▼チーム作成時のプライバシー設定の選択肢に新たに「組織全体」が追加されています
先日、「組織全体」チームが作成できるようになってるという噂があったのですが、自分のテナントでも作成できるようになっていました。
これって、一番最初に気が付いたのは、無償版 Microsoft Teams の登録時に勝手に作られている最初のチームが「組織全体」ってなっていた事を発見した時でした(以下の記事で紹介しています)。
無償版のメンバー上限は組織全体で300ユーザーだけど、 Office 365 の Microsoft Teams の場合は、 Office 365 グループのメンバー上限が2,500ユーザーだったのに引きずられて、 Microsoft Teams のチームメンバーの上限は2,500ユーザーです。なので、この「組織全体」を選択できる環境は限られているのでは?と推測していたのですが、正式なページが公開されていました。
Create an org-wide team in Microsoft Teams
https://docs.microsoft.com/en-us/microsoftteams/create-an-org-wide-team
例によって英語が苦手なので Google 翻訳先生の全面的な協力の元、大事そうな部分だけリストアップしてみました。
と、こんなもんでしょうか。
また、ベストプラクティスが提示されています。
たぶんだけど、一般チャネルで大人数でワチャワチャやるとカオスになるから、そこは所有者が告知文を投稿するなどに利用して、基本的にはメンバーは一般以外のジャンル分けされたチャネルで整理して会話しましょうという事かな。
▼設定結果(メンバーだと一般チャネルにメッセージ送信できない)
組織全体だと人数が多いのでチームメンバー全員宛のメンションは過負荷を与えるのでやめましょうと。過負荷(英語ではoverloading)の意味がイマイチ良く分からないけど、システム的な負荷という事?ではなさそう。運用上という事かな?通知がガンガン届くのでメンバーがウンザリするとか。
チャネルを作成する際にメンバー全員に自動的にお気に入りに入れる設定があるけど、重要なチャネルの場合はその設定にしましょうとの事。
組織全体チームは Yammer みたいなSNS的な使い方っぽいですね。チャネルが Yammer で言うところのグループという感じで。あとは、今までは SharePoint で実現させていた社内ポータルの全社掲示板みたいに流れてしまうフロー情報なども置き換えられそう。
組織によってそれぞれ都合があるので、多様な使い方ができる事は良い事ですね。ただ、このように機能や設定次第では各サービスと利用方法が被る領域が出てくるので、自分の組織にとってどういう使い方・使い分けがベストであるか?ユーザーである従業員がその思想について来れるか?など、道がたくさんあるが故に検討が難しくなりますね。制限事項や仕様なども考慮しなければいけないし、それぞれのサービスの Microsoft が示す方向性も考えないといけないし。
むしろ開き直って、「好きなもの使えばイイんじゃない?使われないよりはマシだし。」くらいの考えもアリなのかもです。