なんとなく海外の人は好きそうだけど日本人にはウケるのか疑問な機能が追加されました。チャットに最大1分の録画した動画を投稿できる機能です。TikTok とか YouTube のショートみたいな感じですかね。(←使った事ないから適当に言ってます)
■先に用途を考えてみる
どんな用途が想像できますか?海外の人的な発想で考えれば、コミュニケーションの1つの手段として使うんですかね。リモートワークをしていてチャットで文字のやりとりがメインだと、うまく感情まで相手になかなか伝わらずに誤解が生じる場合もあるかと思います。かと言って気軽に電話しちゃうのはお互いの時間を奪う事になる。そういう時にパパっと動画で要件を伝える方法もありますね。ただ文字として残らないので検索もできないからやはり業務の要件を伝える事には適さないか。なので流れてもイイ事を想定すれば、例えば仕事仲間の誕生日に短いお祝い動画メッセージを送ったり、パーリーピーポーみたいな使い方ですかね?ほら、そういうの僕ら日本人はあまり得意じゃないでしょ?話を少し戻して業務で例えば機器の修理を現地でやっている時に本社の技術チームに技術支援をしてほしい場合は、「ココが調子悪いです」と動画でクイックに送信できれば説明が楽です。ただしたった1分なので簡潔にしないといけませんし、そもそもそういう時はビデオ通話かなぁ。という事でまず「ビデオクリップ」と聞いてどんな用途があるのか?から入ってみましたが、皆さん考え付きますか?
2022/09/08 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。
▼(更新)チームチャットのビデオクリップ
説明も非常にシンプルなので、おそらく機能もシンプルかと思いますが、それでは触ってみます。
■試してみる
※映像関連の機能を記事ネタにする時は、仕方なく僕の顔が出てきます。オッサンのむさくるしい顔が出てきますがご容赦ください。
これはチャットの機能です。チームのチャネルではなく、個人チャットやグループチャットの方の機能です。
▼チャットのメッセージ入力欄
機能展開されると、このように右下に今までは紙飛行機の送信ボタンしかなかった部分に、左にビデオクリップのボタンが表示されます。クリックすると、
▼録画するボックスが表示されます
このように録画の準備です。左下にカメラやマイクを選択できるようになっています。適切な機器を選択して録画の準備ができたら真ん中下の録音ボタンをクリックします。
▼マウスホバーさせると、ちょっと表記が微妙ですが1分が最大ですよという注意が出ます。
▼録画中はこのように時間がカウントアップされます
1分以内でパフォーマンス?が終了したら、真ん中の停止ボタンをクリックします。更に右の「レビュー >」ボタンをクリックすると、
▼トリミングができます
完全に油断している顔ですね…。こういう事もあるので録画をトリミングできるようになっています。パフォーマンス?に納得いかなければ左下の「レコーディングの再実行」でやりなおし。
▼トリミングして最高のパフォーマンス?動画に仕上がったと思ったら右下の「送信」をクリック。
▼プログレスバーが表示され、
▼送信完了
このようにチャットにサムネイルで表示され、
▼再生できます
再生プレイヤーの見た目は Microsoft Stream ( SharePoint ) と類似していますね。倍速にも対応されているけど、最大で1分しか録画できないのに倍速するなんてせっかちな人。
▼チャットのメッセージと同じ扱いなので、リアクションなどもできますね
削除したい場合もこのチャットのメッセージのメニューから削除します。動画自体が削除されるのかはよくわからない…。
■この動画、どこに保存されているの?
「データがどこに保存されているのか?」という考えは非常に大事です。そこで確認してみたけど、どうやらチャットのファイルタブ内に保存されてもいないし、自分の OneDrive for Business の中を見ても存在しません。そして色々調べようとしたけどなかなか情報に当たりませんでした。今のところおそらくですが…この機能のための専用領域に保存されているんじゃないかと(漠然とした言い方だけど)。先程、 Microsoft のサポートに問い合わせをしておいたので、この件に関してはその返答を待つことにします。返答いただいたら共有できる範囲内でまた記事にします。とにかく現時点では保存先がよくわからない。
という事で、保存先がよくわからない状態だと業務に関する特に機密性の高い情報のやりとりには二の足を踏んでしまいますが、おそらくそういう事もあって気軽にカジュアルに業務内容とは関係ないパーリーピーポー的な使い方の方が良さそうですね。
Slack には以前から同様の機能が存在していたらしいので、それを意識しての事かもしれません。 Slack ユーザーはこの機能使ってるのかな?特に日本企業のユーザーは。僕はなんだか恥ずかしい感じもするので職場では使わないと思います。家族テナントで個人的に使うとしたら、息子のカワイイ短めの動画を祖父母に送る時。あとは、自分用チャットでもビデオクリップが使えるので、ミュージシャン的には思い浮かんだメロディを鼻歌で録画したい時にパパっと記録できたり、ギター弾いていて良いフレーズやリフを思いついたらカメラの前でギターの指板も映った状態で録画・録音したり、最近練習してるビートボックスで練習した成果や新しく使えるようになった技を録画してみたり、そういう時にカジュアルに録画できるのは良いかもしれないです。でもこれは音楽やってる人の特殊な思い付きですね。そういう意味だと、仕事でもちょっと思いついた事、企画、アイデアあたりをカジュアルに記録させる方法として使うのは良いかも。つまり、シャイな日本人にとってビデオクリップは他人に見せるというよりは、自分用チャットと併用して自分の記録用に利用する感じ?
一応、このビデオクリップの発表があった頃の Microsoft 発信のニュースを見ると、「自分を表現」「人間味」「つながりを強化」あたりのキーワードがありますね。つまりやはりハイブリッドワークによる特にリモート環境での人のつながりを意識した機能かとは思います。(下の記事の真ん中よりちょい下の方にビデオクリップについて記載があります)
Microsoft Teams の新機能 | Microsoft Ignite 2022
https://blogs.windows.com/japan/2022/10/28/microsoft-teams-blog-what-s-new-in-microsoft-teams-microsoft-ignite-2022/