これは僕にとっては待望のアップデートです。かれこれ半年前くらいからずっと待ってました!
Microsoft Teams の会議は、チームメンバーとパパっと会議するならそのまま会議してしまえば良いけど、「大人数の会議」「役員など偉い人が参加する会議」などトラブルや失敗をなるべく回避したい会議、発表者が決まっている会議などにおいては事前準備として「会議のオプション」を使うとトラブルや失敗の可能性を減らせます。例えば特定の人以外はマイクをオンにできない・カメラをオンにできない・チャットができない・リアクションができないなどの制御系もあれば、忘れがちな会議の録画を自動でスタートしてくれる設定など。会議のオプションに関してはその前に「会議の役割」というものを把握しておく必要があったりして、そこらへんは実は某弊社の YouTube のチャンネルで動画にしているので、今フワっとしか把握していない方は是非合わせてご視聴ください。
で、この動画内でも会議開催前に会議のオプションの設定をする際にはブラウザーでオプション画面を開いて設定しています。今まではこのように Microsoft Teams 内でなぜか会議のオプションの設定をする事ができなかったんですよね。あ、この言い方、正確には間違っていました。会議ウィンドウからは会議のオプションは設定できます。
約3年弱前に会議ウィンドウからは会議のオプションが設定できるようになりました。まぁ会議ウィンドウは基本的には会議中に開くものだから、つまり会議中に会議のオプションを変更したい場合に利用するのが基本だと思います。
なので話をまとめると、基本的には会議のオプションは会議開催前にはなぜかブラウザーで画面を開いて設定をし、会議中の場合は会議ウィンドウ内で設定ができるという事です。不思議ですよね、全部デスクトップアプリ内で設定できるようになれば良いのに。
と思っていたら、ウェビナー機能が登場した去年2022年12月あたりにウェビナーをスケジュールしようとすると画面右に会議のオプションが表示されるようになったんです。
▼2022年12月当時のウェビナーのスケジュール画面(現在はUIが違う)
でも通常の会議のスケジュール画面だと、
▼2022年12月当時の会議のスケジュール画面
このように会議のオプションはありませんでした…。で、たしかその前の Microsoft Ignite の何かのセッションで見たのかな?とにかく通常の会議のスケジュール画面にも会議のオプションが表示されているのを見た気がして、そこからずっと待っていたというわけです。
いつものごとく前置きが長くなったけど、そこからずっと待つ事半年以上ですが、ようやく先週あたりから通常の会議のスケジュール画面でも会議のオプションをブラウザーで開かずとも設定できるようになっていました。(探したけどたぶん Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターにはアナウンスなかったっぽいです)
で、僕の環境(標準リリース)でもようやく展開されたので見てみます。
▼カレンダーの「+新しい会議」orその横の矢印メニュー内「会議のスケジュール設定」をクリック
▼今は別ウィンドウで会議のスケジュール画面が開きます
この右ペインに会議のオプションが表示されています!
▼右上の歯車アイコンの「オプション」をクリックすると右ペインが開閉されます
僕が触ったところ既定で開いていますが、もし表示されていない場合はこの歯車アイコンの「オプション」をクリックしてみてください。それすらなかった場合はまだアップデートが展開されていないかもしれないので展開されるまで正座で待機です。
▼「その他のオプション」をクリックすると、
▼真ん中にボックスで表示されます
スクロールしないと全部表示されないのはちょっと微妙ですが、それでもデスクトップアプリから離れることなく会議のオプションが設定できるのは良い事ですね。
一度会議をスケジュールした後に会議のオプションを変更したくなったので、スケジュールした会議の編集画面を開くと、
▼あれ?会議のオプションは??
そうなんです。右ペインに会議のオプション表示できないんです。おいおい、新規作成時のみ?結局、一度作った会議のオプションを開くには、ここの上部バー内の「会議のオプション」もしくは下の案内文下部の「会議のオプション」を Ctrl キー押しながらクリックするしか方法がない感じです。これはガッカリ…。
という事で、ガッカリ部分もそのうちアップデートを期待しつつ、会議のオプションを良く利用する人にとってはちょっとした事かもしれないけどうれしいかと思います。