Microsoft Teams デスクトップアプリは元々は1つの画面で切り替えて色々な操作をしていたけど、徐々に「ポップアウト」「ポップアップ」など表記揺れがあるもののいわゆる別ウィンドウで表示される機能が徐々に追加されてきました。
この記事は2年前に書いた記事ですが、ここから更に今は増えて少なくとも5種類の別ウィンドウ表示される機能があります(もっとあるかも)。そして今回更にもう1つ別ウィンドウで表示される機能が増えました。会議のスケジュール画面です。
会議をスケジュールしようとカレンダーから新規会議のスケジュールフォームを開いて必要事項を入力していた時に、気になるチャットの通知が来たのでチャットに画面を切り替えて用が済んだらまたスケジュールフォームに切り替える…とか、会議をスケジュールする際に議題を書こうと思ったけど前回の会議内容やチャットでやりとりした内容を見ながら書きたい場合…など、イチイチ画面を切り替えたりするところで無駄な動作と思考の分断が発生しがちです。そういう時に会議のスケジュール画面が別ウィンドウで常に表示されていれば、 Microsoft Teams のメインウィンドウの方で別の作業や確認を横に並べてやったりもできるかと思います。おそらくそういう要望が多かったのか、会議のスケジュール画面が別ウィンドウ表示されるようになりました。
2022/09/28 付けで Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターの以下のメッセージが公開されました。
▼(更新)Microsoft Teams: Teams カレンダーにスケジュールフォームのポップアウトが含まれるようになりました
今朝、僕の環境で展開された事を確認したので触ってみます。
わかりやすいように Microsoft Teams のデスクトップアプリを1画面全部広げずに少し小さくして、デスクトップ1画面のスクショを表示します。
▼ Microsoft Teams のアプリでカレンダーから「+新しい会議」をクリックすると、
▼このように会議スケジュール画面が別ウィンドウで表示されるようになりました
これは同ウィンドウで切り替わるか別ウィンドウかを選択できるわけじゃなく、このアップデートが展開されると勝手に別ウィンドウで表示されます。チャット画面を別ウィンドウで開くかどうかの選択は設定画面からできるけど、こっちにはどうも選択肢はないようです。でもこれで会議をスケジュールしながら別の操作をしたり確認しながらスケジュールを作成できますね。
▼ちなみにブラウザー版の方は別ウィンドウではありませんでした
新規スケジュール画面はわかったけど、既存のスケジュールされている会議はどうでしょうか?
▼カレンダーから既存のスケジュール済の予定をダブルクリックすると?
▼こちらは別ウィンドウではなくメインウィンドウ内で遷移しました
と思ったら、良く見ると右上の方に…
▼なんか見慣れないアイコンがあります
マウスホバーさせると「 Pop out meeting details 」と日本語訳が追い付いていないのか英語表示があるけどポップアウトするって書いているのでクリックしてみます。
▼別ウィンドウで開きました
という感じで、何故かスケジュール済の予定・会議は同ウィンドウ内で遷移し、右上のアイコンで別ウィンドウ表示も可能になるという仕組みです。新規スケジュールも既存スケジュールの確認も操作感は統一した方がUX的には良いと思うんですけどね。何か意図があって挙動が違うんでしょうね。
という風にシンプルな仕様変更でした。嬉しい人には嬉しいんじゃないかと思います。
記事のネタとしてはここで終了で、ここからは完全に付録です。
この仕様変更が原因かもわからないのと、致命的なものではないのと、そのうち修正されると思うので付録的に紹介します。偶然バグっぽいものを発見しました。
▼チャットに添付された画像をクリックすると、
▼ファイルビューワーが開きます
これは通常の想定内の挙動です。注目してほしいところは左上。今は「 Microsoft Teams 」と表示されています。
さて、これを覚えてもらった後に、
▼スケジュールした予定を開きます
開いた後に、またさっきのチャットに戻って画像をクリックしてファイルビューワーを開くと、
▼なぜか左上が「 Microsoft Teams 」じゃなくて、さっき開いたスケジュールされた会議の会議名が表示されてる!
一応報告しておこうと思います。