かれこれ2週間前くらいになりますかね。ページやニュースを開くとコマンドバーに「分析」というメニューが追加されていました。 Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターを見ると、2021/03/12 付けでメッセージが公開されていました。
▼ページ分析
では、実際に見てみましょう。
■分析
▼コマンドバー内の右の方に「分析」
▼ページ分析
検証用サイトなのでデータとしては寂しいですが…。
▼各項目の右上の日付をクリックすると日数の範囲を指定できます
良く見ると、タイトル下に先月比みたいなのが表示されていますね。
また、項目次第では、
▼「90日」は使用できないらしいです
ここら辺も含めて、詳細は以下の Office サポートのページに記載されています。
ページとニュースの使用状況データを表示する
https://support.microsoft.com/ja-jp/office/e3186199-ccc8-4445-9162-bb1bcec8b7ee
■分析を利用できる権限は?
上のページには「ページが存在するサイトのページ所有者、メンバー、訪問者は、ページ分析を表示できます。」と書かれています。
▼【注】の一部
これ、実際に見てみると…
▼サイト所有者
▼サイト メンバー
ここまでは良かったけど、
▼サイトの訪問者 あれ?「分析」ないじゃん?
僕の環境では訪問者はコマンドバーに分析のメニューがありませんでした。何か別の表示方法があるんでしょうかね。ちょっと僕にはわかりませんでした。
では、各項目を見ていきます。それぞれどうやって使うとイイのかな?という点も、あくまでも僕の目線で添えています。ただ実際に僕は分析しているわけじゃないのでほんの少しの参考までに。
■ページの閲覧者
期間の間にページを閲覧した人数です。1人が1回閲覧しても100回閲覧しても1人とカウントされるようです。ページやニュースを発信する場合はターゲットが決まっていると思います。全従業員に対して発信したい内容なのか?部署なのか?など。その母数に対してどのくらいの人が見たのか?の指針になりそうですね。ニュースのアナウンスの仕方をABテストしてみる時の分析にも役立ちそう。ちゃんとリーチできているのかな?という意味で。この分析の数字がどこまで正確かはわかりませんが…(過去には SharePoint のこの手の分析では同じページの分析なのに、見るツールや場所によって全然数字が違うなんて事もあったので)。なのであくまでも参考に、という程度にした方が良いかも。
■ページ ビュー
これはいわゆるPVなので1人が100回閲覧したら100ビューとカウントされるようです。たとえば、「ページの閲覧者」の数字とページビューの数字を比較してみると良いかもしれないです。あきらかにページビューの方が多い場合は、つまり「同じユーザーが何度も閲覧している」という事になるので、ニュースやページの内容次第でもありますが、何度も読まれる内容なのか?もしくは理解しづらいから何度も閲覧しているのか?などの検討材料になるかもしれないです。
■ユーザーあたりの平均時間
ユーザーのページ・ニュースの閲覧時間の平均が表示されます。これも興味深い数字だと思います。一旦、ページ・ニュースをゆっくり流し読みした時にかかった閲覧時間を測ってみて、それとここに表示されている平均時間を比較すると…、ちゃんとユーザーは最後まで読んでくれているのか?だいたいどこまで読んでくれているのか?などが多少はわかるかと思います。ユーザーの離脱時間が早い場合は、もしかしたらコンテンツとしてつまらないのかもしれないです。日本人は「起承転結」で、結論を最後に持って行きがちですが、多くのコンテンツは最後まで読まれないケースがほとんどです。なので、実は伝えたい事を最初に書いた方が良い場合もあったりします。
■時間別のページ トラフィック
ユーザーが閲覧している時間帯の傾向がわかります。これで休日にも閲覧している社畜を…という使い方ではないとは思います(笑)ここの使いどころとしては、およそこのサイトを利用するユーザーが、何曜日の何時あたりに閲覧が多いのか?を傾向として掴む事で、じゃその時期に合わせてタイムリーに読んでもらいたいページやニュースを公開しよう!などの参考になるんじゃないかと思います。
という事で、この分析の数字が正確であれば?結構この分析機能は気軽に色々と分析できて役立つと思います。Webサイトの分析に強い人(たとえばマーケティング関連の人)に気軽に話せる人がいれば、これを見せて分析するコツを相談してみても良いかもしれないです。ページやニュースだけじゃなくコンテンツは見られてナンボのものですよね。