SharePoint 列の内部名

■内部名について

列には列名と裏側に内部名が存在します。列名・内部名ともにアプリ内ではユニークです。基本機能のみで利用している場合は内部名を気にする必要はありません。
列名は作成後に変更する事ができますが、内部名は変更できません。裏を返せば、Webパーツの開発などで、特定の列を参照したい場合、列名だとリストに権限さえあれば列名を変更できてしまうので、その後Webパーツが正常に動作しなくなります。
内部名なら列の作成後は変更できないので、列名を変更してもWebパーツも修正する必要なく正常に動作します。メンテナンス性を考慮すれば内部名を使った方が良いですね。

■内部名の調べ方

列の内部名の調べ方は、列の編集ページのURLを見ればわかります。
例えば以下は「タイトル」列のURLのサンプルです。
http://****.sharepoint.com/****/_layouts/15/FldEdit.aspx?List=*****&Field=Title
このField=より後ろが内部名です。つまり「タイトル」列の内部名は「Title」です。

■列名を日本語にして列を作成すると…

例えば「商品」という列名で列を作成すると、内部名をURLから取ってくると、
_x5546__x54c1_
これが「商品」列の内部名です。なんか気持ち悪いですね。
01

これを回避する方法として、列の作成時に列名を英数半角で一旦作成後、列名を日本語に編集する手があります。

▼「product」という列名で列を作成すれば、内部名も同じく「product」です。
02

▼その後、列の編集で列名を「商品」に変更します。
03

▼列名は「商品」だけど、内部名は「product」のままです。
04

※ただし…英数半角と書きましたが、例外がチラホラあるようです。例えば、「1」という列名で作成すると内部名は「_x0031_」でした。列名の頭に半角でも数字を入れるとこうなるようです。また、「col1」という列名で作成すると内部名は「_x0063_ol1」になりました。これに関しては法則がよくわからないです。深入りしない事にします…。

SharePoint デザインカスタマイズ検討についての考察

SharePointで社内ポータルサイトや部門サイトやチームサイトを運営されているケースが多いと思いますが、SharePointのデザインは昔から評判良くないです。特にSharePoint2013では時代がフラットデザイン化されてきている流れからか、シンプルに拍車がかかってきました。
SharePointは知っての通り国産製品ではないので、文化の違いから日本ではシンプルデザインをなかなか受け入れられない傾向にあると思います。欧米ではシンプルなデザインが好まれる傾向にあるようなので。
そこでデザインカスタマイズを検討されるかと思いますが、十分に検討をしてください。

SharePointで「見栄え」という意味でのデザインに凝る必要が本当にあるのかどうか?

日常、従業員同士の情報共有に利用される場合がほとんどかと思います。不特定多数のお客様に製品などを買っていただきたくて公開しているようなインターネット上のサイトとは用途やゴールが違うんです。

見栄えを良くすれば社内ポータルなどの利活用が促進されると安易に考えている方が結構いますが、例としては悪い例ですが「美人も三日で飽きる」です。カスタマイズ後のアクセス数は増えると思います。ただ、それも数日です。

利用用途を考えるとデザインよりもコンテンツのクオリティの方を重視すべきです。見栄えをよくするくらいなら、社内ポータルトップページに社員食堂のメニューを貼り付けた方が、よっぽどアクセス数は伸びます。
チームサイトなどは、デザインなんかにお金をかけるなら、メンバーにトレーニングをして便利さをアピールした方がよっぽど利活用促進されます。

もちろん予算が潤沢である場合は別です。見栄えを良くして損はありません。ただ、こんなご時勢ですし、費用対効果やお金をかけるべきポイントを考えるなら、SharePointでデザインカスタマイズをする際に重視すべきところは、見栄えよりも、ユーザビリティやアクセシビリティという観点です。

例えば、ナビゲーション部分をよりクリックされやすく工夫をしたり、ただのテキストなのか?リンクテキストなのか?が視認できるように工夫したり。

もちろん、カスタマイズする事による中長期的な管理面での影響やコストも検討事項です。

ノーマルのSharePointのデザインの印象が悪くても、使っていればそのうち慣れてきて気にならなくなるもんだと思います。