Microsoft Teams :カレンダーの週表示で今日と明日のスペースが広く表示される

先日 Facebook の Office 365 コミュニティで Microsoft Teams の表示がおかしいという投稿がありました。意図したアップデートだけど周知されていないとバグやトラブルの類に見えてしまうという事で、おそらく同じ印象を持つ人も多そうかなと思って記事ネタにさせてもらいます。このように、コミュニティの積極的な参加に対して「自分はスキルや知識ないから…」と尻込みしているとしたら、むしろアップデートを周知している人にとっては気が付かない観点・視点もあるので、是非臆せず積極的に参加してもらえるとうれしいです。今回もあの投稿がなければこの記事は生まれなかったと思うので感謝です!

という事で、具体的にどんな感じかというと、

▼アップデート後のカレンダー

本記事の原稿を書いている今日は2022年11月30日です。カレンダーを見ると、30日と01日のスペースが他に比べて広がっていますよね。また、30日と01日を比べると30日の方が少し広い。これはたしかに何も知らずに見たら表示が崩れていると思いますよね。

しかも良く見ると、左上の「カレンダー」が変な改行になってるし。こっちはおそらく崩れていると思うのでそのうち修正されるハズです。

▼そのうち修正されるであろう…

話を戻して、つまりカレンダーの今日と明日のみスペースが広く表示されるという事です。実際に別の週を開くと、

▼カレンダーの別の週

このように今日と明日が含まれている週表示の場合のみで、別の週では均等なスペースになっています。

さて、これは Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターにアナウンスはあったのか?というと、実はありました。しかし、これだけのメッセージではなく、別のメッセージに「ついでに」シレっと書かれていました。

▼(更新)Microsoft Teams: Teams カレンダーにスケジュールフォームのポップアウトが含まれるようになりました

このメッセージの下の方にさりげなく書かれていたんです。このメッセージのメインの内容は会議のスケジュール画面が別ウィンドウ表示されますよというアナウンスがメインでした。

Microsoft Teams :会議のスケジュール画面が別ウィンドウ表示されるようになった

なので、おそらくこのアップデートが展開されるタイミングで、こっちのカレンダーの今日と明日が広く表示されるアップデートも同時展開されていると思います。

さて、カレンダーで今日と明日のスペースが広く表示される理由はもちろん多くの人にとって大事なのは今日と明日(特に今日)だからでしょうね。 Outlook の予定表と違って Microsoft Teams のカレンダーは他人のスケジュールを重ねたり並べて表示させる事はないので、また人は分裂できないのでダブルブッキング状態になっていなければ基本的には同時刻にスケジュールは1つかと思います。そういう意味ではスペースを広くする事に意味はあるのか?せめてスペースを広げた分、文字が大きくなっているとわかるけど、

▼今日明日に予定が入っている場合の表示

このように特に文字が大きくなるなどもありません。なので僕個人的なこのアップデートに対する見解としては無反応に近いですね。ネガティブでもなければポジティブでもないです。むしろ表示が崩れていると思っちゃう人もいるくらいなのでユーザーに意図が伝わりづらいアップデートですね。だけどこれはあくまでも僕の個人的見解です。

また、この変更はユーザー側で制御できないので今日明日のスペースが広がるのが嫌だと思っても設定でオンオフできないので受け入れるべきです(受け入れるしかないです)。

ここからは脱線話です。


かと言って「これだから Microsoft は!」みたいな考えも持たない方が良いですよ。 Microsoft 側も浅い根拠で機能アップデートはしないハズです。それこそお賃金も高い有数の凄いエンジニアの集団が検討し、検討材料も多くのユーザーの要望や膨大な利用データなどを元に検討しているハズです。思い付きではなくそれなりの根拠があるハズです。とはいえ世界中に星の数ほどのユーザーを抱えるサービスなので、音楽で例えるなら時代を問わず世界中で愛されているであろうビートルズであっても嫌いな人がいるのと同様、食べ物で例えるなら誰もが大好きなラーメンであっても嫌いな人がいるのと同様、利用者という母数が多ければ多いほど、万人に受け入れられる事はありません。つまり僕もそうだし皆さんもそうだけど、自分が受け入れ難いアップデートはあくまでも自分の印象であって、それをユーザー代表みたいに思ってしまう事は良くないですね。自分の考えが少数派である可能性も十分にあります。結局、自分が好みじゃなくても会社で Microsoft 365 を導入していたら使うしかないですよね。今や業務にITサービスは欠かせない存在。それに対して毎日ストレス抱えていたら良くないですよね。たしか以前SNSで偶然見たツイートですが「前の会社は Slack でした。今の会社は Teams なのでクソです。会社辞めたい。」みたいなのを見ました。それを読んで僕は思いましたよ。なら会社辞めればいいじゃん、って。快適な環境で働く事は非常に大事です。在宅勤務やリモートワークな世の中になって、オフィス環境に快適さを求める以上に自分が好みのITサービスを使っている会社を選択する事は大事かもしれません。また、転職を検討とか大げさに思わずとも、今使っている Microsoft Teams に気に入らない点があるのなら、1ユーザーの意見なんて小さいと思っても、それが積み重なれば大きな声になります。もし言いたいことがあればユーザーからフィードバックできる窓口はありますよ。

▼ Microsoft Teams の左下の「ヘルプ」→「フィードバックの送信」

文句やグチを言っているだけじゃ始まらないです。できる範囲でアクションを起こしてみましょう。

という事で後半だいぶ話は逸れてしまいましたが、脱線ついでに Microsoft の企業ミッション知っていますか?

「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」

Microsoft 企業ミッション

決して皆さんの業務の足を引っ張りたいわけじゃないんです。そして多くの人がそれを実現しようと日々がんばっているわけですね。僕は Microsoft の社員じゃないです。前にSNSで僕のブログの記事のリンクと共に「 Microsoft の犬」なんて言われていた事もありましたが、別にそう思われるのは自由だけど、 Microsoft MVP だからって従順な犬になっているつもりはありません。ただの Microsoft 365 大好きオジサンです。本ブログを購読してくれている方ならわかると思うけど、僕の個人的見解でダメだと思うものはダメと書いているし、それに対して僕はフィードバックもしています。日本は未だに「お客様は神様」みたいなところがありますが、(神様が本当にいるかどうかは別として)神様以外は神様じゃないです。いくらお金を払う・もらうという関係があっても、そこは「より良くしたい」という共通の目的の前では仲間でいたいです。何かにつけて文句を言う人は、じゃ自分の業務に対して文句や陰口を言われたら嫌な気持ちになりますよね。一緒ですよ。前向きな気持ちのフィードバックをもらえた方がうれしいですよね。多くの人は子供の頃に親からこう言われたハズです。「自分がされて嫌な事は人にはしない。」と。

脱線に脱線を重ねましたが、つまり微妙だと思ったアップデートがあったとしたら、積極的にフィードバックしましょう。グチや陰口だけじゃ始まらないです。