが、これは一番上の管理センターのメッセージや、タブを追加する際のダイアログ内の説明を読んでもなんとなく Microsoft 側の思いは伝わってきますね。

やはり ProPlus に Microsoft Teams のデスクトップアプリを入れる事からも、これからはますます Microsoft Teams から移動せずにチームの業務を完結できるような動きになっていってるのではと思います。 今回も Microsoft Teams を離れずに Yammer を使う事ができるようになります。

また、例えば Yammer に社内問い合わせ窓口用グループを設置している場合は、そこに従業員から問い合わせが来た場合に「チャネルと共有」を使って一旦問い合わせ担当のチーム内で対応を議論してから正式に答えを Yammer の方に返信する…などの使い方もできますね。

あとは、チーム内で興味のあるトピック(ハッシュタグ)を表示させることによって、会社全体で情報収集なんかもできるし、場合によっては会社内のスカウトなんかにも役立つかもしれないですね。

などなど、使い方は色々あると思うので、ピンと来る方は是非試してみたら良いと思います。その前に、 Microsoft Teams と Yammer 両方開放して利活用されている企業がどれだけあるのか?というところですが…。