いやぁ、待ちに待ちましたよ!世間では展開開始されてるのに僕の環境には全然舞い降りて来なかったアップデート。別のリアクションについての過去の記事のアクセス数が急上昇しているので臨時情報を書き加えたくらいです。
これ、なんでこんなに検索からのアクセス数が急上昇しているか察しがつきます。 Microsoft Teams においてだいぶチャットのリアクションの利用も定着していていて、ただ以前から他のサービスに比べてリアクションの数が6種類と少なくて不満点だったのがリアクションの数が増えるという事は多くのユーザーにとって待望だったかと。そして Microsoft 365 は機能アップデートが世界中で一斉に変わるわけでもなければテナント単位で一斉に変わるわけでもなく、段階的にユーザー単位で展開されていくので、社内でもバラバラに展開されます。なので、運良くいち早く展開された人が新しいリアクションを使ってみたり社内で喜びの声をあげると、展開されていない人達が「あれ?なんで私は展開されてないの?設定が必要なのかな?調べてみよう」という具合にネット上で検索しているんだと思います。
さて、そんな事もあるので、まだ機能アップデートが展開されていない人にとっては「正座で待機」をするしかないという残念なお知らせをまずはしておきます。僕もメインで利用しているアカウントではまだ展開されていませんよ…。一つ先行して使ってみたい場合はパブリックプレビュー版に切り替えるという選択肢はありますが、会社によっては切り替えられない設定にされているところも少なくないだろうし、そもそも動作保証外になるのでオススメはしません。
2022/09/09 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターに以下のメッセージが公開されました。
▼(更新)チームでの反応の拡大
これが結局プライベートプレビュー版では9月下旬までに展開完了していたけど、一般展開がようやく12月中旬から開始されて遅いと来年の1月下旬までに展開完了するという事ですね。いやぁ、まず一般展開された事をSNSなどで観測し始めたのは12月上旬なので若干フライング気味だったのと、上で「展開がまだな人は正座で待機」って書いたけど、つまり(日頃の行いが悪い)運の悪い人は1月下旬まで待たなければいけないハメになると…。早く周囲と一緒に使いたい機能なのにジラされます…。
とにかく、僕の検証用のユーザーでようやく展開されたので触ってみます。
▼いつもの光景
チャットのメッセージにマウスホバーさせると上部に6種類のリアクションの絵文字が表示され、
▼クリックしたところ
これは見慣れた光景ですね。
▼なんか違う
まずメッセージにマウスホバーさせた時の上部は6種類から4種類に減り、その右に右下に「+」があるボタンがあります。ということでこれは僕の推測だけどここに表示されている4種類が一番多く利用されているリアクションの種類なんじゃないか?と思います。また良く見ると、メッセージにリアクション済になっている絵文字の表示位置が違いますね。右上から左下に移動されています。
▼新旧のリアクション済の絵文字の表示位置の比較
では、アップデート後の方を更に触っていきます。
▼この「+」が付いたアイコンをクリックすると、
▼リアクションの選択ボックスが表示されます
あ、これはリアクションではなくメッセージに絵文字を入力する時のボックスとほぼ同じですね。
上部に検索ができるので、
▼こうやって検索で目的の絵文字を見つける事も可能
で、ボックスの下には各カテゴリー分けされていて、そこから探すも良し。ただし6種類から一気に800種類以上になるので、探すのが大変ですね。皆さん、そこで毎回リアクションに凝って探すのに時間を奪われて生産性落とさないように気を付けましょう!そもそも「メールだと返信に時間がかかるけど、チャットなら容易にリアクションができるので時短にもなる」なんてビジネスチャットのメリットというか謳い文句があったじゃないですか。それがリアクションを探すのに時間を取られていては意味ないですからね。
できればお気に入りの絵文字を使ったら「最近」のところに貯まると思うから定番を選ぶくらいで、あとは何か特別表現したい時は検索でさがし、パパっと探して見つからなかったら諦める。他人が使ってたらその人に「どのカテゴリにありました?」って聞けばイイかも。そのくらいにしておきましょう。
機能的にはアップデートされてもシンプルです。これ以上は特に説明する事はありません。以下は軽く触ったところで気になる点を書きます。
展開後のユーザーが旧来の6種類にはない絵文字でリアクションをした場合、未展開のユーザーにはどう見えるのか?
▼展開されたユーザーがウンチを選んでみたら、
▼未展開のユーザーにもウンチのリアクションが表示される
これはちょっと未展開のユーザーはかわいそうですよねぇ。急に見慣れない絵文字のリアクションがあって自分は使えない。使える人達が楽しそうに色々なリアクションの絵文字を使うけど、未展開のユーザーは参加できない…。これは悲しい。
ただし、一つだけ未展開のユーザーでも新しい絵文字を利用できる方法がありました。それは…展開済ユーザーに便乗する方法。
▼展開済ユーザーが付けたリアクションをクリックすると、
▼未展開のユーザーでも便乗してリアクションできる
まぁ、誰かがその絵文字で先にリアクションしていないと便乗できませんけどね…。やはり悲しい。
これまでチャットのメッセージを見てきたので、チャネルのメッセージの方をみてみます。
▼チャネルのメッセージでも利用可能
▼リアクションがこのように表示されます
一つ気になるのがチャネルのメッセージのリアクションだと「最近」がないんです。
▼チャットとチャネルの比較
なんで!?最近がないと結構不便なのでチャネルの方も最近が出てくれる事を祈りましょう。
という事で展開された方々は楽しんでください。未展開の方々は悔しいけど正座で待機しましょう。そしてしつこいようですが、絵文字に凝って生産性を落とさないように気を付けましょう。欲を言えば、ユーザーがオリジナル絵文字を画像で追加できたり、テナント単位で管理設定で追加できたりするとイイですね。会社にマスコットキャラクターがいたら追加したり。