2018-2019 Microsoft MVP ( Microsoft Most Valuable Professional )を受賞しました!

このたび Microsoft MVP を Office Apps & Services カテゴリーで受賞しました!

マイクロソフト MVP アワード プログラムとは – マイクロソフト MVP
https://www.microsoft.com/ja-jp/communities/mvp/default.aspx

僕のこの1年間のコミュニティ活動を認めてもらえたという事で非常にうれしいです。

何か賞をいただくなんて久しぶりです。
20年前くらいにギターコンテストで入賞した時以来でしょうか。いや、15年前くらいにもギターバトルの大会で優勝した時以来でしょうか。おそらくギター関連以外ではこのような賞をいただいた事はないです。

色々と相談&協力いただいた先輩MVP様やMS社員様やコミュニティ等で仲良くしてくれている皆様、そして一番は家族の協力があっての事です。
コミュニティ活動を勤務時間帯にはできないので(させてくれたら最高)、夜や早朝や通勤中や休日の時間を使います。まだ2歳5か月のカワイイ息子と愛しい嫁さんがいる中でこれらの活動をしていくので、僕はいわゆる良い父親や良い夫には遠い存在かもしれません。それでも快くコミュニティ活動を応援してくれている嫁さんには感謝です。
実は MVP受賞のメールに気が付いたのが早朝5:00だったにもかかわらず、その場で息子を起こさないように嫁さんを強引に起こしてメールを見せるという迷惑行為をしたのですが、非常に喜んでくれました。プライベートテナントで一つのモデルケースとして家庭内 Office 365 をやっていられるのも、嫁さんの協力があっての事だし、感謝しきれません。

僕にとってはこのブログはそもそも自分の備忘録。じゃ、なんで自分のPC内に記録せずにブログとして記録するのか?それは、かつて SharePoint 2007 を初めてさわりはじめた頃に、わからなくてググっても数少ない日本語の情報しかなく、その中でも数々の情報を発信していた諸先輩方のおかげで助かった場面が多々ありましたので、自分もいつか恩返しできればなぁと思っていたからです。
もう一つありまして、アウトプットをすればするほどインプットもあるという事。情報をもらうだけの人のところには人は集まらないなぁと諸先輩方のコミュニティに参加してわかりました。また、自分からアウトプットをすると、それに対して指摘やアドバイスをいただけるようになるので、結果として自分の知識の修正や追加にもつながります。

コミュニティでの登壇も一つのターニングポイントでした。
元々音楽活動していたので人前で何かをする事には慣れていて、特に緊張する事なく楽しく話せます(多少の緊張感は持った方が良さそう…)。様々なイベントやセミナーのセッションを聞いていて思うのが、音楽活動で言うところのライブをやっている時と同じく、人の感情は伝播するので、スピーカー自身が楽しんで話していると、聞いている方も楽しく聞けると思っています。そういう意味でも自分に向いてるのかなと思えました。

恥ずかしながら僕はこれだけは誰にも負けない!というスキルや知識はありません。
ただ、上述のように Office 365 が好きでより多くの人に「楽しいなぁ」と思ってもらえるように活動しています。今後もそのようなアプローチで活動していけたらと思います。

これは最後に願いなのですが、もっと多くの企業がこのような活動を支援する体制を整えてほしいです。

僕は過去の職場ではブログなどの情報発信を個人的活動でも禁止されていました。変に生真面目なところがあり、内緒で活動する事もできずに悶々としていました。
今はその縛りがないのでこうやって楽しく活動させてもらっている事に感謝しています。僕がこのような活動ができるモチベーションは、家族団らんの時間も取れて、プライベートな時間で勉強や活動をできる肉体的・精神的余裕があるからですが、それを捻出するために普段の業務は効率化を工夫し周囲より早く仕事をこなす努力を暇ないです。そして極力残業をせずに退勤する事で、帰宅しても息子がまだ寝ずに待っていてくれるので家族の笑顔が見られるし、息子が寝た後は個人活動ができます。もちろんこれらの活動で得た知識やスキルを業務でフィードバックする事ができます。
しかし、中には表面上の「残業時間少ない」をヒマだと捉えられ、苦労して業務効率化で業務時間を短縮させているのに、別の業務を付けられ…なんて流れで活動が思うようにいかない話も聞きます。このような悩みを抱えて活動ができない人がいる事も現状です。これは業界内でも非常に損失だと思っています。逆に人前で話すのは苦手で技術のみを追いかけたい人もいて、その人に強引に情報発信を求めたり登壇させたりするのも違うのではと思います。やはり人にはそれぞれ性格や得手不得手があるので、それぞれの得意分野を活かせるような環境作りができていると活き活きと楽しめるのではと思います。
思うに、MVP関係なく自ら情報発信をしたり仲間と議論をするような人たちは稀有な存在だと思います。そして、その稀有な存在が(競合他社とか関係なく)発信したり議論をする事も、この業界が進化し続けていく一因と思っています。よく聞く「集合知」という言葉は、より多くの知識が蓄積されるほど意味を成すと考えると、稀有じゃなくなるくらい増えてくるとその向こう側に何があるかが楽しみです。その活動を企業としてもぜひもっともっと応援してほしいです。それが業界の活動の貢献にもつながるし、自社の従業員のスキルアップにもつながるし、居心地の良い環境は従業員エンゲージメントにもつながるのでは。そのような活動を応援できる体制があったりすると、どんどん自ら情報発信するような人たちが増えるのではないかなぁと感じます。

という事で長くなってしまいましたが、たった1年の受賞とならないように、今後も変わらず楽しくコミュニティ活動をさせていただければと思います。また、欲を言えば、停滞している音楽活動も再開させて、「ギターも弾ける Microsoft MVP 」としていきたいです。今後ともよろしくお願いいたします。