Microsoft Teams Premium の一般提供が開始されました(勉強不足なので調べ途中)

【注】
Microsoft Teams Premium についてあまり把握していなかったので、自分の勉強を備忘録にするのが目的の記事です。まだ実際にモノを触っていない状態で書いているので不確定要素満載だし、そもそも僕が苦手な分野の話も入っているので…まぁ正確な情報を知りたい場合は、 Microsoft からの公式情報をどうぞ。以下、知らない状態からリアルタイムに情報を得ながら書いているので、勘違いからスタートしていたりしている部分も含めてつらつらと書いています。


昨年2022年に開催された Microsoft Ignite 2022 で発表された Microsoft Teams Premium ですが、2月に一般提供開始されるという予定が、ぴったり2月1日に一般提供開始されたとの事です。以下はその旨が記載された Microsoft の公式ブログの記事です(英語)。

Microsoft Teams Premium: Cut costs and add AI-powered productivity
https://www.microsoft.com/en-us/microsoft-365/blog/2023/02/01/microsoft-teams-premium-cut-costs-and-add-ai-powered-productivity/

▼太字が該当部分

▼日本語訳

さて、 Microsoft Teams Premium の一般提供日が決まったところで気になるところはライブキャプションの自動翻訳機能が Premium ユーザーのみの機能になってしまう点。

Microsoft 365 :最近話題になっている大事な今後に関するアレコレをまとめてみた( Microsoft Stream , Microsoft Teams の機能 )

これによれば今のところは一般提供を開始してから60日後まですべてのユーザーが利用できるけど、それ以降は Premium の機能になってしまうので Premium のライセンスのない無印ユーザーは使えなくなります。2月1日から60日というと4月1日なので、4月2日から無印ユーザーは使えなくなるのかな?英語の自動翻訳である点と僕の悪い頭の計算も加わっているので数日の前後はありそうだから、まぁ概ね4月1日前後と思っていただければと思います。その他にもメッセージセンターのメッセージによると以下のような機能が Premium が一般提供された以降に Premium 専用の機能になり無印ユーザーは利用できなくなるとのことです。

▼今後 Premium 専用機能になる予定の一部

その前に、そもそも Microsoft Teams Premium って何? Microsoft Teams と何が違うの?というところですよね。これは正直僕も詳細には把握していません。チェックするとしたらまずは公式サイトから。

Microsoft Teams Premium | Microsoft Teams
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/premium

このページを見ると、大きなキーワードが3つあります。「パーソナライズ」「インテリジェント」「安全」です。

▼3つのキーワード(引用)

じゃ、具体的には?というのがその下に記載があるので一つずつ見ていきます。以下、スクリーンショットは全て上述の Microsoft 公式サイトからの引用です。

■パーソナライズ

パーソナライズって言うとユーザー個人個人の話かと思ったら、どうやら企業単位のパーソナライズっぽい話です。

▼適切な種類の会議を簡単にスケジュールする

会議テンプレートを利用することができるという事ですね。たしか会議体に合わせて例えば会議オプションの設定を変えてテンプレート化できるから、毎回会議オプションの設定変更をする必要がなかったりしそうです。

▼ブランドを際立たせる

会社で用意するカスタム背景などでオンライン会議で自社ブランドを強調させることができるらしいです。

■インテリジェント

一番キラキラしたカテゴリーですね。主に AI についての話です。

▼AI 生成のタスクでアクション アイテムを把握

AI が会議中に出たタスクを割り当ててくれるらしいです。ホントかいな…。そして日本語はどうなのか?も気になるところ。

▼どの会議についても要約が得られる

これは上の自動タスク生成と一緒に AI が個人秘書のようになってくれるって謳い文句の話ですかね。会議開催中ではなく会議終了後の録画されたデータをAIが自動でチャプターを作ってくれたり、誰が話しているのか?アナタの名前が呼ばれた部分はココです!みたいな情報がタイムラインにマーキングされるようなそういう機能もあったと思います。それにより、自分が関係する部分に注目することができて、会議の録画をすべて視聴しなくてもよくなり時短につながるなど。これ現在は PowerPoint Live を使った会議の録画で利用可能らしいです。今後はそれが拡大していくのかな?また、自分が遅刻・早退や中抜けした会議も、その部分がわかるようになるらしいです。参加していない部分だけ後から録画を見る時に便利ですね。

