Microsoft Lists / SharePoint :リストを作成すると既定でバージョン管理が有効になった

2/12付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターにこんなメッセージが公開されました。

▼新しいリストでは、既定でバージョン管理が有効になっています

今まではリストのバージョン管理って既定ではオフだったんですよね。それが、既定でオンになって、50のメジャーバージョンを保持する設定になるようです。今朝確認したら展開されていたので見てみます。

■バージョン管理の設定画面

リストの管理画面は権限がないと見えませんが、目的のリストを開いて、

▼歯車から「リストの設定」をクリック

クラッシックUIでリストの設定画面が開きます。

▼全般設定セクションの「バージョン設定」

■既存のリスト

これは展開された後に新規作成したリストの既定値が有効になるだけで、展開前までに作成済のリストの既定値が変わるわけじゃないです。例えば、古くに作ったリストのバージョン設定を見てみると、

▼「アイテムのバージョン履歴」では「いいえ」のまま

■新規作成したリスト

では、展開された後に新規で作成したリストのバージョン管理の項目を見てみます。

▼新規作成したリストの既定値

このように「はい」になっていて、「次の数のバージョンを保存する」が「50」と入力されていました。

もちろん、設定は任意の設定値に変更は可能です。

■確認

バージョン管理がオフになってるリストでは、アイテムのメニューを見ても、

▼「バージョン履歴」のメニューはありません

では、さっき作ったリスト、既定でバージョン管理はオンになっています。見てみると、

▼バージョン履歴のメニューがあります

▼履歴が表示されます

▼バージョン1.0 に復元します

▼このように復元されました

復元したバージョンに戻るというより、新規バージョンとして復元したバージョンの状態になる感じです。なのでこのようにバージョン1.0に復元された段階で、2.0以降が消えるわけじゃなく、更に2.0に復元する事もできますね。

ここら辺になるともう今回の変更点の確認ではないですけどね。あ、ついでに言っておくと、添付ファイルはバージョン管理の対象外ですからね。念のため確認したけど今も同じでした。ちょっと古いので他の部分については今はどうかわからないけど、一応過去の記事を紹介しておきます。

SharePoint :リストの添付ファイルでファイル管理はしない方が良いと思う

という事で、リストもバージョン管理が既定で有効になったという事です。テキストデータであれば容量もたかが知れてると思うので(たぶん…)、バージョン履歴が有効になっていてもテナント全体のストレージに影響するような事はないかとは思います(たぶん…)。リストって既定の設定では編集権限さえあれば自分以外が作ったアイテムも編集できちゃいます。なのでバージョン管理しておくのは良いかもしれないですね。