※本記事は、商用利用の Microsoft Copilot の話です。
まず、本来は「 Microsoft 365 Copilot 」じゃなくて「 Microsoft Copilot 」と書くところですが、マジでややこしいのでひとまず Microsoft 365 Copilot という表記を使う場合があります。(詳細は以下の記事に)
Microsoft 365 Copilot アプリは Microsoft Copilot アプリになりました(わけがわからない!)
また、 Microsoft Copilot はマルチモデルを謳っていて、中身は Claude や GPT などのモデルを使っているし、使い分ける事もできますが、モデルの各メーカーが最新モデルを出す度に記事を出すのもダルいし意味あるのか?という疑問も自分自身にあり、最近多忙な事もあって放置していましたが、まぁ今回みたいに気が向いた時には記事を書くというスタイルでよろしくおねがいします。
という事で本題です。もうすでに「今の〇〇の最新モデルは?」とか言われたら答える自信がないのですが、日本がシルバーウィークで多くの人が休んでる間に、 OpenAI も Anthropic も新しいモデルを出してきましたね。
Introducing GPT-6 Sol and Luna
https://openai.com/index/introducing-gpt-6-sol-and-luna/
Introducing Claude Opus 5.5
https://www.anthropic.com/claude-opus-5-5
GPT-6 は、 GPT-6 Astra と同様の手法でトレーニングされ最先端性能を支える進歩を、より高速で手ごろな価格にしたモデルとのこと。 Claude Opus 5.5 は、Claude Fable 5.1 と同等の性能を発揮し、 Opus 5 よりも40%低いコストで実行できるモデルとのこと。生成AIマニア以外はピンと来ませんが、両者ともに少し前に発表されて話題?になった Astra や Fable の凄さをある程度キープしながら、スピードやコストが低い(つまり使いやすい)という点は共通している感じですね。まぁ、生成AIマニア以外としては、最新モデルが出たら「より良いモデルがまた出たみたいね」くらいの認識で良いと思いますね。
SNSの界隈では Microsoft Copilot のモードセレクターの「自動(オート)」が良くないという声をよく聞きますが、正直なところ僕レベルでは自動がクソだと思った事はなく、ほぼ自動のままで使っています。これは色々なところで同じことを何度も言ってますが、 Microsoft Copilot の強みの一つが「マルチモデル」であり、生成AIマニア以外のユーザーが意識せずにその恩恵を授かれるのが、ユーザーからの質問・指示文を基に Copilot 自身が最適なモデルを選択してくれる「自動」がある、という点にあると思っています。これが GitHub Copilot などITエンジニアが利用するツールであれば話は別ですが、 Microsoft 365 Copilot は、非ITエンジニア、つまりITが得意じゃない人達など広い層の人達が使うツールです。なのでITエンジニアだったら知っていて当たり前のような知識やスキルを M365 Copilot ユーザー全員に求めてはいけないと思っています。それぞれがITとは全く違う分野で主業務をやっていて、それぞれの目的を遂行する手段として利用するツールなので。だからユーザー側が極力知識やスキルを習得せずとも利用できる事が大事だと僕は信じています。
おっと、話が逸れてしまいました。
とにかく最新モデルが出ると、すぐに Microsoft も自社製品・サービスに数時間後には追加されるのが最近の流れで、そこに各モデルのメーカーとの強固なパートナーシップが発揮されているわけですが、今回もすぐに追加されました。
More Models, One Copilot – Microsoft Copilot Blog
https://techcommunity.microsoft.com/blog/microsoft-copilot-blog/more-models-one-copilot/4559035
Claude Opus 5.5 と GPT-6 Sol が Microsoft Copilot に展開され、 Word / Excel / PowerPoint / Copilot Chat / Copilot Cowork / Copilot Studio で利用可能になったそうです。
ではシルバーウィーク明けの本日、確認してみます。あ、各アプリの Copilot のモードセレクターも、コロコロとUIが変わっているので、その点も含めて。(2026/09/24 9:00 時点。またユーザーによっても展開時期に差があります。)
そうそう、 Microsoft 365 Copilot が Microsoft Copilot にアプリ名として名称変更されたのを機に、 Microsoft 365 Copilot Chat も Microsoft Copilot Chat と名称変更されたそうです。ややこしい…。
▼ Copilot Chat のモードセレクター内のGPT
あれ?こちらは GPT-6 が追加されている気配がありません。もう少し時間がかかるんですかね。
▼ Copilot Chat のモードセレクター内の Claude : M365 Copilot (Premium) ユーザー
そうなんですよね… Copilot Chat の Claude は、表記に数字が記載されていないのでわからないんです。
