Microsoft Teams :モバイル端末から貼り付けた画像は SharePoint のライブラリには保存されない(サポートに問い合わせ、他、色々脱線して検証)

Microsoft Teams はおよそモバイル端末でも利用できる事で、いつでもどこからでもコミュニケーションを開始できる事で、真価を発揮すると言っても良いと思います。我が家では嫁さんと LINE の代わりに Teams を利用しています。(嫁さんの iPhone では何故か通知が出ないらしくて困っていますが…)

Teams をモバイル端末( iPhone )で使っていて、画像ファイルについて気が付いた事がありました。それがタイトルの通りです。iPhone のアプリで画像アイコンから貼り付けた画像は、 ファイルタブ内(つまり SharePoint のライブラリ)には保存されないんです。再現してみます。

■PCから画像を添付

▼PCのデスクトップアプリにドラッグ&ドロップで画像を会話内にブチ込みます

▼会話を開始すると画像が会話内に表示されます

▼「ファイル」タブに行くと添付した画像が表示されます

つまり、チームと接続されている SharePoint のチームサイト内のライブラリにアップロードされているという事で、僕の知る限りこれが通常の挙動です。

■モバイル端末から画像を添付

▼会話内に画像を表示させるには一番左の写真アイコンをタップします

▼会話を開始すると同じく画像が会話内に表示されます

▼PCのデスクトップアプリで確認すると画像は表示されています

しかし!

▼「ファイル」タブに行くと添付した画像は表示されていません(先程PCから追加した画像しかない)

■差異を確認(色々検証した結果、少し脱線もしています)

この2つの方法で表示させた画像の差異を調べてみました。

▼PCからの画像はセンタリングされ、iPhoneからの画像は左寄せ

▼画像を右クリックすると、PCからの画像は専用メニュー、iPhoneからの画像は「画像をコピー」

左クリックの挙動には差異はありませんでした。

▼PCからの画像をコピーしたい場合は、左クリックして表示された画像を右クリックすると可能です

▼「画像をコピー」でコピーした画像は会話内にペーストできます

この方法で表示させた画像の扱いは iPhoneからの画像と同じく、ライブラリにアップロードされませんでした。

更に、これらの画像ファイルをダウンロードしてみると…

▼ダウンロードしたファイル

PCからの画像はアップロードした元ファイルのファイル名だけど、iPhoneからの画像や上述の方法で会話に挿入した画像は[ MicrosoftTeams-image ]というファイル名でダウンロードされます。

▼っていうかそんなことをやっていたらなぜかユーザーのプロフ画像の表示がおかしくなってしまいました…

▼さらにおかしくなりました…

これはたまたまなのでしょうか。何かの操作の影響なのでしょうか。(変な事を色々やったので。)最終的にサインインしなおしたら直りました。直ったので脱線検証を更に脱線させます。

少し面白かったのが、右クリックすると出てくる「画像をコピー」ですが、

▼あれま、(直りたての)ユーザーのプロフ画像も右クリックするとコピーできます!

▼同じく会話にペーストができます

▼投稿できたけど、またユーザーのプロフ画像がおかしくなってる…

■ Microsoft のサポートで聞いてみました

これまでも色々と変な問い合わせをしてきましたが今回も気になったのでサポートに問い合わせました。どんな問い合わせにも丁寧に親切に教えてくれます。
モバイル端末から貼り付けた画像ファイルはライブラリにアップロードされていませんが、必ずどこかに保存されている事は確実なので、そこがどこなのか?など、気になったのでサポートで問い合わせしてみました。

まず、モバイル端末から画像ファイルをライブラリにアップロードしたい場合は、
写真アイコンからではなく、クリップアイコンからアップロードしてくださいとの事です。(でも画像って会話に貼りついていないとねぇ…)ただし、iOS版に限ってはOS側の機能制限で外部ストレージにのみアップロードする事が可能で、 SharePoint にはアップロードできないそうです。

そしてモバイル端末から貼り付けた画像ファイルの保存場所は、 Microsoft Teams 独自の Azure 上のストレージが利用されているとの事です。(PCのデスクトップアプリでも会話内に画像をペーストした際も同じとの事。)また、この Azure 上のストレージは現時点では上限は設けられていないとの事です。
他に気になる点としては、保存場所が Azure 上であることから、この方法で保存されたファイルは、ユーザーや管理者が後から確認をしたり一括削除をするなどの操作は行えないとの事。また、コンプライアンス センターからのコンテンツの検索対象外であるとの事ですが、これはつまり監査ログの対象外という事かしら。場合によっては気になりますね。

