Microsoft Teams : Immersive Reader って???

Microsoft Teams を使っていたら会話の右の…メニュー内に見慣れないリンクがありました。それが「 Immersive Reader 」です。(無償版にもメニュー内にありました。)

▼「 Immersive Reader 」

英語が苦手なのでとりあえずGoogle翻訳先生に聞いてみると「没入型リーダー」なる更によくわからない回答が。なのでとりあえずクリックしてみます。

▼なんだこりゃ!

つまり、読むのに没入させてくれる機能??

で、初回起動時に解説の吹き出しが3つ順番に出ます。(2回目以降は出ません。)

▼画面下のこの部分はどうやら文章を読み上げてくれるようです

▼画面右上のこのアイコンはテキストのサイズ、間隔、色などの調整ができるようです

▼最後の説明(真ん中のアイコンの説明はないんだ…)は行数を調整してフォーカス?

という、後ろの2項目は説明を見てもイマイチよくわからない感じだけど、とにかく触ってみます。

■音声読み上げ

再生ボタンをクリックすると…

▼読み上げてくれます。女性の声です。単語ごとにフォーカスされます。

▼設定ができます

音声の選択は僕はやはり女性の方が好き!そして読み上げ速度の調整ができるようですが、アイコンがウサギとカメなところが良いですね。

ただ、残念ながら現時点では日本語は読み上げてくれません。ぜひそのうち対応してほしいところ。【追記】10月頭くらいには密かに日本語に対応されている事を確認しました!

■テキストの環境設定(画面右上の左のアイコン)

▼クリックするとこんな感じ

文字サイズや文字間隔の調整、フォント変更、テーマの変更 ができるようです。

▼テーマを変えてみました

■文章校正オプション(画面右上の真ん中のアイコン)

▼クリックするとこんな感じ

音節、品詞。

▼品詞で名詞をオンにすると名詞の色が変わりました

うれしいのは一つ一つの色の変更もできる事。男性に多い色弱の場合、弱い色だと変化がわからないので、色を変えられるのは良い事ですね。(例えば赤系に弱い人は赤に変えても黒と赤の見分けが苦手なので、赤を青に変えれば見分けしやすくなる、とか。)

■閲覧の環境設定(画面右上の右のアイコン)

▼クリックするとこんな感じ

行フォーカスって?下のアイコンは横線が1つと3つと5つ?

▼行フォーカスをオンにすると

なるほど。その名の通り行にフォーカスをあてることかぁ。

などなど。たしかに読むのに没入できそうですね。
利用シーンとしてはこれを見る限りだと目の調子の悪い人のサポート機能っぽくも思えます。また、文章校正などを行う人にとっては校正に没頭できるようになるのかな?

で、「 Immersive Reader 」でググってみたらこんなページを発見しました。

Use Immersive Reader for OneNote (OneNote のイマーシブ リーダー機能を使用する)
https://support.office.com/ja-jp/article/10712138-b4ed-4513-958d-d9a1b3038170

知らなかった! OneNote にはすでに実装されていたっぽい。ただ、このページの左のメニューを見ると「教育機関」と書かれているのが気になるところ。(教育機関向けのプランは触ったことがないので未開の地。OneNote Class Notebookとか触ってみたいなぁ。)

で、実際に OneNote を開いてもこのページに書いてあるメニューがないんですよね。 for iOS も。僕の見落としかわからないけど、もしかしたらデスクトップアプリやモバイルアプリは教育機関向けのプランのみ利用できるのかも。(もしUIがあるぞ!って方はご一報を!)
ただ、 OneNote Online では見つけました。

▼リボンタブ[ 表示 ]→[ イマーシブリーダー ]

こちらはカタカナで翻訳されてるんですね。

▼ひらくとこんな感じ

(ヤバッ!勉強会の時にノートとっていない事がバレる…。いや、ノートを取る余裕もないほどセッションに没入型しているという事です。っていうか「 Azure Fanction 」って…「 Azure Functions 」でしょ!)

Microsoft Teams の Immersive Reader と全く同じですね。というより時系列からして Microsoft Teams がここの機能を流用している感じでしょうか。こんな機能があるなんて気づかなかったです。

で、上に紹介したページ内にも記載しているけど、この機能はコンテンツを読みやすくするための全画面閲覧の機能で、失読症やその兆候のある学生をサポートするように設計しているとの事。とはいえ、健常者であっても文章を没頭して読みたい場合には、この機能を利用するのも良いですね。