Microsoft Teams :会議の「ビデオの着信をオフにする」

存在は知ってたけどなんとなく気にしたこともないし使った事もない…。基本的に Microsoft Teams に関しては変態的に隅々まで触ってみる僕ですが、会議のメニュー内の「ビデオの着信をオフにする」は、何故か一度も触った事がない事に今朝気が付きました。

そもそも「ビデオ」って表現がね、日本人にとっては思ったのと違う事を指していると思うんです。僕だけかな?「ビデオ」って言うと真っ先にVHSを思い出すのは年齢のせいもあるんでしょうけど、それを抜きにしてもビデオって言うと「動画」をイメージすると思うんです。でも Microsoft Teams の世界?それとも英語の「 Video 」?もはや何が正しいのか?一般的なのか?がわからなくなってきたけど、ここで言うところの「ビデオ」ってカメラの映像って意味だったりするんですよね。

次に「ビデオの着信をオフにする」の「着信」って何よ?って事ですよね。これだけを読むと、憶測として、会議ウィンドウのメニューにあるという事はすでに会議中である状態なので、会議中に別のビデオ会議の着信があってもオフにするって事?とか思っちゃいます。でも違うんですよね。とにかく試してみることが一番です。

以下、一人検証をしている都合上、異様なスクショがありますが、勘弁してください。

▼3人で会議をしていたとします

▼「ビデオの着信をオフにする」をクリック

▼なるほど

つまり「参加者のカメラ映像を非表示にする」という意味でしたね。そしてここでオフにしても会議参加者全員に影響するわけではなく、あくまでも自分のための設定でした。

ちなみに英語では [ Turn off incoming video ] と表示されていたのでこっちで検索してみたんだけど、どうも英語圏の人もこの表記の仕方に異議を唱えていました。とにかく個人的には連想しにくい文言でした。

機能の挙動がわかったところで、どんな時にこれを利用するのか?を考えてみました。

■ネットワークトラフィックの軽減

オンライン会議でネットワークに不安がある場合もあります。会議の途中でなんだかネットワーク的なところで調子が悪い場合もあります。そういう場合は、カメラ映像をオフにする事でネットワークトラフィックの軽減につながりそうです。これ実際に検索しても Microsoft の公式ドキュメントは見つかりませんでした(探し方が悪いのかな?)。ただ、NTTPCコミュニケーションズさんが、実際に検証した結果をまとめたPDFを発見しまして、その検証結果の限りでは大きな効果があるようです。

Microsoft TeamsにおけるWeb会議実施時のネットワークトラフィックを軽減する方法について
https://www.nttpc.co.jp/press/pdf/teams.pdf

こういう検証は僕はよくできないのでありがたいです!

■苦手な人の顔を見たくない

大きな声では言えないけど苦手な人もそりゃいますよね。会議ではダイナミックビューでは会議ウィンドウのサイズや参加人数や話してる人などなど色々な理由で参加者のカメラ映像の大きさが可変します。個人的に苦手な人の顔がいきなり大きく出てくるとそれだけでドキっとしますよね。そういう場合も「ビデオの着信をオフにする」をクリックすれば、色々なストレスから解放されそうです。ただし、オフにするとプロフィール画像が表示されるので…結局そこまで効果ない?

■プレゼン時の集中力や緊張を軽減

自分が会議中にプレゼンをする時に、対面の会議であれば会議室の人の顔が見えますが、そこはオンライン会議。「ビデオの着信をオフにする」をクリックすれば、参加者のカメラ映像が非表示になるのでプレゼンに集中できそうですね。ただ上述の通り、オフにしてもプロフィール画像がジーっとこっちをガン見してきますけどね。ただ動きがない分、集中力を乱される可能性は減るのかな?そもそも僕自身は緊張をなかなかしない性格?特性?なので、これを期待してこの機能を利用する事はありませんが。

という事で、ここぞという時に使ってみましょう。