こちらおそらく結構前から変わっていて、しかも Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターを見る限りだと該当メッセージが見当たらないので、シレっとアップデートされたか該当メッセージが削除されたか、わかりません。
たぶん数か月前からちょいちょいとSNS上で「テーブルのツールバーが変わった」というポストが散見されました。ふ~ん、って思いながら滅多にテキストWebパーツでテーブルを使う事がないので放置していましたが、最近ふと触る機会があって追加してもたら全然変わっていたので紹介します。
とはいえ…前がどうなっていたかもよく覚えていません!当ブログの過去の記事から探しても、一番最新でも去年2024年9月頃の以下の記事に少しテーブルについての記載もありました。
この記事内でもやはり久しぶりに触ったから前の様子がよくわかっていない旨の記載がありましたわ。とにかく1年前の機能強化されてもこのくらいだなぁと認識しつつ、今が大事ですからね!今のテーブルを見てみます。
▼テキストWebパーツ
テキストWebパーツ上部の書式設定ツールバー内のテーブル挿入の部分です。ここらへんは2024年9月頃と同じかな?テーブル挿入のボタンを押すと既定で3×3のテーブルが挿入されるし、ボタンの横の下矢印ボタンを押すと、自分の好きな行と列でテーブルが挿入できますね。ではテーブルを挿入します。
▼テーブルとテーブルのツールバー
ほうほう、たしかに変わった(ような気がする…)。なんか大の字になってる人間のボタンもありますね。これはおそらくアクセシビリティのヤツですね(そういえばそれも記事にしていなかった…)。
▼一番左はレイアウト
なるほど。レイアウトは既定が「プレーン」になっていて、他に色々と変更できるようなので、まずはレイアウトを確認して自分が作りたい表のイメージに一番合うものを選んだ方が良さそうですね。
▼次はテーマ
これは既定は黒だけどもう一つはサイトのテーマに合わせたテーマでしょうね。2つしかないの?って思うかもしれませんが、カラフルにすれば良いってものでもなく、サイトのテーマとして一貫性を持たせたデザインにした方が良いので、変に自由度がない方が僕は良いと思います。色々なところで話してるけど、学生時代に勉強ができない人ほど参考書内の文章にカラフルにマーカーで色を塗っており、結局どこが一番重要な部分かわからなくなる。一方、勉強ができる人ほど参考書内のマーカーは赤のみで、本当に大事な部分のみを塗っている…みたいな話を聞いたことがあります。カラフルにすればするほど目線が散漫してしまいますからね。
▼次は罫線
へぇ!こんなに自由度が増したんですね。凄いけど凝り過ぎてコンテンツ作成に時間をかけ過ぎないようにしたいですね。
▼あれ?変更してるのに全然反映されない?
そうそう、これ陥りがち。選択しないと適用されないんですよね。
▼適用したい範囲を選択してから、
▼適当に変更するも、コレジャナイ感が…
ここで気が付きました。元に戻したくてもやり直しが効かない事に。コレジャナイと思って[ Ctrl + z ]を押しても何も起きない。気を取り直して、
▼塗りつぶす色です
なぜかボタンの吹き出しの最後に「です」と文章になっているボタン…。そしてさっきテーマの部分でカラフルにすればイイってもんじゃないから SharePoint のある意味制限された既定に身をゆだねる方が良い的な事を言ったのに…さっきの罫線と言い塗りつぶす色ですと言い…色選択の自由度高い。モダンUIが出た頃はもっとガチガチで不満の声が多かったけど、徐々に機能アップデートがあるほど自由度が増してきましたね。それを好む人もいるでしょうけど僕はむしろマイナスだと思いますよ。Webデザイナーが責任もってコンテンツを作るなら良いけど、そうじゃない人達が作れるのが SharePoint の良さでもありますが、Web制作のスキルが必要なくとも、ユーザビリティやアクセシビリティの知識は必要だと思います。その知識がなくてコンテンツを作ると大事な情報が受信者に届かない・届きにくくなります。とはいえ、まだ紹介していませんが、ユーザー補助アシスタントが出てきたので、それに助けてもらって自由かつ配慮したコンテンツ作りができるのかもしれないですね。
▼とりあえずこれはなかなかヒドイ
これじゃヘッダーがヘッダーの役割果たしていませんね。でもあえてダメな感じで設定していきます。
▼行と列の追加
▼行と列とテーブルの削除
ここらへんはわかりやすいので試しません。
▼段落の挿入
これはなんだろう?と思ったらテーブルの外の話でした。テーブルの前後(上下)に空の行(余白)を追加する動きです。
▼分割
おっと、これは Excel で皆さん大好き「セルの結合」の反対のセルの分割ですね。
▼セルを分割しました(真ん中の列の下の行)
▼結合
そしてセルの結合。これはあらかじめ2つ以上のセルを選択しないとグレーアウトが解除されません。選択したあとにボタンを押すと、
▼セルが結合された
カオスな表ができてきましたね。更に触る前に表っぽく文字を入れておきました。
▼表らしく(見づらい…)
▼コンテンツを整列する
これは選択したセル内のテキストの位置ですね。
▼ヘッダーをセンタリング
▼テーブルの配置
これはテーブル自体の位置ですね。この場合はWebパーツ全体に広げているので効果はわかりませんが、Webパーツ全体に対してテーブルの横幅が小さい場合は、位置を調整したい時に使いますね。
▼最後の大の字の「テーブルのアクセシビリティ」
さて、ここまでわざとヒドイ表に仕立て上げたのはこの機能がどう指摘してくれるのか?を試すため。これだけヒドイ表を作ってアクセシビリティはどう指摘してくれるのか?
▼ん?
なんか思ったのと違う…。そしてどういう意味なんでしょうか?この上のチェックマークの付いた上の2行はクリックしてみたけどイマイチ意味がわかりませんでした。なんか説明がもっと欲しいところです。「代替テキスト」はわかります。テーブル自体の意味の説明ですね。おそらく視覚障害のある方向けにどういう表なのか?を説明を入れる事で補助する目的ですね。
テーブルのアクセシビリティに関してはガッカリ感がありますが、本筋とは離れるけど念のためページのユーザー補助アシスタントを見てみると、
▼ユーザー補助アシスタント
重大な問題は無いだけど指摘事項としてテーブルヘッダーがない旨とテキストとセルの背景のコントラストがうまく取れていない旨がありますね。これはまずまずですね。
という事で、滅多にテキストWebパーツにテーブルを挿入した事がなかったので、久しぶりに1つ1つのボタンを確認してみました。結構柔軟性は高くなりましたね。ただ柔軟が故に見づらいコンテンツになりかねないので気を付けましょう。そして設定した後に元に戻す方法が見当たりませんでした。元からそうでしたっけ?