▼さらにスマートにトランスクリプトを検索

これまでも使えていたトランスクリプトですね。会議中の会話が文字起こしされて、話している人を検索したり、キーワードで検索できるという感じです。その機能がさらに洗練されていくということでしょう。そうすれば書記役の必要がないですね。参加者全員がディスカッションに集中できます。会議後にAIによって要約されたメモが生成されるようです。あまり詳しくないけど Microsoft が OpenAI に数十億ドル規模で追加投資しているとか。最近話題の ChatGPT の開発元ですよね、 OpenAI って。あの凄い技術が Microsoft Teams Premium の AI 関連の機能を更に強化していくようですね。たぶん。知らんけど。

▼会議中に表示されるキャプションを翻訳

はい、出ました。ライブキャプションの自動翻訳機能。これが Premium の機能になるという事です。他の記事でも書きましたが、ライブキャプション自体は無印ユーザーでも使えます。また、自動翻訳機能も会議の主催者のみが Premium を持っていればOKなようです。

■安全

はい、僕の苦手分野の話。

▼秘密度ラベルで会議保護を自動化

秘密度ラベルが適用でき会議の内容を安全に守れるらしいけど…正直僕の苦手なところなのでサッパリわかりません。そもそも安全に保護できるように設定するのが大変そうだし、しっかりと「 Microsoft 365 E5 サブスクリプションをご利用中のお客様は」という記載があるので…。

▼ウォーターマークで漏洩を抑止

これは秘密度ラベルにくらべるとわかりやすい機能ですよね。ウォーターマークは透かし表示という事で、共有されたプレゼンスライドなどコンテンツや映像に透かし表示を入れられるので、情報漏洩の抑止になりますね。

▼さらに多くの会議オプションで秘密保持を強化

会議オプションの項目が増えるようです。会議のレコーディングって今は開催者じゃなくても開始・停止することができたりしますが、それをユーザー指定して制御できたり、暗号化することもできるようです(暗号化についてはよくわかってない)。

という事でもう薄々気が付いていると思うけど、僕は Microsoft 365 大好きオジサンだけど、知識はほんの少し知ってる程度です。例えばセキュリティやコンプライアンス関連は非常に苦手です。他にもあまり興味がわかない Exchange まわりとかも苦手…。なので、最後の「安全」部分は自信がないのが文面に表れていますね。今後の課題ではあるけど興味がないところはなかなか覚えも悪いし勉強の優先度も低くなってしまうので…そこはそっちが専門の人たちに任せるのが一番かと(笑)

3つのキーワードに沿ってもう少し詳しい記載を読んできたけど、ここではそのほかにあと2つのタイトルがありました。ここからはさらにそれを見ていきます。

■仮想予定

「仮想予定」ってこれまたピンと来ないですね。英語では「 Virtual Appointments 」って記載されていました。う~ん、よくわからん。

▼シームレスな顧客エクスペリエンスを届ける

顧客エクスペリエンスって言うくらいだから、オンライン商談などで社外のお客さんを招待することを想定しているのかな?そのあとを読むともしかしたら Microsoft 365 ユーザーではない社外の人を想定しているのかも。SMSで会議のリマインダーを送信できたり、Webブラウザーからの参加(今もできるけど)あたりは 非 Microsoft 365 ユーザーが会議に参加する場合の話っぽいし。あとはロビーで待機の時に会議を開催している方の会社のロゴを出すなどすれば、 Microsoft Teams に不慣れな顧客でもロゴが出ていれば安心を得られそうだし。そういう全体的な顧客のエクスペリエンスを提供できるということですかね。

