皆さん、 Yammer 使っていますか?何かと「 Microsoft Teams と Yammer の使い分けがわからない」と Microsoft Teams と比較されがちですが、ぜひ「 Microsoft 365 Teamwork 」の図を参考に有意義に使っていただければと思います。某弊社テナントでも弊家族テナントでも Microsoft Teams と Yammer はしっかり両者ともに利用しています。
Microsoft 365 teamwork: Vision, product roadmap
https://techcommunity.microsoft.com/t5/microsoft-365-groups/microsoft-365-teamwork-vision-product-roadmap/m-p/219661
で、 Microsoft Teams が出てきた事によって「 Yammer は終わりだ」なんて言う人もいましたが、現時点でも New UI (新しい Yammer )が登場したり、 Microsoft Teams 内に Yammer コミュニティアプリが登場したり、進化していってるので、終わりではないと思っています。
Microsoft Teams の Yammer コミュニティアプリの方も今弱点の一つの「検索できない」という事も、近々検索機能が追加されるようです。
さて、ようやく本題です。
今月初めに以下のようなメッセージが Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに出ました。
▼ Yammer の反応の紹介
相変わらずの日本語訳だけど、要するに New UI にすれば「いいね!」のバリエーションが増えますよって事です。で、ワクワクしていたら弊家族テナントの Yammer に展開されました(まだ展開中なので未展開のテナントも多いかも)。
では実際に触ってみます。
▼上部の「 新しい Yammer 」のトグルはオンにしてある状態です
▼「いいね!」にマウスホバーさせるだけで6種類のアイコンが表示されました
さらにそれぞれのアイコンにマウスホバーすると名前が出てきます
▼従来からあるのは「いいね!」
▼ハートは「大好き」
▼「笑い」
▼「祝う」
▼「感謝」
▼「悲しい」
というわけで、実質5種類が追加されたという事になります。
ではハートの「大好き」をクリックしてみると…
▼こんな風になります
ここからはUI的に気付きにくいところを紹介します。
▼右側のリアクション数表示もそれぞれのリアクションごとにアイコンが
ここでも小さいけどそれぞれのアイコンにマウスホバーすると誰がリアクションしたのかがわかります。このように「自分」で大好きとかもできちゃうんですよね…。そしてこの小さな各アイコンをクリックすると…
▼そのリアクションでフィルターがかかった状態でリアクションした人の一覧が表示されます
この上部のタブから他のリアクションやすべてのリアクションした人の一覧も表示できます。
更に、複数人のリアクションがある場合は、
▼「他〇名」の「〇名」のところもマウスホバーするとツールチップが表示され
▼クリックするとすべてのリアクションした人の一覧が表示されます
そのくらいかな。
Microsoft Teams のリアクションの種類と若干違うところも興味深いです。
Microsoft Teams :いいねボタンにバリエーションが! ( Variation of Like button )
Microsoft Teams の方には「怒ってる」というリアクションががあるけど Yammer の方にはそれがなく「感謝」なんてリアクションがあったりして、その意図はわからないけど、どちらかというと Yammer の方が前向きでポジティブに使って欲しいという意味が込められているのか?なんて完全に邪推ですが思ったりしました。
いずれにせよ、リアクションの種類が増える事は良い事ですね。 Microsoft Teams のリアクションが増えた時も当初は「業務でハートなんて(特に上司に)使えない…」「女性にハートを押したらセクハラ?」などなど、受け入れられない反応も見受けられましたが、1年以上過ぎた今となってはそういう事を言う人はほとんどいなくなったような気がします。徐々に文化も変わっていくのか?それとも文句を言っていても仕方ないので自分なりの独自ポリシーに従って例えば「サムアップしてる従来からのいいね!しか私は使わないぞ!」というところに落ち着いたのか?それともまた Yammer にこのように展開されたら同じ事を繰り返すのか?
逆に Slack では(正式名称はわかりませんが)絵文字リアクションでしたっけ?それがカスタムできるので、更に表現力高いリアクションができたりして、そこから見ると Microsoft Teams や Yammer はまだまだ足りないと思えてしまうのかもしれないですね。