【2019/08/08 追記』

上記の取り消し線の部分は当時の仕様で、現在では検索対象になったとの事です。以下の記事からご参照ください。

Microsoft Teams :ファイルタブに保存されない画像ファイルは管理センター「コンテンツの検索」の検索対象になっていた

チャットに写真を貼り付けるのってモバイル端末からの利用では大事な点でもあるので、とりあえずはそんな仕様であるという事は把握しておいた方が良いかも?モバイル端末だとOSの制限などもあるからなかなか難しいとは思うけど、できればPCもモバイルも同じ挙動の方が良いですね。

Microsoft Teams :利用者目線での気になる点 「Enterで誤爆(誤送信) 編」

Microsoft Teams (マイクロソフト チームズ、以下 Teams)は最近1歳になったというツイートを発見した気がしました(記憶怪しい)。そして今、 Office 365 の数あるアプリの中でもアツいアプリのうちの一つではないかと思います。先日の勉強会でもかなり関心がある感じでした。

今まで Teams は家庭内で嫁さんと LINE の代替として使ってる程度でした。この場合、モバイル端末利用が100%なので、PCで Teams を利用する機会がほとんどありませんでした。ここ最近、ようやくPCで利用する機会が増えてきたので、気になる点などを今後シリーズ化して挙げてみたいと思います。

今回のお題は最も多いであろう気になる点。

■ Enterで送信。という仕様がしんどい…

これまでの様々なPC操作で「Enter=改行」というクセがついてしまっているので、Enterを押すと送信してしまう Teams の仕様で誤送信をしてイライラが隠せない人は多いハズ。以前、 Office 365 内とその他のEnterの挙動を調べた事があります。

Office 365 のそれぞれのサービスの「改行」「投稿(送信)」方法 ショートカットキー

(これ今気が付いたけど、Skypeが入ってなかった…)

調べた限りだとEnterはSNS系は改行でチャット系は投稿でした。つまり、これは推測ですが、チャットはSNSよりも更に通常の会話に近い迅速なやりとりを想定しているので、会話の息継ぎのタイミングくらいでボンボン投稿する事を考慮しているのでしょうか?(たまにLINEでも1つの会話をまとめずに複数に分けてボンボン投稿する人もいるけど、そんな感じ?場合によっては特に通知がウザいと思ってしまう事もありますが…。)う~ん、違うか。

とにかく、特に Yammer と併用している場合は、改行のつもりでEnterを押してしまって書き途中に誤爆(誤送信)する頻度が増えます。実際に僕もよくやります。たしかLINEだと設定でEnterの扱いを変更できたような。今の Teams ではそのような設定はありません。じゃ、どのような対策が可能か?

■ 誤送信対策

ひとつクセを付けておけば誤爆する可能性がグっと減る方法がありました。

▼投稿エリア下の左の「A」アイコンをクリック

▼すると投稿エリアが広がり、この中では Enter は改行扱い!

ちなみに、このAモードの場合だと、送信は Ctrl + Enter です。

▼このクセをつけておけば誤爆の可能性もグっと減る?

Aボタン一つクリックする手間はありますが、結局チャネル開いて投稿を入力する際に、投稿エリアにカーソルを持っていく必要があるので、それをAボタンに変えるだけだから、クリック数が増えるという印象にはならないハズ。ちなみにこれはブラウザ利用でも同じです。

また、普段からショートカットキーを利用する事に抵抗がない人であれば、このAボタンのショートカットキーもあります。

Ctrl + Shift + X

です。Ctrl と Shift を押した状態でXですね。一度押すと展開され、もう一度押すと閉じます。僕はショートカットキーよりもAボタンを押す派ですが。

また、モバイルアプリはというと、

▼iPhone ですが、ソフトキーボードも「Enter」ではなく「改行」で、挙動も改行扱いです。

投稿した後に削除もできるし編集もできるから、誤爆してもチームメンバー内だし気にしなくても良いんですけどね。それでもやはり誤爆は恥ずかしかったりチーム内に気難しい上司がいるような場合は、このようにAボタンをクリックするクセを付けるという解決方法もアリかと思います。

Microsoft Teams :添付ファイルを添付後に削除したらどうなるか?会話を削除したらどうなるか?