ということで、 Copilot Chat については、現時点で追加されていないっぽいです。
個人的に従量課金制になった Copilot Cowork には興味がないのですが、一応見ます。
▼ Copilot Cowork のモードセレクター内の GPT
GPT 6 Sol が追加されていますね。
▼ Copilot Cowork のモードセレクター内の Claude
Opus 5.5 が追加されていますね。
▼ Word のモードセレクター
Word のモードセレクターは全て展開することができるのでスクショが楽です。 GPT-6 Sol は追加されていますが、 Claude Opus 5.5 は追加されていませんね。
▼ Excel のモードセレクターの GPT
GPT-6 Sol が追加されています。
▼ Excel のモードセレクターの Claude
Claude Opus 5.5 が追加されています。
▼ PowerPoint のモードセレクターの Claude
Opus 5.5 が追加されています。
▼ PowerPoint のモードセレクターの GPT
GPT-6 Sol は追加されていませんね。
▼ PowerPoint のモードセレクターの Grok
Grok 4.5 があります。
▼画像生成
ここはコロコロ変わります。まず以前あった Microsoft AI の MAI Image 2.5 Flash が消えています。そして Flux.2 Flex も一時期消えていましたが、今は復活しています。そして今朝SNSを見ると、 GPT-Image-2.5 も PowerPoint で使えるようになったというポストもあるけど、僕のユーザーは今のところない。
という感じで Microsoft の発表された一通りは確認したかな( Copilot Studio 除く)。
こうして一通り見渡すと、各社から最新モデルが追加されればすぐ追加されるけど発表とはバラツキがあったり、発表と関係なくモデルが消えたり増えたりするしUIも変わっています。とにかくややこしいけど、生成AIの進化がすさまじいので仕方ないところもあるでしょう。また、やはり気になるのがUX(ユーザー体験)向上を目的に一貫性を Microsoft としては意識している昨今の色々のアップデートの中、せめて Word / Excel / PowerPoint の Copilot のUIは統一してほしいところです。モードセレクターだけでもバラつきがありますよね。細かいところだとモードセレクター内の Claude と GPT の並び順もバラバラだし。大企業だから仕方ないにせよ、各製品チームで足並み揃えてほしいです。
そうです、シレっとモードセレクター内で紹介していますが、 Microsoft 365 Copilot に SpaceXAI の Grok が追加されています。こちらは2026/09/18に提供開始されました。ただし、管理者が設定をすればです。
Grok はSNSのXでも利用できますが、Xをやっている人は決して多くはないですよね。簡単に言えば、あのイーロン・マスク氏が率いるAIの会社のモデルだと思ってもらえば良いかな?たぶん。
2026/09/18 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。
▼Microsoft Copilot:SpaceXAI サブプロセッサ管理者設定
現時点では、 SpaceXAI が Microsoft Copilot のサブプロセッサとして追加され、フロンティアユーザー向けに Word / Excel / PowerPoint で Grok が利用できるけど、現時点では管理者設定で既定は無効化されており、有効化しないと利用できません。
▼ M365 管理センターの該当設定部分
このように SpaceXAI が追加され、既定は無効だったけど、僕は有効化しました。そしてメッセージ内では Word / Excel / PowerPoint で Grok が利用できるとの事ですが、僕の環境だと Excel にはまだ追加されていません。
現時点ではフロンティアユーザー対象であるという事と、管理設定は既定で無効化されているという事もあるので、おそらくそのうち一般ユーザーでも利用でき、 Anthropic モデルが解禁された時と同様に、管理設定も既定で有効になる時が来ると思います。「マルチモデル」と謳う中で、 OpenAI からはじまる Anthropic が追加され、そして SpaceXAI が追加されていく事で、徐々に選択肢が増えていきますね。一方で、 Microsoft 製のモデルはどうなんでしょうね。上述の通り、 PowerPoint の画像生成から MAI Image が消えている事。これはたまたま今消えてしまっただけなのか?そして僕が興味を失った Copilot Cowork にも低コストで実行できる Cowork 1 というモデルが登場するというアナウンスは6月頃にあったのに、それっきり話を聞きません。 Azure 界隈では MAI の話は見かけますが、 Microsoft 365 Copilot の世界には今後どう入り込んで来るんですかね?
という事で、10月から新しい会社で働くので、徐々にリハビリを兼ねて記事を書き始めていますが、この9月は他に色々とやることがあって、 M365 および M365 Copilot の情報収集を最低限にしてしまったので、10月から乗り遅れないようにがんばらねば。
そして最後に、くどいようですが、生成AIマニア以外は、最新モデルについては「ふ~ん、また性能がアップしたんだね。」くらいで良いと思います。時が経てば勝手に恩恵に授かるわけなので。