▼柔軟なスケジューリングと予定の管理

これイマイチよくわからなかったけど、ここでようやく「仮想予定」の意味がわかってきたかも。 Appointments って「予定」と訳されているけど、これいわゆる「アポ」ですよね。仮想のアポって事。だからこの「仮想予定」全体が社内会議やパートナーや顧客との会議向けの機能というわけでもなく、 Microsoft Bookings と連携させた使い方のパターンか?例えば、会社の採用の面談に使ったり、オンライン通話でのサポートだったり、患者がオンラインで健康診断をしたり。で、この機能はそのアポの予定を一覧で見渡せるって事かな。

▼レポートと分析を利用して成果を向上させる

で、その仮想予定のアポと実際にオンライン通話したデータを可視化と。

▼顧客が簡単にモバイル ブラウザーから参加できる

これまでの通り、仮想予定は社外の顧客を想定しているので、 Microsoft 365 ユーザーじゃない人にも手間なく参加できるようなエクスペリエンスって事でしょうね。スクショを見る限りだとSMS内のリンクをタップすればブラウザーで参加できるという感じ。

という事で「仮想予定」に関しては最初は用途をだいぶ勘違いしていたけど、今はだいぶ頭の中を修正できたかな。

■ウェビナー

ウェビナーは結構前から無印でも利用できていますが、正直普通の会議に毛が生えた程度の認識です。それが Premium だとさらに高度な機能が追加されるようです。自社でウェビナー開催している場合、いろいろ条件をクリアできないから結局ライブイベントで開催しているところもあると思いますが、この Premium の高度な機能がその条件をクリアできるとイイですね。

▼舞台裏用のツールを使ってプレゼンテーションを簡単に

グリーンルームなるものはウェビナー開催前の準備ができる部屋らしいです。開催前に音声やカメラのチェックやスライドなどコンテンツの共有をチェックしたり、テックチェックやリハーサルができる部屋らしいです。出席者とチャットやQ&Aができるという点はちょっとよくわからないけどウェビナー開催前にもチャットやQAができるって意味かな。

▼出席者の関心と集中を保つ

これもよくわからないですね。キュレーションってなんですの?なんとなくですが、出席者の画面に表示させるものを制御できるのかな?と思っています。たとえば上のスクショのように共有コンテンツとその中の話者のカメラ映像は出席者に表示されているけど、話者以外の発表者のカメラ映像は左の「 Off screen 」ってところに入っているので、出席者には表示されない、とか。

▼出席者とのつながりを保つ

ウェビナーのリマインドを自動送信できるらしいです。

▼登録のワークフローを効率化

ウェビナー申込者についてですね。定員がある場合は、定員オーバーした時の順番待ちリストを見たり。手動承認ってのはアレかな?重要な顧客をコッソリ優先的に参加させたりとか大人の事情的な時に融通が利くようにする感じかな?


という感じで一通り大枠の機能については眺められました。特に「安全」のところはまだちゃんと把握できていないので今後さらに勉強しておかないと。でもやはり興味があるところは便利機能あたりです。すでに試用できるので試していこうかと思います。

例えば仮想予定やウェビナーあたりは別のツールやサービスを使っていたり、他にもアドオンを入れて要件を実現させていた場合は、 Premium を導入して寄せることで無駄なコストを減らしたり、別々のツールやサービスをやめて Microsoft Teams 一つにまとめることができるという言い方も Microsoft はしています。

悩ましいのがおそらく読者の大半は「 Microsoft Teams Premium は関係ないや…」なのかなぁ?と。追加費用が発生する時点で無印に比べると利用者数は少ないですからね。また便利機能だと思ったら「なんだ… Premium か…」となってしまうと思います。ライブキャプションの自動翻訳機能みたいに。なので、本ブログもカテゴリーを無印と Premium で分けたり、 Premium は記事タイトルか内容の冒頭に注意書きを入れておくなどの必要がありそう。そして僕自身が Premium の機能だと把握しない場合もあるので、なかなか難しい。いや、そもそも僕も試用期間が過ぎたら Premium ライセンスを購入しないと使えなくなるんだった…。

という事で、今日のところはいったんここまで。すでに情報はたくさん出ているので皆さんも興味があれば調べてみてください。僕もどこまで関われるかわからないけど、継続して発信していければと思います。

TAICHI