■添付ファイルを添付後に削除したらどうなるか?

▼ファイルを添付して会話を開始

▼「ファイル」タブから添付したファイル(「削除テスト.xlsx」)を削除

▼削除しても会話の方は変化なし。ファイルのリンクをクリックすると…

▼「ファイルが見つかりませんでした。」

添付ファイルを添付後に削除したら、会話のリンクは特に変化はありませんでした。

■添付ファイルを添付後に会話を削除したらどうなるか?

▼ファイル(「削除テスト2.xlsx」)を添付して会話を開始

▼添付した会話を削除

▼削除されました

▼「ファイル」タブを見ると、ファイルは削除されていませんでした

添付ファイルを貼り付けている会話を削除しても、添付ファイル自体は削除されませんでした。削除した会話を復元したい場合は安心ですね。

しかし、おそらくこの挙動を知らないユーザーは、会話を削除すれば添付ファイルも削除されたと思う可能性が高いと思います。

ゴミファイルが溜まったり、不要ファイルがずっと残っている事でのトラブルもありますので、この挙動は周知させておいても良いのかなと思いました。

不要ファイルが残っていた事でのトラブルは SharePoint の頃からもあると思います。ファイルサーバーでもメールの添付でもありえます。
例えば、古い情報の記載があるファイルを削除したと思っていたらそのまま残っていて、検索でそのファイルにたどり着いたユーザーがそのファイルが最新だと思い込んでお客様に提出したら、実は古い情報だったためにトラブルに…のような。チーム内の会話を把握していればそのファイルが最新ではないのは把握できますが、検索結果からファイルにたどり着いた場合はその経緯を知らないユーザーもいますからね。

Microsoft Teams : 添付ファイルを添付後にフォルダー移動したらどうなるか?

数日前に Microsoft Teams で添付ファイルを添付後にファイル名変更したらどうなるか?添付した会話のリンクはデッドリンクになってしまうのか?否か?という記事を書き、若干違和感あるけど問題ないことを確認しました。

Microsoft Teams :添付ファイルを添付後にファイル名変更したらどうなるか?

この記事を書いている時に「では、フォルダー移動したらどうなるんだろう?」と思ったけど、時間がないのでネタメモに書いて後日検証しようと思っていました。しかし、SNS上で「フォルダー移動もOKですよ」とのお話をいただき解決してしまったのですが、当ブログは自分への備忘録も兼ねているので結果がわかっていてもやります。

▼会話にファイルを添付します

▼「ファイル」タブに添付ファイルがあることを確認

▼この画面からフォルダーを作成します

▼フォルダーが作成されました(「フォルダー01」)

▼添付ファイル「フォルダーテスト.xlsx」を移動します

▼移動後に「フォルダー01」内に「フォルダーテスト.xlsx」が移動されたことを確認

▼会話に戻ると特に異変はないです

添付ファイルにはファイル名しか記載がないから、フォルダーが移動されたところで変化はないですよね。で、会話内の添付ファイルへのリンクをクリックすると

▼無事にファイルの中身が表示されました

という事で、Microsft Teams では、添付ファイルを後々フォルダーで整理したとしても、会話の添付ファイルのリンクには影響がない事が確認できました。

Microsoft Teams で SharePoint のドキュメントライブラリを添付ファイルで利用する点は、ネガティブな意見だと「他アプリの寄せ集め」なんて言われているようですが、僕としては添付ファイルをドキュメント管理に長けている SharePoint でできるのは Microsoft Teams の他のビジネスチャットにはない特徴の一つでもあるので、その性質や挙動を把握しつつうまく活用していきたいですね。例えば、ビジネスチャット上でファイルの共同作業なんかやってしまうと、版管理ができなく最新バージョンがどれだかわからない問題やそれによる先祖返りなどの事故が起きてしまう可能性はメールと同じですもんね。

Office 365 : [ Microsoft Teams ]の読み方は「 マイクロソフト チームズ 」! 解決編!(今度こそ!?)

