Microsoft Teams ：トランシーバー機能を試してみる – 展開編（ Walkie Talkie ）

[ 2022/01/19 追記 ]
本記事はユーザー展開方法までの記事ですが、展開後にユーザーとして利用してみた記事も書いたので、この記事を読み終わった後に読んでみてください。

Microsoft Teams ：トランシーバー機能を試してみる – 利用編（ Walkie Talkie ）

なんだかそういえば結構前から Microsoft Teams にトランシーバー機能が追加されるなんて話がありましたね。そしてその時に「 Walkie Talkie 」なんて英単語を知りました。で、スッカリ記憶から薄れてきた頃、昨日の朝、 Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターでこんなメッセージを読みました。

▼iOS一般公開に関するトランシーバー

え？もう一般利用可能との事。で、良く読むと、 Microsoft ではたしか以前は「ファーストラインワーカー」って呼んでいて、今は「フロントラインワーカー」と呼ばれる労働者（メッセージ内では「最前線の労働者」と訳されてる）、例えば小売業とか工場作業員向けに、このトランシーバー機能を利用してもらえば、これまで使っていたトランシーバーをわざわざ持たなくても、スマホがトランシーバーになれますよ、という事が書いてあります。たぶん。たしかに大型のホームセンターなんかに行くとトランシーバーみたいなのでやりとりしてる従業員さんを見かけます。そういう場合は Microsoft Teams のスマホさえあれば、別途トランシーバーがなくてもイイのでコスト削減につながるという事ですね。

さて、一般公開されているなら遊ばない手はない！という事で試してみたいと思います。

■あれ？見つからない？

iPhone のアプリで「トランシーバー」もしくは「 Walkie Talkie 」という名前やアイコンを探すも見つかりません。iOS の Microsoft Teams アプリにアップデートがあるのか？と思ってもない。あれ？と思ったけど、答えはメッセージセンターのメッセージ内にありました。（←毎度のことながら、良く読まずに触ろうとするのが僕）

Microsoft Teams 管理センターのアプリのセットアップポリシーに「 Walkie Talkie 」を追加してね。との事。だから既定の設定では利用できないようです。一般ユーザーが設定できるものじゃなく、 Microsoft Teams 管理センターから設定します。

■使える準備をする

▼ Microsoft Teams 管理センターで「 Teams のアプリ」→「セットアップポリシー」

今回は自分のテナントなので「グローバル」のポリシーに追加します。

▼「ピン留めされたアプリ」で「+アプリを追加」

▼「 Walkie Talkie 」を追加

まず「トランシーバー」じゃ検索されません。そして「 Walkie Talkie 」って英語ニガテマンの僕には見慣れない単語なので、検索する際に綴りを間違えていたのでなかなか見つかりませんでした(笑)

▼とりあえず追加して、「保存」ボタンをクリック

どうやら48時間以内に利用可能になるようです…長い…。いつもは48時間以内と言っても大抵は数時間で使えるようになるんだけど、今回に限っては昨日設定して1日弱経過してもまだ展開されていないので、本当は使うところまでを1つの記事にしようと思ったけど、一旦展開編という事でここまでにします。遅くとも明日までには展開されているので次回は実際に使ってみたいと思います。

■一般展開されたけど既定では無効になっている

これは以前に別の記事で別の機能の話ですが、「新機能ガンガン使ってね！」というイケイケなスタイルの Microsoft なのに、その Microsoft が既定でオフにしている機能というのは、何かしら懸念点があるからと邪推しています。それは利用ログやらが記録されないのかもしれないしわかりません。企業として展開したい場合は一旦サポートに問い合わせしてから検討した方が良いかもしれないですね。

そして毎度の事ながら、試してみた後に Microsoft Docs を検索して読みます…。