Microsoft Forms :回答の収集用QRコードが変わってた

Microsoft Forms って Microsoft 365 の中でもユーザーが良く利用するサービスの結構上位に食い込んでるんじゃないかと思っています。気軽にアンケートやクイズが作れて、所属組織内だけじゃなく組織外の誰でも回答ができるものも簡単に作れます。 SharePoint のアンケートリストを使っていた頃を思うと本当に便利になりましたよね。

さて、そんな Microsoft Forms ですが、地味にアップデートされていってるんですよね。しかも Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターでアナウンスされていない場合もあるので普段から使っていないと気が付かないアップデートもあります。僕も以前は業務でも最低月1回は使っていたので小さな変化も気が付いていたけど、無職期間中は触っていなかったのですが…その間のアップデートを昨日発見しました。なので今回の内容は2023年1月あたりには実装されていたようです。

Microsoft Forms でアンケートを作ったら当然誰かに回答してもらう事を想定していると思います。なので回答者に回答依頼をしなければいけないけど、どうやって依頼をするか?それが「回答を収集」ボタンからできますよね。

▼右上の「回答を収集」をクリックすると、

▼ダイアログボックスが表示されます

このUIも去年2022年12月あたりに変更がありましたね。

Microsoft Forms :「回答を収集」のUIが変わってわかりやすくなった

あ、書いてる今気が付いたけど、去年12月のUI変更後と今のUIを見るとさらに地味に変更がありますね。そうやって中の人たちも細かく試行錯誤しているようですね。とにかくそんな感じでここから今は4種類の方法で回答の収集を促す手段があるわけですが、今回気が付いたのがQRコードです。

▼QRコード

このQRコードを回答者に配布したり、 PowerPoint のスライド内にQRコードを表示させて会議の参加者にその場でQRコードを読み取ってもらって回答を促すような場面でも便利に利用できます。で、以前はただQRコードが表示されていたのが、上のスクショを見てもらってわかるとおり、QRコードの周囲にデザインが施されていたり、上部にフォームタイトルが表示されています。

更に、

▼この矢印(>)をクリックすると、

▼デザインが変わった

装飾を選ぶことができるようです。で、このままダウンロードしてみるじゃないですか。すると、

▼このデザインのままQRコード用の画像ファイルが生成されました

さて、これどう思います?たしかに勝手に装飾も含めて生成してくれるのがありがたい事もあると思いますが、いやいや、従来のようにQRコードのみが欲しいって場合もありますよね。その場合は生成された画像からさらに画像加工でQRコードのみを切り抜かなければいけない…。賛否両論ありそうです。

■QRコードのみを抜き取る方法があった

という事で僕は昨日このアップデートをSNSに投稿したら、色々情報を教えてもらいました。まず上述の通りこのアップデートは1か月以上前から展開されていた事。そして、QRコードのみを抜き取る方法をすでにその時点で見つけていた人がいたんですよねぇ。そう、悔しい?けど Microsoft MVP 仲間の太田さんです。彼にしか知らない事はたくさんあるのに僕が知っていて彼が知らない事はいつもないんですよね…だから悔しい(笑)という事で太田さんが見つけた方法ですが折角知った情報なのでここでも紹介します。

▼もう一度これを表示させます

一見装飾も含めてすでに1枚の画像が表示されているようですが、ドラッグしてみると、

▼こうなるんです

Web制作の知識が少しでもある人ならわかると思うけど、こうなるという事はつまり1枚の画像じゃなくHTMLで組まれている事がわかります。そしてQRコード部分のみが画像ファイルになっているんです。つまり、

▼QRコードを右クリックし「名前を付けて画像を保存」をすると、

▼左のようにQRコードのみをダウンロードできました

たしかに調べれば気が付くことだけど、これをすぐに見つけ出す太田さんの頭というか直観力というか…おそろしや。という事で皆さんもQRコードだけ欲しい場合はこの方法を試してみてください。

情報を教えてくれた たなさん と 太田さん ありがとうございました!


最後に、このようにSNSを介して所属企業や立場を越えてつながり合い情報を共有し合える事は素晴らしい事ですね。提供してくれる人をフォローするだけでも良いけど、やはり自らもアウトプットしていくとさらに世界が変わります。このように自らがアウトプットしたことで周囲が反応してくれてさらに情報が増える。または勘違いや間違いをアウトプットすると周囲が修正してくれるので、自分の理解とアウトプットの精度も高まります。まさに「アウトプットするところに良質なインプットが集まる」ですね。この関係性はそもそも他者のアウトプットをインプットするだけの関係ではなかなか構築できません。だからこそアウトプットする事は大事だと思っています。皆さんももしよかったら次の一歩としてアウトプットしてみてはいかがでしょうか?SNSなど不特定多数にアウトプットする手段もあれば、所属組織内や自分のチームメンバーなど狭い範囲でも良いと思います。皆さんの性格などもあるので無理のない範囲で少し試してみると世界が広がるかもしれませんね。
また、得た情報をアウトプットする際には「敬意」を払う事も大事なポイントかと思っています。僕の場合は大抵は Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターで得た情報を自分で試してみた事をネタにしていますが、中には本記事のようにアドバイスをもらえたり見かけた情報をネタにする事もあります。その場合は必ずその人たちに敬意を払い、感謝の意を書くと良いです。そういう気持ちも大事ですね。