[2019/09/27 追記]
「 Microsoft Teams 」の読み方についての最新版は以下の記事です。

Microsoft Teams :「 Microsoft Teams 」の読み方 ~2019年8月版~

以下、オリジナル記事です。


※最初はもったいつけて記事の最後にオチを持っていくつもりでしたが、サクっと知りたい方のために記事タイトルで落としてしまいました。


Office 365 のアプリ名でケツに「 s 」が付くアプリの読み方がわからなく、特に「 Microsoft Teams 」に関しては、「チームズ」「チームス」「チーム」で日本人としてどう読んで良いか不安でした。

これまでこのブログでも何度か記事に取り上げております。

Office 365 :読み方がイマイチわからないサービス(現状わからないままです)

Office 365 :【解決】読み方がイマイチわからないサービス

Office 365 :「 Teams 」の読み方 その後急展開!?

ここまで読み方に関して記事を書いている変人は僕くらいしかいないかと思いますが、表立って声を上げていないだけで、同じ不安を抱えている方は結構いると思います。

そんな方に朗報!とりあえず「 Teams 」の読み方は今度こそ解決しました!

先日、「第21回 Office 365 勉強会」が開催されましたが、その中のLT(ライトニングトーク)という5分程度で登壇する場があり、LT全体のテーマが「Office 365 で困ってるんだけどみんなどうしてる?」という中で僕も登壇し、この読み方がわからないネタをとりあげました。(これでおそらく変人度が更に増したかも!)

▼LTのスライド

[2018/11/19追記]
何故か SlideShare のアカウントが心当たりのない規約違反で凍結されてしまったので、 Speaker Deck に変更しました。

実際にこの勉強会の中でも Microsoft Teams に関する話題は僕のLT前にもたくさん出てきて、やはり聞いていると「チームズ」「チームス」で揺れていました。

その後、ディスカッションの時間で Microsoft の中の人もいて、 Teams を担当している方もいたので、「で、どうなの?」という話題に。 Microsft MVP の方も数名いて、休日なのに勉強会に来るくらいの熱意のある参加者も加え、総勢90名くらいの中で、断言いただきました。

Microsoft Teams は
「 マイクロソフト チームズ 」です!!!

これ「チームズ」でもないんです。ちゃんと「マイクロソフト」を冠してください、との事。

ようやくスッキリしました。

しかし、スライド内でも紹介しておりますが、[ Office 365 Groups ]に関して Microsoft のサイトや Office 365 の中で「 Office 365 グループ 」と訳されているのは自動翻訳の事故なのでは?という疑問が出てきたので、この読み方の解決はまだ課題ですね。

そもそも [ Office 365 ]という名前が出た時に、365は英語では [ Three – Six – Five ]と読むらしいけど、日本では「スリーシックスファイブ」?「サンロクゴ」?「サンビャクロクジュウゴ」?という困惑もあったっぽいです。

Microsoft Teams :簡易的なアンケートが会話の中でとることができる

結構前に追加された機能なのですが、なぜか僕の環境では全然使えなく、ようやく最近使えるようになりました。

アンケートと言えば SharePoint のアンケートリストでしたが、Office 365 なら今は Forms が便利ですよね。

その Forms の機能を利用した簡易的なアンケートが、 Teams の会話の中に埋め込む事ができます。

タブに Forms を追加する方法もあるけど、それよりもかなり容易にできるのでおススメです。

▼会話の入力欄に「 @Forms 」と入力するとサジェストに Forms が出現するのでクリック。

▼アンケートの作り方の案内が上部に表示されます。(英語ですが…)

▼なかなか気が付かなかったけど、ここクリックできます。

▼クリックするとサンプルがそのまま入力されるので、これをベースにいじります。

▼こんな感じに変更して投稿

▼このようなアンケートになりました。

投稿直後は失敗したような表示になるけど、1秒くらい遅れてアンケート表示に成形されます。

簡単にアンケートとるなら便利ですね。

ちなみにアンケート作る時に、[ ? ]や[ , ]を全角にしてしまうと

▼ Forms bot さんに英語で怒られてしまいます。

お気を付けください。

で、冒頭に僕の環境ではなぜか全然使えなかったと書きましたが、後々気が付いたのですが、僕の環境自体が使えなかったわけではなく、一部のチームで使えていなかったようです。つまり同じテナント内なのに、使えるチームと使えないチームがあり、サっと見た限りだと原因がわかりませんでした。(今後の課題とします。)

Microsoft Teams :ミームって何??

