Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに1月14日に以下のメッセージが公開されました。
▼マイクロソフト リストと SharePoint リスト: [数値] 列の桁区切り記号のサポート
これがようやく僕のテナントに展開されたので早速確認したいと思います。書いてある通り、標準リリーステナントは展開が開始され始めたみたいなので、3月上旬まで待たないと展開されないテナントもあります。僕の別に持ってるテナントが標準リリーステナントで、そっちは展開されていなかったので、それと比較して見てみたいと思います。
■設定を見比べる
▼「数値」列
桁区切り記号の設定が展開されていないテナントの「数値」列の設定を見てみると、
▼展開前の「数値」列の設定
こんな感じです。
では、桁区切り記号の設定が展開されているテナントの「数値」列の設定を見てみると、
▼展開後の「数値」列の設定
「その他のオプション」の一番上に「桁区切り記号を使用する」という設定が加わっています。そして初期値は「はい」ですね。
■既定値の設定の状態で見比べる
では展開前のテナントと展開後のテナントで既定値の設定のままの「数値」列で実際にアイテムを作成します。数値列に入力する値は「10000000」とします。
▼展開前の「数値」列
▼展開後の「数値」列
あれ?同じだ。いや、そうなんですよね。これ実は誤解しそうなんだけど、そもそも桁区切り記号はサポートされていたんですよね。前から桁区切りされていたんです。たぶん!(なんか不安になってきたけど、数値列でググると古くから桁区切りされてるし)まぁ、その真偽はあまり問題ではなく、とにかく現時点での事実として、展開前後のどちらも「数値」列を設定を既定値のまま作成すると、どちらも桁区切りはされている状態です。という事は、桁区切り記号のオプションがない展開前のテナントでは、逆に桁区切り記号を解除する事ができないというわけですね。
■展開後の「数値」列
では、新しく展開された設定を触ってみます。既定値が「はい」だったので、
▼「いいえ」にして設定を保存します
すると、
▼うん、桁区切り記号が表示されなくなりました
という事で、要件によっては桁区切り記号が邪魔な場合があると思います。その時は、この設定が展開されたら「いいえ」にしてみましょう。
あ、「通貨」列にもこの設定ありました。
▼「通貨」列の設定
▼「いいえ」に変更して保存
▼はい、消えて…ない…(笑)
ってことで、僕の環境では「通貨」列にも桁区切り記号の設定があるけど、「いいえ」にしても非表示にはならないようです。通貨の場合に桁区切り記号が邪魔になって業務に支障が出る事はないとは思いますが、設定項目として存在するのは気持ち悪いですね。