先日、新しく Microsoft Teams & Skype for Business 管理センター（以下、Teams & SfB 管理センター）ができたのですが、ややこしいです。
【ややこしいポイント1】2つのサービスの設定画面が3つの管理画面・センターで設定するのはややこしい！
■従来の Microsoft Teams の設定画面
[ Office 365 管理センター ] ＞ 設定 ＞ サービスとアドイン ＞ Microsoft Teams
■ Skype for Business 管理センター
■ Microsoft Teams & Skype for Business 管理センター
過渡期とはいえ、どこにどの設定があるのか？どの設定が新しい管理センターに移動されたのか？新旧両方設定できる場合はどのように設定値が連動されるのか？また、今後どんどん旧管理画面・センターから新管理センターに設定が移動されると思いますが、コロコロUIが変わる可能性もありますね。設定ミスするとトラブルにもなりかねないので困りますね。
【ややこしいポイント2】新しい Teams & SfB 管理センターはどっちのサービスの設定なのかややこしい！
以前、速報で以下の記事で大まかな設定を紹介しました。
Office 365 ：Microsoft Teams & Skype for Business 管理センター が登場！
新しい Teams & SfB 管理センターは、2つのサービスが混在しているのでどちらの設定なのか？両方一緒の設定なのか？がわかりづらいです。UIも優しくないし、 Office 365 あるあるの日本語の自動翻訳が微妙だったりも。
速報でもややこしい部分を少し触れていますが、今回僕が一番ややこしいと感じた設定について紹介します。それが「会社全体の設定＞外部アクセス」の「Allow external actions」です。
▼とりあえずこのページだけ翻訳されていません。
ボタンもバグってデザインがおかしいし、嫌なニオイがプンプンします。
で、これだけ見ると、下の項目は Skype for Business のユーザーが、外部の Skype ユーザーとコミュニケーションが取れるかどうかの設定のようですが、その上の「Allow external actions」がどのサービスなのか？両方なのか？がわかりづらいんです。
でも、これを見る限りだと両方の設定だと思ってしまいます。で、外部アクセスを片方OKにして片方NGにする事はできなくなるのか？という疑問も出てきます。
そこで Microsoft のサポートに問い合わせてみました。回答の要約は以下です。
- 「Allow external actions」は Skype for Business 用の設定。
- この設定は[ Skype for Business 管理センター] の[組織] > [外部通信] > [外部アクセス] の設定と連動。
つまり、今のところこの「外部アクセス」のページは両設定項目 SfB の設定のようです。なので、 Microsoft Teams の方で、外部アクセスを禁止にしたい場合、この「Allow external actions」をオフにしても意味がありません。
実際にここをオフにしても Microsoft Teams の方では外部招待できました。
▼「Allow external actions」をオフにします。
▼でも実際は招待できてしまいます。
Microsoft Teams のゲストアクセスについてフォーカスを当てると…
▼ゲストアクセス自体のオンオフは旧管理画面のココで制御するけど
▼ゲストユーザーの機能の細かい設定は新しい Teams & SfB 管理センターのこのページで設定するようです。
う～ん…ややこしい。
試しに以下の検証をしました。
▼ Microsoft Teams の旧管理画面のココでゲストをオフにし、
▼新しい Teams & SfB 管理センターの「Allow external actions」はオンに
▼ゲストユーザーの招待はできなくなりました。
いやぁ、ほんとややこしい。
ちなみに、言語を英語にしたら、なんと英語の文章が微妙に違う事がわかりました。
▼微妙に違います…
しかも、英語で「External access」を開くと、説明文には「 Teams 」の文字が入ってるんですよね。サポートの回答ではこのページは SfBのみの設定だと言っていて、実際に検証してもその通りだったのに、英語で見る限りはこのページは両方の設定のようにも読めてしまいます。
謎は深まるばかり…。
実際に業務利用されている場合は、検証してみないといけないかも。