Teams について色々調べてると「ステッカー」「絵文字」と並んで「ミーム」なる言葉が良く出てくるけど、生まれてからそんな言葉今まで聞いた事がないっす。投稿エリア下のアイコンボタン内には「ステッカー」や「絵文字」はあっても「ミーム」はない。じゃ、ミームってなんなんだ?

とりあえず一般的な意味を調べてみました。

ミーム(meme)とは、人類の文化を進化させる遺伝子以外の遺伝情報であり、例えば習慣や技能、物語といった人から人へコピーされる様々な情報を意味する科学用語である。

Wikipedia より)

意味わからない!そしたら同じページ内に「インターネット・ミーム」なる項目を発見しました。

インターネット・ミーム(Internet meme)とはインターネットを通じて人から人へと、通常は模倣として拡がっていく行動・コンセプト・メディアのことである。

(Wikipedia より)

 

うーむ、それでも頭の悪い僕にはピンと来ない。ただ、このページの下の方に、このような記載を発見。

あるインターネット・ミームは、偶然ないし解説・模倣・パロディを通して、またはそれ自体に関するニュースを取り込むことによって、同じまま保たれたり、時と共に発展していったりする。

(Wikipedia より)

少しわかったようなわからないような…。

一般的な意味の理解はひとまず諦めて(諦めは早いんです)、次に実際に Teams 内のどこにミームがあるか?を調べてみました。

▼ステッカーの中の1カテゴリとしてありましたね。

▼これがミーム

ステッカーと何が違うの??

▼ステッカーは選択をするだけのものがあります。選択すると…

▼即、メッセージエリアに表示されます。

▼しかし、ステッカーの中でも右下にエンピツアイコンがあるものは?クリックしてもメッセージエリアには表示されず、

▼次のステップとして、ステッカー内のテキストを編集する事が可能です。

では、ミームは??

▼パっと見はステッカーと変わりはなさそうでしたよね。

■ステッカーとミームの違い その1

▼「+」をクリックすると画像をアップロードする事が可能です。

▼オリジナル画像の上にテキストが書けます。

アップロードした画像はこの1回の使いきりのようで、1回使うと選択肢に加わるわけではないようです。

■ステッカーとミームの違い その2

▼テキストが2箇所に書けます。デフォルトのテキストもありません。

くらいの違い??あまりステッカーと変わりはないようですね。なので、ステッカーの1カテゴリとして存在しているのでしょうか。

ここまでやって、ようやくミームがなんだかわかってきたような…既視感なような…。

あ!

あれだ!

松本人志の一人ごっつやIPPONグランプリの「写真で一言」だ!

これを使ってチーム内で「写真で一言」をやってみるのも楽しそう!(そういうノリが通じる環境であれば)

ってことで、結果としては、特にステッカーとミームの違いなどは意識せずに、ここぞという場面で使ってみると良いですね。(「ミーム」がなんなのか?というのはフワっとしたままですが。)

そもそもビジネスチャットの導入に二の足を踏む企業が多い中ではありますが、さらにこのようなステッカーやミームや絵文字などは、導入の敷居はさらに高く、冒頭の Teams の設定の通り、この機能自体をオフにしているところも多そう。だけど、個人的にはなるべく機能は制限せずに、ユーザーに委ねてみたいものです。

面白くなきゃ使わない!

※この記事内でステッカーやミームにテキストを書いているスクショがありますが、ご覧の通り、僕は「写真で一言」は苦手です。本記事でもスベり散らしてしまいましたが、スクショ用のサンプルということでご容赦を。

Microsoft Teams の添付ファイルのクセのある仕様

これまでいくつかのビジネスチャットを使ってみましたが、ビジネスチャット内でファイルのやりとりをしていくと、やはりメールのように同ファイル名のファイルが貯まります。

▼例えば Slack の場合(スレッド内のスクショ)

このように「sample.xlsx」が2個並びます。

▼例えば社内SNSですが Yammer の場合(ファイル一覧画面のスクショ)

同じく「sample.xlsx」が2個並びます。

 

では Microsoft Teams はどうでしょう。
Microsoft Teams でチームを作成すると自動で Office 365 グループ が作成され、という事はこれまた自動で SharePoint のサイトが作成され、Microsoft Teams でファイルを添付すると、その SharePoint のサイトのライブラリにアップロードされます。では、SharePoint のライブラリなら、同じファイル名のファイルは複数アップロードできないハズ。

