※現時点ではおそらくターゲットリリーステナントでの展開なので、一般展開はされていない可能性が高いです。
SharePoint の左にアプリバーが展開されたのがおよそ1年前なんですね。
もっと前かと思っていました。 SharePoint 内であればどこでも、自分が良く利用するサイトやドキュメントやフォローしているサイトやおすすめのニュースにアクセスできるので便利ですよね。更にアプリバーに Microsoft Lists のリストも加わりました。
最近利用したリストやお気に入りにしたリストが表示されます。 Microsoft Lists のややこしい点は、Microsoft Lists のリストは SharePoint のリストでもあるという点ですよね。それは置いといて…。
今回はこのアプリバーに「作成」ボタンが追加されるという事です。これは2022/04/01付けで公開された Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターの以下のメッセージに該当します。
▼(更新)SharePoint : SharePoint アプリ バーから作成する
SharePoint 内であればどこでも表示されているアプリバーから様々なものが作成できるというわけです。僕の環境では昨日展開されたので、実際に見てみたいと思います。
▼ SharePoint
左のアプリバーを拡大してみると、
▼「+」マークの作成ボタンが追加されていました
クリックしてみると、
▼様々なものを作成開始できるようです
サイトやリストの他にも Word / Excel / PowerPoint そして OneNote も作成できますね。では実際に上から確認してみます。
▼サイトをクリックすると、
▼チームサイトかコミュニケーションサイトを選択するパネルが出てきます
ここは SharePoint スタートページからサイトを作成する際と同じですね。企業によってはユーザーがサイトを自由に作成できないところもあるので、メッセージセンターのメッセージによると、そういう設定にしている場合はアプリバーに「サイト」は表示されないそうです。今時 Microsoft Teams でチームを作成すれば裏側に SharePoint のチームサイトが作成されるんだから、 SharePoint 側でユーザーにサイト作成をできなくしてもあまり意味がないと思うんですけどね。
あとは流れに従ってサイトを作成できますが、勘違いしそうな点として、既存サイト内のアプリバーからサイトを作成するとなると、なんとなくその既存サイトのサブサイトを作成すると思っちゃいそうだけど、違います。新しいサイト（コレクション）として作成されます。だってもう Microsoft 的にはサブサイトは推奨していませんからね。
▼ドキュメントをクリックすると、
クリックすると…すると…何もアクションない！！(笑) これ今触りながら記事を書いていますが、「ドキュメント」「スプレッドシート」「プレゼンテーション」の3つはクリックしても何もアクション起きません。記事自体ボツにして正常動作するまで待とうと思ったけど、いやいや、ここまで書いちゃったからもったいない！という事で現時点の話として継続します。とにかく現時点ではこの3つは僕の環境では動作しませんでした。ちなみに使っているブラウザーは Edge ですが、 Google Chorome でも念のため確認して同じく動作しませんでした。
▼ノートブックをクリックすると、
▼小さいボックスが開き、ノートブックの名前を入力します
▼わかりやすい名前を入れて作成してみます
気になるのは、どこにノートブックが作成されるのか？です。「作成」ボタンをクリックすると…すると…すると…え？マジ？？動作しませんでした。ちょっと、マジで記事がボツになるじゃん！いや、続けるよ、僕は…。
▼リストをクリックすると、
▼ Microsoft Lists の新規作成画面に遷移
▼更に進むとこの画面に
保存先を選択できるので、「サイト」の時と同じく、既存サイト内のアプリバーからリストを作成しようとしても、それはそのサイト内にリストが作成されるわけじゃなく、保存先を選択できる感じです。 Microsoft Lists のホームからリストを作成する場合と同じ挙動ですね。
という事で、なんとも中途半端な感じになってしまいました。僕の環境はターゲットリリースのテナントなので、おそらく読者の皆さんが利用されているテナントは標準テナント、そっちで展開される頃には上述のような動作しない部分は解消されているかもしれませんが、ターゲットリリースで動作確認をいち早くしてみたい人もいると思うので、とりあえず現状をお送りしました。僕の方でも正常動作された事が確認されれば、また触ってみたいと思います。特に今回動作しなかった4つに関しては、アプリバーから作成された時のデータの保存先がどこなのか？という点が気になると思います。
