OneDrive for Business (以下 ODfB )や SharePoint のライブラリにPDFファイルを保存した場合、以前から PDFファイルを編集する事はできていましたが、テキストボックスで注釈を入れられるようになったのが去年2024年8月頃。
そして、この時のスクリーンショットを見ると、PDFファイルをファイルビューアーで表示して編集モードにした時のツールバーは縦長で左側にありました。
▼以前のツールバーの位置
これが今回ツールバーのレイアウトが変わったのと、一部機能強化されたとの事です。
2025/03/08 (僕の誕生日)付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに、以下のメッセージが公開されました。
▼ (更新済み)Microsoft OneDrive と Microsoft SharePoint: PDF を編集するための新しい注釈レイアウトとツール
以前より直感的なデザインを特徴とした新しいPDF注釈レイアウトとの事です。また、ペンと蛍光ペンの注釈をピクセル単位で削除できる消しゴム機能の強化との事です。では試してみます。
▼ ODfB でPDFをファイルビューアーで表示
右上の「編集」ボタンで編集モードに切り替えます。
▼編集モード
このように以前は左に縦長の注釈用ツールバーがありましたが、アップデート後は上部に横並びでバーが表示されるようになりました。また、以前のツールバーはアイコンのみでしたが、アップデート後は各アイコンの横に文字も記載されていますね。これが直感的になったかどうか?というと良く分かりませんが、アイコンのみから文字も記載されたという点ではそれぞれ何ができるのかわかりやすくなりましたね(それが直感的という表現で妥当かはわかりません)。ただ、以前のツールバーはスクショを見る通り、バーがコンテンツの上に被さっているので邪魔にも思えます。アップデート後は完全にコンテンツの上部なのでコンテンツに被らず邪魔ではなくなりましたね。
また消しゴム機能の強化ですが、これはたしかに触ると1pxかはわかりませんが細かく消す事ができるようになっています。ただアップデート前を確認する術がなく、アップデート前がはたしてもっと粗く消す感じだったかどうかはわかりません。あ、あとテキストボックス内のテキストは消しゴムの対象外ですね。これはなんとなくできないのわかりますよね。テキストはテキストなので1文字ずつ削除ですね。
という事で、PDFファイルにファイルビューアー上から注釈をつける事をよくやる人にとっては、ツールバーの位置が変わったので初見は混乱しそうですが、すぐに新しい場所は見つけられるし、大きな操作性の変更はないので大丈夫でしょう。むしろこのくらいは柔軟に対応できないと Microsoft 365 をなかなか利用できないですよね。