試してみます。

▼ Microsoft Teams に「sample.xlsx」というファイルをアップロード。

▼チャネルのファイル一覧画面を見ると、ここは Yammer とあまり変わらず。

さて、この状態で同じ「sample.xlsx」を添付してみます。

▼おっ、やはり同じファイル名でのアップロードはダメでした。

「キャンセル」をクリックすればキャンセルされ、「置換」をクリックすれば上書きアップロードされます。ここらへんは SharePoint のライブラリの挙動と変わりありません。

※▼ちなみに Microsoft Teams 用のライブラリのバージョン設定はメジャーVerで500Verを保存する設定なので、間違えて「置換」しても復元できるので安心です。

では、「両方を保持」をクリックするとどうなるのか?( SharePoint では別名で保存でファイル名を手動で変更してアップロードすると思います。)

▼「sample (1).xlsx」としてアップロードされました。

自動で連番が振られる挙動は通常のライブラリの挙動とは違く、 SharePoint のリストの添付ファイルに似ていますね。また、「(1)」の前には半角スペースも入るようです。

▼ファイル一覧画面でもこのように同じファイル名にはならずにアップロードされています。

▼もちろんですが SharePoint で開いても同じです。

ちなみに、 Microsoft Teams と SharePoint のサイトの関係は、1チームに1サイトなので、別チャネルで同じファイル名をアップロードした場合はどうなるでしょうか?

▼あれ?同じファイル名のファイルでも普通にアップロードできました。

▼ファイル一覧画面を見ると、こんな感じ。

「一般」チャネルでは「General」というタイトルだったけど、ここでは「テスト001」というチャネル名のタイトルが表示されています。この時点では Teams でチャネルを作ると SharePoint ではライブラリが作成されるのかと思ったけど、 SharePoint 側で確認したら…

▼サイトのライブラリでは、チャネルごとにフォルダーが作成されるんですね。

まとめると…

  • 他のビジネスチャットみたいに同じファイル名でファイルを添付する事はできない。
  • 「両方を保持」をクリックすると拡張子の前に「 (1)」のように自動で連番が振られる。
  • ただし、チャネルごとにフォルダーを作成するため、別チャネルでは同じファイル名でもアップロード可能。

と、自動で連番が振られる機能は違うけど、大体は SharePoint のライブラリの仕様に準じる感じがわかりました。


同じチャネル内で、すでにアップロード済みのファイルと同じファイル名でアップロードできないのは SharePoint を利用している Microsoft Teams のクセかと思いますが、利用ユーザーにとってはそんな仕組みは知ったことではありません。このクセがメリットに感じることもあるし、デメリットに感じる事もあると思うので、大事なのは、このような仕様も理解した上でツールの選定材料の一つにすると良いかもしれないですね。

Office 365 Groups (グループ)に Microsoft Teams の機能を追加する

現在の仕様だと、Microsoft Teams でチームを追加すると、自動で Office 365 グループ が作成されます。反対に Office 365 グループを追加しても、 Microsoft Teams にチームは追加されません。

すでに利用している Office 365 グループで Microsoft Teams を利用したい際に、新しく Microsoft Teams でチームを追加しても Office 365 グループとは紐付きません。

この場合は、

▼ Microsoft Teams で「チームの追加」をクリック。

▼出てきたダイアログ内の下部に、地味にこのような文章があり、「はい、Microsoft Teams 機能を追加します」がクリックできます。

▼ Microsoft Teams を追加したいグループを選択し「チームを選択」をクリック。

▼すると、 Microsoft Teams 内にグループ名でチームが追加されました。

Microsoft Teams のゲストアクセスの機能を使ってみた(トラブルも)

[2018/03/28]追記
トラブル部分は今は解消されていると思います。

Microsoft Teams :ゲストユーザーが招待先テナントのチームメンバー以外のユーザーを検索できてしまわないか?再検証


Microsoft Teams にゲストアクセスが追加されました

https://blogs.msdn.microsoft.com/lync_support_team_blog_japan/2017/09/12/microsoft-teams-guestaccess/

※急ぎでアップするので誤字などは後で直します。

おぉ、待望の機能だ。本日は既に界隈では祭りが始まっていて僕は乗り遅れてしまったのですが、少し遅れて祭りに参加してみます。

僕の昔からのクセなのですが、説明書を読まずに触ってみちゃいます。

■ゲストを招待

まずはゲストを招待してみます。ゆくゆくは Microsoft アカウントも招待できるらしいですが、現状は Office 365 ユーザーという事なので、別のテナントの自分を招待してみたいと思います。

▼招待する側のチームにメンバーを追加。招待するユーザーのメールアドレスを入力すると「をゲストとして追加」で表示されます。

招待は簡単でした。

■招待された側の操作

▼すると、招待された方にはメールが届きます。「Microsoft Teams を開く」をクリック。

▼なんだか英語…怖い!とりあえず「Next」をクリック。

▼サインイン画面で招待されたユーザーでサインイン。

▼むむむむ??なんか怖いダイアログが。とりあえずキャンセルしました(ビビり)

※後々調べたらデスクトップアプリが入っている場合は、これを許可するそうです。

とりあえず招待されたユーザーで Teams にサインインし、画面左下の自分のアイコンをクリックします。

▼この「アカウント」部分で招待されたテナントに切り替えます。

▼トラブル発生!どういうこと?再試行しても同じでした。

■テナント管理者の事前設定が必要だった

トラブルが発生するとようやく説明書を読むのが僕です。調べると、どうやらゲストアクセスの機能はデフォルトではオフになっているようです。

▼Office 365 の管理画面から Microsoft Teams の管理画面を見ると、ゲストはオフに!(翌日の9/13には日本語訳されていました。下部に追記します。)

ここがオフでも招待するところまではできちゃうんですねぇ。微妙。とりあえずここをオンにします。

■再度、招待されたユーザーの操作(しかしトラブル)

▼再度招待されたユーザーでサインインしてテナントを切り替えると今度はOK!

▼しかし、チームを見ると招待されているはずのチームが表示されていない!

不思議に思い、招待したアカウントでチームメンバーを見てみると…

▼あれ?招待したハズのゲストが表示されていない。(元々メンバー3名だったので4名でないといけない。)

※しかも「このチームには組織外からのユーザーが含まれています。」という表記はある。

やはり機能をオンにしないで招待した弊害なのでしょうが、腑に落ちない。

■再度、招待する側の操作

▼仕方ないので再度メンバーを追加。この時点ではサジェストにゲストとして表示されています。

▼ようやくメンバー一覧にゲストとして表示されました。

■再再度、招待されたユーザーの操作

▼結局もう一度メールが来たのですが、なんかさっきと違うぞ。

最初のメールは「 Microsoft Teams 」だけど、このメールは「 Skype Teams 」になってる??なんじゃそりゃ?しかもアイコンが Skype のデザインに中にTが。

▼招待されたユーザーでサインインし、テナントを切り替え。

※さっきと違って右に「1」の表示が。

▼切り替わると招待されたチームが表示されました!

ここらへんで先にゲストアクセス祭りで盛り上がっている方々の情報を見ると、なにやら招待された先のテナントのユーザーを検索できてしまうとの事。

▼チャットで検索するとたしかに表示されます。

▼そこからチャットもできちゃいます。

いきなり知らないユーザーから話しかけられたらビビりますよね。

▼戻って、招待されたチームで OneNote にラクガキしました。

▼とりあえず会話も。

では、確認すべく、招待したユーザーにサインインしなおします。

■招待した側のユーザーで確認

▼ちゃんとゲストのラクガキが反映されていました。

▼ゲストからのチャットも表示されました。

 

と、こんな感じで時間がないので駆け足ですが遊んでみました。説明書を読まないでイジってしまう性格なので、今回トラブルが発生しましたが、とりあえずゲストアクセス機能を管理者がオフにしても、招待する行為だけはできてしまう事がわかり、また、その後にオンをしてもおかしな挙動になる事もわかりました。

色々と課題もありますが、とりあえず機能が追加されただけでも大きな事ですね。後は徐々にブラッシュアップされていくことを期待します。


【17/09/12追記】

「 Skype Teams 」という文言やロゴがありましたが、今後 Skype for Business の顧客を Teams に移行する計画があるという話もあったので今後そういう名前になるのか!?なんて思っていましたが、MVPのOta Hirofumiさんから「 Skype Teams 」は開発当初の名前だったという事を教えてもらいました!つまり修正漏れってところでしょうか。


【17/09/13追記】

テナントの管理者が Teams の管理画面でゲストアクセスをオンにする画面が日本語訳されていました。